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イタリア滞在59日目

ボローニャのケーリーに行ってきました。約1ヶ月ぶり。ホストはクリスティーナという女性。前に行った時も感じたけれど、クリスティーナは周りをぐいぐいと引っ張って讃えるべきところをしっかり讃え、盛り上げる。とっても素敵な女性で、ケーリーオーガナイザーはこうじゃなきゃな〜と思ったりしてる。アイルランドのケーリーもいくつかみてるけれど、個人的には一番好きなホスト。

午前中に3時間のワークショップ。午後に4時間のケーリー。お昼休憩は1時間半。「みんなランチはどうするんだろう?」ととっても不安だったけれど(なにせ僕が滞在しているのは美食の街、ボローニャ)、こういう時は何も考えず流れに身を任せて特に何も用意せずに出たとこ勝負で行きました。

朝はブリオッシュ。ふだんは食べなくて、旅だからこそ。人からお薦めしてもらったOsteria Cappello。ホテル併設でみなは朝食を食べに来る。
ブリオッシュは3種。真ん中のチョコをチョイスしました。
ブリオッシュ(クロワッサン)はミラノでもよく見るし何度か買っているけれどただ買うだけではふつうのブリオッシュにしか出会えない。パサパサしてて、生地が詰まってない。それは美味しいブリオッシュではない。ブリオッシュの最適解が何かはわからないけれど、ここのは中はもっちり、外はパリッとしていてとても美味しかった。出来立てだからこそ、かもしれない。
Da Meにもこのロゴのボトル置いていたんだよね。流行ってるのかも
"Se é vero che siamo quello che mangiamo, io voglio mangiare solo cose buone"
「食べなきゃいけないならいいものしか食べたくないよ」といったことが書かれている、と思う。大賛成。
飛んでケーリー会場近くの教会前。他の教会の前でも出店作っていたのでクリスマスシーズン限定の催しかも
前を歩くダンサーと思しき人たちが食べ物とお酒を持ってきている
到着したらもうお菓子の準備が!(10時)
飛んでランチ。「ホストが用意したの?」と聞いたら「みんなが持ってきてくれている」って言ってた。豆、ピッツァ、フリッタータ。ほうれん草のタルト、リゾット、他。
チーズ、パン、サラミ、いろいろ!
アイルランドのパンも。
当然ワインも。プロセッコ、ランブルスコ、ビール。ラベルのないtulanoというブドウのワインが面白かった。
イチオシはこの黒オリーブ
パネットーネ、チョコレート、マルメラータのタルト
マルメラータ入りのお菓子。奥にあったのはビスケットとsalme di cioccolata.
昼過ぎからは生演奏のケーリー
帰りは電車です
スーパーでローストされた鶏肉を買いました。こっちはあたり。
お肉とチーズを挟んだこれはハズレ。個人的な感想ですが、スーパーなどで売られているパンはほとんどハズレだと思ってます。パン生地から水分が失われておいしさの半分は消えている。パンの賞味期限は1日。
これは乾燥気味だからいけるかなと読んで買った。生地は悪くなかったけれど中のチーズとの組み合わせがいまいち。組み合わせもけっこー適当なんよね。吟味して選んだのに外して悔しい。


会場着いた時はテーブルにちょっとしか食べ物はなく。総勢60人くらいの人数を賄うことは到底不可能。ピザの出前でも取るのかなとワークショップ中にぼんやり考えていたのですが、お昼になる頃には食べ物でいっぱいに。食べきれないくらい。信じられないけれどみんなが自主的に持ってきたものなんだって。年齢層高めだからそこそこ裕福というのもあるけれど、こんなケーリー日本でもできるといいなと思った。とっておきのワインと美味しいイタリアンで踊り終わったみんなをもてなしたい。

ワークショップで取り上げられたのは2セット。

一つ目はLong Island Setでmayoとsligoの間がどうたらこうたら言っていた。今はアメリカに住んでいる人が作ったとか。コネマラステップみたいなちょっと変わったステップをするから新鮮で面白かった。音はクレアバタリングと一緒で、シャッフルの代わりにホップとスタンプをする。

二つ目はSidmouth Set。イギリスの地名。Gerard Batlerが作ったらしく、多分あのGerard Batler。フェスティバル用に作ったセット。このストーリーをパットさんが話したら「パット、ボローニャセットはいつ作ってくれるの?」という冗談が飛び出していた。

そう、今回のケーリー&ワークショップはPat Murphyさんが来ていたのです。英語でコミュニケーションをする人はあまり多くないのか、英語で絡んだらめっちゃおしゃべりしてくれた。

セトリはPlain/Moyculen/Arcade of Bologna/Connemara/Corofon/Borlin/Claddah/Metal Bridge Lancers/Clare Lancers。Arcade of Bolognaはここのオリジナルセットだと思うけど、おもしろムーブがたくさんあって楽しめた。ラストフィガーが難しすぎてみんな混乱してたのもおもろ。

個人的一番の発見はイタリア語が以前よりもずっと聞き取れるようになったこと。前に来たのはイタリアに来て2週間の頃で話すのも聞くのも満足にできず、でもダンスの要点はわかるから言葉はわからなくても言ってることはわかるというおもろシチュだった。今回は少し場慣れしていたのもあるけれど、ダンス解説のイタリア語はほとんど理解できて、なんなら知らない用語をきちんと推測できるようにまでなった。Cercio = Circle, Arco = arch, Catena = Chain。ダンス中の会話もコールも問題なく行えたけれど、少し込み入った質問をされると受け答えに窮するのは相変わらず。これはもう仕方ない。お世辞だけれどイタリア語もたくさん褒めてもらえた。

行く前からわかっていたことだけど、「できること」をベースにしてコミュニティに入り込むと言語の問題だけに集中できてすごくいい練習になる。ダンスで認めてもらえているから相手も気安く話しかけてくれるのは本当にありがたい。

イタリアに来たからにはリストランテやトラットリーアだけじゃなく、人々がふだん口にしているものが何かを知りたいのだけれど、期せずして日常の味を知れたのも貴重な機会となってよかった。

ボローニャ、多分イタリアで一番ダンスが盛り上がっている地域だと思うのでイタリアとアイルランド好きの方はぜひ覚えておいてください。

有料部分を買っている人でダンスに興味ある人ほとんどいないと思うけれど見本動画を貼っておく。フィガー番号間違っていたらごめん。

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346字
不定期連載。実験的に始めます。買い切り。

イタリア滞在期(2022.10~)を連載中です。イタリア料理、ナチュラルワイン、日々のこと。エッセィ。

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