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おうちで楽しむアイリッシュ

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セッションやケーリーだけがアイリッシュの楽しみ方?本を読んだり、動画を見たり、歴史を知ったり。アイルランドを知る方法は沢山あります。アイルランドをお家で知れるマガジン、はじめまし…
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#アイリッシュ音楽

アイルランド音楽・ダンスを愛する僕たちに"今"できること

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の流行により、セッションやケーリーなどのアイリッシュ関係の各種イベントが中止・延期が続いています。 こうした状況がいつまで続くのか。 セッションやケーリーを以前のように楽しめる日々は戻ってくるのか。 生演奏が主軸にあるアイルランド音楽・ダンスはどうしてもコロナとの相性が悪い。 残念ながら、コロナとの戦いは長期戦になりそうです。 それでも、僕たちはアイルランド音楽・ダンスを愛している。 この文章では、COVID-19の感染を

音楽でパブへ行こう!収録

Podcastで配信中のリンク先セッション音源に参加しました。 Apple Podcast https://apple.co/3IkljGO Spotify https://spoti.fi/3prTFz7 曲が気になる方向けに参考に当日出た曲リストを作成しました。たぶん合ってると思います。 ()内は収録されているFoinn Seisiún Bookのナンバーです。 AppleMusic等にも音源が配信されています。 Foinn Seisiún Book1

ノーサンバランドの民俗音楽の歴史

ローマ時代の遺跡ハドリアヌス長城や、映画ハリーポッターのロケにも使われたアルニック城(Alnwick Catsle)は、イングランドとスコットランドが国境をめぐって争っていた中世を代表する城です。そのような古城が点在するイギリス北東部はノーサンバランドと呼ばれ、独特の景観と、豊かな伝統が残る地域です。そんなボーダー(国境)の音楽をさっそく見ていきましょう。

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250〜
割引あり

アイリッシュ音楽仲間とSpatialChatをやってみた

 まいまいです。大学のサークルで民族音楽に触れたのがきっかけで、現在は趣味でアイルランドや北欧の音楽を演奏しています。  なんやかんやで初回の投稿から一年空いてしまいましたが、今回はTwitterで「書きますね!」と宣言してしまったのでちゃんと書きました。題して「アイリッシュ音楽仲間とSpatialChatをやってみた」です。(本当ははじめましての方もいらっしゃっていたけど、他にタイトル思いつかなかったのでこうなりました。)  先日、SpatialChatというオンライン

もう一つのヴァイオリン、フィドルとの出会い

 みなさんは、どのようなきっかけで音楽や楽器に出会いましたか?その出会いはどういうものでしたか?音楽で悩んだりしたとき、出会いを思い出し、初心にかえるのは大切ですよね。私がフィドルに出会ったのは2002年なのでずいぶん前のことですが、その時のことはよく覚えています。 イギリスの市民向けの成人教育(Adult Education)がきっかけ  イギリスに着いてからこの地に「フィドル」というものがあって、それがどうやらヴァイオリンのことらしい、ということを私は日本からの留学生

文献紹介(その1)~絶版になってしまったアイルランドの民俗音楽の決定版

アイルランドの音楽についてよく知りたいとき、どのような本を参考にしたらよいでしょうか。真っ先に挙げられるのが、アイルランド音楽の研究の第一人者であるブレンダン・ブラナックが書いた『アイルランドの民俗音楽とダンス(Folk Music and Dances of Ireland)』です! 本書について 1971年に多くの人に待ち望まれた末、アイルランド音楽について学術的に研究調査された本が出版されました。アイルランド本国でも長年に渡って他の主要な文献に引用されている基本的な

アイルランドの民俗音楽の歴史

アイルランドの人々に愛され続けたダンスの文化。大飢饉の間も絶えなかったダンスの娯楽。アメリカから音楽が逆輸入! 教会から弾圧されて消滅の危機に!? そして甦った伝統の音楽。アイリッシュファンなら押さえておきたい、波乱万丈な音楽の歴史を駆け足で見ていきましょう!

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14.fieldアイ研合宿報告

 現在、Irish PUB fieldは休業を余儀なくされていますが、そんな折り、2000年のパブ創業以来の様々な資料に触れる機会がありました。そこで、2001~11年ごろにfield オーナー洲崎一彦が、ライターのおおしまゆたか氏と共に編集発行していた月刊メールマガジン、「クラン・コラCran Coille:アイルランド音楽の森」に寄稿していた記事を発掘しました。  そして、このほぼ10年分に渡る記事より私が特に面白いと思ったものを選抜し、紹介して行くシリーズをこのnot

アイリッシュ音楽のピアニストたち ♯土曜夜にアイルランドを語る

こんばんは! 皆さんいかがお過ごしでしょうか。5月ももう後残り1週間ほどです。夏至まで1ヶ月をきりました。(今年は6/21です。)早いですね。 軽く自己紹介からはじめさせていただきます。石井亜季です。アイリッシュ音楽ではボタンアコーディオンを弾く(日々練習中…)大学生です。この連載では、ボタンアコ弾きが連続しましたね。 みなさん、前回のほなみさんの記事、読みましたか?とっても面白いのでまだ読んでない人は、是非読んでください。とりあえず記事を開けばスーッとそのまま自然

13.あえてシビアな現状分析

 現在、Irish PUB fieldは休業を余儀なくされていますが、そんな折り、2000年のパブ創業以来の様々な資料に触れる機会がありました。そこで、2001~11年ごろにfield オーナー洲崎一彦が、ライターのおおしまゆたか氏と共に編集発行していた月刊メールマガジン、「クラン・コラCran Coille:アイルランド音楽の森」に寄稿していた記事を発掘しました。  そして、このほぼ10年分に渡る記事より私が特に面白いと思ったものを選抜し、紹介して行くシリーズをこのnot

12.お花見シーズンとセッション

 現在、Irish PUB fieldは休業を余儀なくされていますが、そんな折り、2000年のパブ創業以来の様々な資料に触れる機会がありました。そこで、2001~11年ごろにfield オーナー洲崎一彦が、ライターのおおしまゆたか氏と共に編集発行していた月刊メールマガジン、「クラン・コラCran Coille:アイルランド音楽の森」に寄稿していた記事を発掘しました。  そして、このほぼ10年分に渡る記事より私が特に面白いと思ったものを選抜し、紹介して行くシリーズをこのnot

11.ダーヴィッシュが来た日。セッションとは何か? その答え。

 現在、Irish PUB fieldは休業を余儀なくされていますが、そんな折り、2000年のパブ創業以来の様々な資料に触れる機会がありました。そこで、2001~11年ごろにfield オーナー洲崎一彦が、ライターのおおしまゆたか氏と共に編集発行していた月刊メールマガジン、「クラン・コラCran Coille:アイルランド音楽の森」に寄稿していた記事を発掘しました。  そして、このほぼ10年分に渡る記事より私が特に面白いと思ったものを選抜し、紹介して行くシリーズをこのnot

10.セッションとライヴの間

 現在、Irish PUB fieldは休業を余儀なくされていますが、そんな折り、2000年のパブ創業以来の様々な資料に触れる機会がありました。そこで、2001~11年ごろにfield オーナー洲崎一彦が、ライターのおおしまゆたか氏と共に編集発行していた月刊メールマガジン、「クラン・コラCran Coille:アイルランド音楽の森」に寄稿していた記事を発掘しました。  そして、このほぼ10年分に渡る記事より私が特に面白いと思ったものを選抜し、紹介して行くシリーズをこのnot

9.ヤン・フォンシュ・ケメネさんのご来店

 現在、Irish PUB fieldは休業を余儀なくされていますが、そんな折り、2000年のパブ創業以来の様々な資料に触れる機会がありました。そこで、2001~11年ごろにfield オーナー洲崎一彦が、ライターのおおしまゆたか氏と共に編集発行していた月刊メールマガジン、「クラン・コラCran Coille:アイルランド音楽の森」に寄稿していた記事を発掘しました。  そして、このほぼ10年分に渡る記事より私が特に面白いと思ったものを選抜し、紹介して行くシリーズをこのnot