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アメリカ実質横断一人旅② ‐ラスベガスへ

恐怖の海外初運転

さて、いよいよロサンゼルスに着いてしまった。
凄い。全部英語だ。
本当の意味で、人生で初めて一人きりになった気がした。

まずは事前にネットで予約していたレンタカーを受け取りに行こう。
レンタカー屋の場所は案外すんなり分かった。
肝心の契約はというと、正直あまりよく聞き取れなかった。
とりあえず、A3というエリアに行けという事だ。

うん。着いた。だが、どれだ。
永久に探し回ったがどれだかわからず迷っていると、家族連れが通った。
「よし、これは英語を使うチャンスだ」と思い声をかけた。
すると、このエリアの車ならどれでもいいというのだ。
いかにもアメリカらしいシステムで面白かった。
記念に「どの車がオススメか」聞いたところ、BMWを進めてきた。

今見てもカッコイイ。また乗りたい。

想像もしていなかった。この激安旅でまさかBMWに乗れるだなんて。

だがしかし。そういえば忘れていたが、ハンドル、車線、何から何まで全部逆なのだ。
まぁ、何とかなるだろう精神で来たが、いざ運転するとなると少し怖い。
初心者の様なハンドル捌きで、初めてのフリーウェイ、左折、なんとか乗り切り、ようやくロサンゼルス郊外の宿に着いた(一回だけ逆車線を走ったことは内緒)。

控えめに言ってセンスは皆無

部屋は何とも奇妙であったが、なんともなく快適に過ごすことができた。

そして朝、シャワーを浴びようとしたが、ドライヤーがない。
事前になんとなくドライヤーがない事は知っていたが、マジでないのか、、となった。
そこも、まぁ何とかなるだろうという気持ちで強めにタオルで拭いてごまかした。

ロサンゼルスからラスベガスへ

ラスベガスへのフリーウェイ。雲一つない青空。

しかしそんな心配はご無用だった。
ラスベガスへの道は、ロサンゼルスを抜けた瞬間に砂漠地帯。
濡れた髪の毛もあっという間に乾いた。

今日の天気は快晴。幸先よし。
さすがBMW。加速が段違いにいい。
まあ日本でオンボロの軽しか乗っていなかったからなのだが、、、

カリフォルニアの道はスケールが大きく、アメリカだ!という気持ちになる。
走っていて心地よかった。
だがひとたびそこを抜けると、永遠と砂漠が広がる。
かなり単調で、途中何度も睡魔に襲われた。

見渡す限り砂漠。こんな所にラスベガスなんてあるのかと何度も疑った。

なんやかんやダラダラ走っていると、急に砂漠から都市が出現した。
いつの間にかラスベガスに着いてしまった。


休憩がてらなんとなくアウトレットに来てみたが、うん。
佐野アウトレットといったところか。

アッチ系に到着

そしてなんと今回泊まるホテルはこちらである。

いかにもアッチ系であるが、残念ながらアッチではなかった。

ここはExcaliburという、ラスベガスの中でも老舗のカジノ場兼ホテルである。
ラスベガスはこんな感じでどこのホテルにもカジノ場が併設されている。

部屋に入る際のデジタルチェックインにかなりてこずり、体力を消耗した。
なんせ最安の部屋だったので、メインホールからとにかく遠いのである。

正直、このまま寝てしまいたかった。
だが、ここで寝てしまったら何のためにアメリカに来たんだという精神で、立ち上がった。
どうやら今日はシルクドソレイユがやっているらしい。
ここからまた少し距離があるが、行ってみるとするか、、、

ベラージオご対面

30分に1回行われる噴水ショー。景気の悪さなんて微塵も感じさせない。

メインエリアに着いた。
今回、駐車場の裏の訳の分からない入口から入ったせいか、規模間のでかさに圧倒された。
これがラスベガスか、、ベラージオが仁王立ちしている。
所持金も身なりも貧相であったので、なんだかカイジのような気分だった。
もちろん自分は臆病者なのでギャンブルでベラージオを乗っ取ろうなんていう考えには至らなかった。


本場のシルクドソレイユ

ベラージオ内のOシアター。すごいセットだった。

そしてシルクドソレイユを見た。看板演目とだけあって圧巻だった。
しかしとにかく疲れた、、、
なんせ初日から順調に動きまくっていたためにとにかく身体に負荷がかかっていた。

また、ラスベガスはご存じの通り観光地、遊び場であり、一人客などほとんどいない。
いたとしても浮浪者寸前のジジババのみである。
そこに関しては日本のパチ屋と大差ないんだなと思った。
そんな感じでとにかく孤独なのである。それも疲れた。

そのせいか翌朝はチェックアウト時間寸前まで寝てしまい、シャワーも浴びれずホテルを後にしたのであった、、、

第3章:ラスベガスでゲイになる

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