見出し画像

ローメガピクセル

最近10年も20年も前のコンデジが自室からザクザク発掘され、ちょっとしたハードオフ状態になっている。なぜここまで古いコンデジがあるのかといえば買ったからだ。買って行方知らずになっていたものが立て続けに救出された。
数年前に古いカメラをオークションで買うブームというのがあって、主にフィルムカメラを買い漁りその流れでコンデジもちょぼちょぼと買っていた。しかし当時は買うことだけに全力を注いでいて(なぜ)、使うことなく放置するという今思えば妙な熱があった。その熱がいま再び「使い倒す」という方向へシフトしたのだ。
美しいは強い。構図や被写体がどれだけ野暮でも美しく高画質であれば「良い写真」と思う人も多い。それくらい美しい画質はすべてを飲み込んでしまう。だから、たまにはローメガピクセルでやってみようと。低画質だから美しいには頼れない。構図でなんとか美しいを超えた1枚が撮れないものか。低画質で高画質を駆逐できないものか。そんな挑戦を日々の暮らしの中の見えるものに仕掛けてみようと思う。
なんてこと書いてみたものの、ただ単に小さい筐体で、画質も荒くて、色の再現も低くて、ヘボヘボな写真が撮れるローメガピクセルなコンデジの写真に愛らしさ、可愛げを感じ、チーム・ローメガピクセルズ(ひとり)の写活を始めてみようというわけです。

SONYの昔のCyber-shotで撮影。影を撮っただけなのになんとなくいい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?