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海外ドラマを観終わる(傑作)

海外ドラマ『ファーゴ』のシーズン5を観終わった日。映画から始まった一連のファーゴの中で、映画作品に次ぐ傑作なんじゃないかと思っている。とにかく最終回のラストシーンが強烈に良かった。あんな終わり方は幸せでしかない。ラストシーンも良いけど、ラストカットがとにかくすごく良い。あのワンカットをいつ思いついたのだろう。ぜひご覧いただきたい。
『ファーゴ』は一貫して主人公の女の生きざまを閉塞感いっぱいのアメリカの片田舎を舞台に、ユーモアとシリアスを混ぜ合わせて描いていて、そこに漫画的に強靭な肉体(撃たれても死なないとか)を持った人物が出てくるのも特徴的。どちらの人物からも生きづらさみたいなものが見え隠れする。生きることくらい楽にして欲しい。苦労は買ってでもしろ的な言葉が本当嫌で、買ったところで苦労に変わりはなくて、そういう苦労をすることと引き換えに人生のインセンティブがもらえるのだから若い頃は苦労しなさいと言うじいさんが本当嫌なんだと思う。苦労なんてしないに越したことないだろ。若い頃なんて特に他にもやることいっぱいあるんだから、じいさんご指定の苦労なんてやっている時間はない。今を生きることで忙しいのだから。

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