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人の夢中に

あるひとつのことに強烈に打ち込んでいる人に対して「何目指してるの?」「どうなりたいの?」「どこに向かっているの?」って聞く人のことを野暮って呼ぶんだと思う。割といますけどね。毎朝ランニングしてるとか言うと「なに、どこ目指しちゃってるわけ?」みたいに冗談ぽく。冗談は鼻の下の溝くらいにしとけと思う。何を目指してるかなんてわかっていない。ただやっていて、その先には多分何かがあるのだろうけど、それが何かはわからずもとにかく掘り続けている、そんな感じで日々色々とやっているわけだ。人の夢中に茶々入れるんじゃない。

知らぬ間に稽古場の近くにギャラリーが出来ていて、そこで大学生が写真展をやっていたので覗きに行った。中年4人で。若者の憂いをじんじん感じる写真の数々はどこか懐かしい忘れてしまった感覚を一瞬だけ呼び戻すようなそれだった。徒歩圏外にギャラリーとか、いいよね何となく。

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