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運勢なんて蹴っ飛ばせ 〜2024年2月〜

3月15日

晴れて午後は暖かな日差し、春の兆し、いや既に春本番近し。
猫じゃなくても窓辺で日向ぼっこしたい欲をグッとこらえて
リハへ。明日から名古屋&大阪、その準備。

その前に書き溜めてあった2月のことをドンと一気に。
真冬の空気は冷たくも、演奏の熱はどこまでも高く。
気がつけばあちらこちらでライブの日々、充実の。

旅の相棒はもちろん、ジャズベさん1974

2月1日

AM、いつものスタジオに入り個人練習。

ひたすらスラップしながら一曲歌い通す試み。
(結局、体力&気力が追いつかないままひとまずお蔵へイン)

のち、車のオイル交換。
待ち時間に隣接していたファミレスにて昼食。

店内を慣れた様子で徘徊している配膳ロボがコチラにも来てくれるのかと思いきや
ぬっと現れたスタッフさんがあっさりとパスタを置いていって逆にギクリとする。

2月2日

SCB3、リハ。
前回の三茶LIVEを経て
さて次は何やってみよ?と、実験の設計図を描く。

2月3日

鬼とも仲良く

下北沢CLUB Queにてソロ出演。
伊東ミキオさん&堀口チエさんとともに。

ピアニスト
ギタリスト
ベーシスト

それぞれ異なる楽器+歌というスタイルで
ライブという生きた舞台にて一人どう表現するか?

なんて考え出すと妙な緊張感も漂い出すので
DO the 自然体。

最後には3人でセッション3曲、
私リクエストの「魚ごっこ」でポリポリポリ
皆で声を合わせれば楽しい。

三者三様の音を鳴らした夜

2月4日

AM、割と本降りの雨の中、成田山へお参り。

雨もまた良し

おみくじを引いたら「凶」
それなりに辛辣な言葉が並べられていたので
丹精込めてキレイに折りたたんだうえで
然るべき箇所へ結びつけて境内を後にする。

八方塞がり感

昼を過ぎると、雨も上がる。

夕方、友人の墓参りのため中学の同級生数人集い
コロナ禍を経て以来久々に飲む。

2月5日

一気に冷え込み、午後から雪へ。
夜には積もり始める。

2月6日

一面雪景色の朝。少しだけ雪かきをするも
すでにシャバシャバと溶け始め、夕方には
日陰に僅かに積雪の痕跡が残る程度となる。
しかし寒い。

2月8日

朝、車のバッテリー不調のため急遽電車でリハへ。
週末に備え荷物を色々機材車へ積もうと考えていたので
取捨選択に手間取りながら慌てて家を出ることに。

SCB3、客員教授招聘スペシャルに向けた初リハ。
佐野康夫さん&別所和洋くんとともに。

別所君とはTHE BAWDIESライブでもご一緒したばかり、
佐野さんとはほぼ初顔合わせ。柔らかな物腰、紳士。

ではまず試しに一曲合わせてみましょうよろしくお願いします、佐野さんのカウントからで。
からの、音を出した瞬間に、ドラムの音の立ち上がりのスピード感に一瞬ギクリとして、
慌ててその背中に飛び乗った(イメージ)
おー!なんだこの乗り心地は。。。!
どんなにスピードが出ていてもまるでシートベルトの必要性を感じないような
(あくまでイメージ。ドライブ時は全席シートベルトを)
まさに紳士なビート。右手の繊細な刻みを見ているだけで酒が進みます。

そしてもちろん、別所君の鍵盤が楽曲をエレガントに彩る。ニクいね。

で、6時間みっちり曲をさらう。
客員と言いつつ、二人には全編に渡ってたっぷり参加していただきます。
これは豪華、Let’s enjoy 2/23。

ということでお腹が空き過ぎて
千葉への帰宅まで体力もつ気がせず、駅そばで英気を補ってから帰路につく。

2月9日

札幌musica hall cafeでの展示に向けて絵の梱包&発送を済ます。

2月10日

朝イチでバンドワゴンは名古屋へ、のために朝イチイチで千葉を発つ。
先日リハ時に積めなかったハードケースを手に、いちいち荷物が多い。
土曜であることに救われる。も、三連休初日の土曜のために渋滞ひどく
予定より到着遅れる。

名古屋得三にてSCOOBIE 3。

お店のYAMAHAベースアンプが安定の鳴り具合で
スラップしてもイヤじゃないカタさに音がまとまる、ちょうど良さ。

3人では初演奏の曲も試しつつ、これぞ実験室なドキドキとワクワク。
この日も実りある成果あり、ありがとうございました。

2月11日

昼前に名古屋を発ち、この日はスムースに京都に入る。

瓶ビールを傾けながらライブを観たい

京都拾得。前回は2018年だったらしく、意外に最近。
こちらも風格漂うベースアンプで、鳴りもよし。
(アンプヘッドはピアノ上にあったわりと新式のものであったが)

三茶→名古屋と経て、スリーの時ならではの演奏スタイル
スラップ多め=歯切れ良くビート感を演出する
その弾き方の中でも、強弱や濃淡みたいな振り幅を自分なりに習得してきた感触。
ライブで実際に鳴らして響いた音のイメージを辿りながら
日夜勉強でございます。皆さまありがとうございました。

2月12日

今ツアー中は晴天に恵まれ、荷物多い身としてはそれだけで大吉。
機材を詰め込んだ重ったいスーツケースを転がし、ベースを背負って今日も歩く。

昼からタカノタイチ君と3/1 Silence is a rhythmライブに向け大阪にてリハ。

既存の曲をさらう前に、適当に弾き始めたところから音合わせ。
いいねいいね、即興スタイルだけで楽しいな、すぐまた忘れちゃうんだけど。

鳴らし、休み、ダベリ、鳴らし。既存の曲もいくつか探る。

早めに谷町九丁目へ移動し、時間潰しがてら久々にサイゼる。価格破壊。

16時半にLegatoにイン。
手慣れた塩梅で準備、しかしやはり時間いっぱいまでリハをしてしまう私。

18時に宮本章太郎くんも会場着。セッティング、ご自身のリハ少々。
さてセッションどうします?
で、とりあえず弾き始めたらあれよあれよと形になり始める。わお!ステキ!

開場〜開演。まず私30分。
セッションリハ時に感じ取った宮本君の音の繊細さの余韻から
自然と自分の指先のニュアンスも丁寧に運び、
冬の空気を引き連れた澄んだイメージで、感触は良く。

お次は宮本君、リラックスした空気感がそのまま歌とメロディー
そしてギターの音色にまでぶら下がって+時折ぐずるお子さんの声も調和して
お店全体が大きな揺籠になったみたいな、不思議な安心感と気持ちよさ、
すっかり見惚れてしまいました。

からの、両者セッション、Let’s インプロ。

ここからはもう言葉での説明は不要、あの場にいた方々はきっと
お楽しみいただけたものと思います。おもしろかった!いやさか。

谷町十丁目は余裕で超えてた3人+1 more

総じて、とても音楽的な経験をした一日、タイチくんナイスセッティング。
レガートのリンダさんもいつもサンクスです。
厨房から香るゴルゴンゾーラの香りにいつも食欲をそそられますが、
結局自分はあまり食べずに終わる、宮本君はめちゃくちゃ食べてたな。そういうとこ。

宿にチェックインして、余韻もそこそこに缶ビール半分くらい空けて眠る。

2/13

こだま号でのんびり帰京。
混んでいるようだったのでグリーン車に乗ってみる。
空き空き快適、たまにはね。

2/15

えみジョーRH、二日目。
前回から多少時間が空いてしまったのでまた振り出しか?
と思いきや、そこはちゃんと調整。
ほんわかまろやかなイイ仕上がり。
中国帰りのえみさんから
『菜根譚』中国語ver.挿絵入りをお土産にいただく。
気が利いてるね。

挿絵もナイスな本場の菜根譚(と謎のお菓子)

2/16

真冬の札幌、ということで前乗り予定日。
思いがけない長い長い一日の始まり。

簡潔に書いてしまえば
14時頃、羽田から乗る予定だった便が急遽欠航
→他社乗り換えを決行
→その便も遅延に次ぐ遅延

途方に暮れながら展望デッキにて夕刻の羽田を臨む
無情にも繰り返される遅延遅延の報せ

→ようやく飛んで無事新千歳着
→終電後の臨時列車に乗車
→札幌駅着後タクシーつかまらず
→荷物ゴロゴロ雪道歩いて宿へ
→25時過ぎ、やっとこさチェックイン

ひとまず無事辿り着けて結構結構。
(おみくじで凶を引いていたことは黙っておいた)

26時頃、空腹に耐えきれず、深夜のラーメンを啜る。

2/17

氷柱も連なる札幌の朝

それでも早くに目が覚めてしまうもので
近所で画材を買い込み、部屋で絵を描き始め覚醒する。

数多の困難を乗り越えて強みに変えてこそバンドマン
お昼にすーいすい、とmusica hall cafeにもご挨拶。

15時過ぎに円山夜想にイン。

道路の脇には積雪がこんもりと山脈のように連なり
北国の真冬の壮絶さを感じさせる。

リハを経て、おかもとえみとナガイケじょーLIVE。

なんと8年前の同じ日に札幌LIVEをしていたというミラクル

真冬の空気に導かれた凜とした静けさと
ラーメンの湯気がゆらゆらと立ち上るような揺らぎもあり
また札幌のオーディエンスのほんわか和やかさも相まって
ロマンティックBASS DUO、これぞ真骨頂の90分(くらい?)

ありがとうございました

終演後。
友人&先輩らあわせて、割と大人数でジンギスカンをつつく。
思いがけず賑やかな札幌の夜を過ごす。

大勢で食べるジンギスカンもまた美味

2/18

チェックアウト後そのままmusica hall cafeに入る。
昼ライブの朝は早い。店主の田所さんと世間話などしながら
セッティング〜リハ。

窓辺に冬の日差しがいい角度で入り込み
演奏する背中がポカポカと温まって心地よい。

これぞ昼ライブの醍醐味、な風景

昼ライブと会場との雰囲気、
そして展示していた絵の色合いもうまい具合にマッチして
これはいいLIVEになる予感が満ち満ちているぞ。

一昨日昨日と冷え込んでいた北国の空気もほんのり熱を帯びて
独演&展示会「HIKKAKI」も大成功、な午後。

各LIVEご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。

この場所のmusicaでは最後かも、
しかしきっとまた場所を移しても鳴らしにまいります。

もしもピアノが弾けたなら

その日のうちに新千歳から羽田へひとっ飛び。
帰りは予定通りスムースに。ほっと一息、おやすみなさい。

2/19

一日ぐったり。近所の湯に浸かりに行く。

2/20

SCB3+客員教授LIVEに向けたリハ二日目。

佐野さん&別所くん
より切れ味&精度増し、本番への期待が高まる。

2/21

気がつけばほぼ満開

雨降り、寒い。
自宅でデザインなど庶務。

昼過ぎにKeishi君から連絡あり、体調不良のメンバーに変わり
急遽明日ベースを任されることに。

夜、送られてきたセットリストの曲をさらって準備準備。

2/22

雨の中、横浜へ。

F.A.D.にてKeishi君ライブ w/ フルカワユタカさんTrio

リハ時に各曲&セットリストの流れを確認し、すぐ本番。
50分。

この日のライブにふさわしい「雨」で幕を明け
RELAX&GROOVYに、急遽の緊張感も引き連れつつ
音楽を鳴らす楽しさが幾重にも重なって
最終的にすんごい高いところまで登ってた、といった感じ。

終演後、フルカワさんBANDで弾いていたベーシストの雲丹亀くんと
立ち話などして、さぁ帰らなきゃ。

やり切った!

横浜からいつも帰る湾岸ルートで車を走らせ
道中で何か食べようと沿道のお店に目を光らせていたのに
結局なぜかコンビニ飯に落ち着く。ありゃりゃ。

2/23

雪予報もさほど降る気配なく、車で荻窪へ。

いよいよ「スクービー3の実験室」客員教授招聘編の本番。

佐野さんのセッティングからサウンドチェック時の音の出し方etc.
色々見られてまさに客員教授編、ふむふむ勉強になります。

リハ後は楽屋で談笑したりしながら
それぞれ白衣に身を包んで、よろしくお願いします。

このメンバーで”初めて”のライブ。
もちろんそれは一回だけ、自然と気分も高まる。

切れ味鋭いビート、包み込むような甘いピアノ
贅沢です。
なるほどこうなるか!の連続で
たっぷり鳴らしたはずが、もう終わり、あら終わり。

佐野教授から16ビートのなんたるか、を改めて学び直した気分です。

貴重な講義&皆さまご聴講をどうもありがとうございました。

ここで学んだことを実地に生かして、また会いましょう。

2/24

晴れて気温も上がる。

ミモザが満開を迎えていたので、
カット&束ねる作業をしばし。
もはやこの時期の恒例行事。

季節は巡る。

小宇宙

2/25

そしてまた雨。冷たい雨。

レコードを転がしで再び荻窪へ、電車で。

昼から音楽を浴びてステキなランチタイムを
という新企画「 SUNDAY LUNCH OUT」w/ Mr.Mondo

安心安定の w/ モンちゃん

あいにくの空模様も楽しみに来てくれた方々サンクス。

”ジョーくんチキン”&”ジョーモンパスタ”も美味な仕上がり

TOP BEAT CLUBで夜にLIVEを控えた 勝手にしやがれ の皆さんにも
お久しぶりです、のご挨拶を。元気そうで何よりです。

2/26-28

静養。
栄養摂取&睡眠。

初めて訪れた韓国料理屋でいただいた参鶏湯が美味、
こういうの食べたかった!ってやつ。身体中にしみ渡る。

毎日食べてもいい

連日、お酒も控える。

2/29

閏日。
4年前のこの日は、コロナ禍に入る直前の
大津LIVE w/ キュウソネコカミ

懐かしい記憶。
あれから色々あったけども、今も元気に鳴らしてます。うす。

AM、翌日からのソロ旅に備え、個人練。
PM、グッズ周りの発送作業など。

万全の準備をして、さぁ春光とともにいざ西進。

運勢なんてエイと蹴飛ばして前向けば未来は明るい。

で、また次回へ。

と言いつつ、やはり気になってnextおみくじにて凶は脱出。さて、どんな旅路になることか?

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