お財布に優しい「奪わない・傷付けない」 アンチエイジング・スキンケア 〜海外編〜
スキンケアおたくアラフォーの筆者は、新しいアンチエイジング商品が出るたびに試したくなって、スキンケアは足し算の連続になりがち。しかしながら、「皮膚本来の大事な成分を奪わない」「肌に害を与えない」ということはスキンケアの基本としてとっても大切。筆者もついつい忘れがちなので今日はスキンケアの原点を振り返ってみたいと思います。
とは言ったものの、実はアメリカにいる間にすっかりこちらのスキンケアに馴染んでしまっています。日本のスキンケアと方向性が違うところもあるので、すべてが参考になるかは分かりませんが、興味本位でご覧いただければ幸いです^^
はじめに
参考にしたのは、アメリカの皮膚科の先生の記事。正確に翻訳して、正しい情報を心がけていますが、万が一間違いに気づかれた時はご連絡ください。修正させていただきます。
肌を健康に保つための3つの習慣
皮膚のエイジングは誰しもが鏡を見るたびに気になるもの。年齢とともに、肌は脂肪量が減って薄くなり乾燥していきます。赤みが出たり、シミやしわが増えていくわけですが、私たちの肌にもエイジングに闘うための働きが備わっています。
皮膚科医であるワルドマン医師は、このように言います。
今日は、ワルドマン医師が薦める毎日のスリーステップについて、ご紹介します。
ステップ1:洗顔
これに関連して、筆者から注釈です。日本では肌は泡洗顔が勧められますが、アメリカでは事情が異なります。泡洗顔の方が洗浄力が強い(つまり、皮膚を乾燥させやすい)ということで、敏感肌用の洗顔料のほとんどはジェルのようなテクスチャの泡立たない洗顔料になります。(どうしてこんな日米の違いが出てくるのかご存知の方がおられたら教えてください^^;) 実際の商品については一番最後に紹介します!
ちなみに、筆者自身はアメリカに来て、乾燥肌がマシになりました。個人的には、アメリカの「敏感肌用の優しい洗顔料」と表記されている洗顔は、確かに泡洗顔よりも乾燥しない気がします。あくまで個人の感想ですが。それ以外にも、シャワー生活なので湯船に浸からなくなったことなど、様々な要因が考えられます。ご参考まで。
ではワルドマン医師の指導に戻ります。
と言っています。20秒って結構短い気がするのは私だけでしょうか?
まとめると、乾燥肌なら1日1回、そうでなければ1日2回、優しい洗顔料で、短時間で洗え、ということでしたね!
ステップ2: 保湿
ここでまた補足です。ワルドマン先生の挙げた成分の中には、皮膚への刺激となる成分もあります(ピーリング成分など)。なので、今回の害のないスキンケアの趣旨としては、今使っている保湿系美容液(ヒアルロン酸入りのとろみのある美容液)や保湿剤を肌が濡れている間に塗る、というのが現実的かな〜と思っています。
ここで挙げられている成分について、乱暴に効能を簡略化しておきます。ヒアルロン酸は水を抱え込む成分。スクアランは所謂油分の一つで水を封じ込める成分。ナイアシンアミドは、いろいろな美肌効果アンチエイジング効果があり、皮膚科の先生が良く勧められる成分。グリコール酸は、所謂ピーリング剤。アゼライン酸は、主にニキビ・毛穴に対する成分。もし間違っていたらごめんなさい!レチノイドについては後ほど追記します。
と言うことで本題に戻ります。
筆者なりにこの方法を取り入れるとすると、こんな感じです。濡れてる間にヒアルロン酸系美容液(あるいはジェル)を塗る・ビタミンCなどその他の美容液を塗る・蓋をするための保湿剤を塗る。
ステップ3:日焼け止め
番外編 アンチエイジングの有効成分といえばレチノイド
上記の3ステップは、今持っている製品で実践できるスキンケア習慣の話でした。しかし、何か一つアンチエイジング成分を挙げるとしたら、それはレチノイドかもしれません。
ワルドマン医師の記事の中でも、アンチエイジングとしてレチノイド入りのクリームを使うことが薦められています。レチノイドとはビタミンA由来の物質を総称する言葉で、レチノール・トレチノイン・アダパレン(ディフェリン®︎ )などが含まれます。
筆者もレチノイドを使っていますが、始めたての時は、皮むけがありました。皮膚科の先生曰く、みんな塗りすぎで、びっくりするくらい少しを塗るだけでいいとのこと。小豆サイズってどれくらいか分かりにくいですが、納豆1粒分くらいを全顔に広げるイメージでしょうか。濡れた・湿った肌は敏感なので、保湿剤が吸収されてから、ベッドサイドでレチノイドを塗るのもよく薦められています。あと、レチノイドの効果が目に見えて現れるのは6ヶ月以降なので、レチノイド美容はマラソンと同じ長期戦です。そういう意味で、継続できる価格帯の製品を選ぶのも大事かもしれませんね。
また、皮膚科の先生が「肌に刺激を与えない」ような製品を選ぶのは、肌に刺激を与えることで、色素沈着・炎症が起こって、結果的に肌ダメージが起こる可能性があるから、と理解しています。つまり有効成分を肌に届けるつもりが、肌に合わないなどの何らかの事情で、意図せず刺激を与えていた場合、それによって肌ダメージが起こる可能性があるということ。本末転倒状態になっては困りものですね^^;
まとめ
化粧水のステップがなかったのでびっくりされた方もいるかもしれません。そして、私たちなら、ステップ2の美容液・保湿のステップで延々と時間を使ってしまいそうなものです。しかしながら、ワルドマン先生の指導は簡単。1. 洗顔で落としすぎない・2. 肌が濡れてる間に兎に角保湿・3. 日焼け止めで紫外線ダメージを予防する。何か追加するならレチノイド。皆様のご参考になれば幸いです。
最後に、今回のアメリカの皮膚科の先生が想定しているような洗顔料で、日本で手に入りそうなものを探してみました。ラロッシュポゼの乳液タイプの洗顔料が、多分アメリカでの「保湿用の優しい洗顔料」に対応する気がします。間違っていたらごめんなさい!
と言うことで、ご覧いただきありがとうございました!もし良かったら好きマークを押していただけると励みになります。みなさま良い1日を1
関連記事など(読み飛ばし可)
洗顔後の濡れた肌を保湿するのにお勧めの製品は下の記事に書いています。ご参考まで!
レチノール美容に関しては下の記事に書いています。筆者の実際使っている製品や方法も載せているので、お時間があるときに是非!
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