見出し画像

出来れば、僕が自殺する前に

僕は積極的に死にたいわけじゃない。ほかに方法がないから死にたい。

就活してもうまくいかず、そのうち仕事する気力をなくして、かといって一生ニートひきこもりで生きたいとは思えない。親も心配するし、小言も言ってくるし、正直言って親が死ぬまでは生きられるかもしれないけれど、心はしんどい。この苦しみに終わりが見えないから、楽に死なせてほしい。苦しみから逃げる方法が死ぬことしかないから死にたい、というものだ。

そんな自分の出来ることと言ったら、自殺くらいしかないのだ。何度も自殺して失敗しているけれど、ほかに方法もない。

生きたくない人が相談できる場所もない。頼れる人もいない。自分で死ぬしかない。それが現実。

昔は「あなたを必要としている人がいる」「生きていればいいことがある」などと言われたものだ。そんなものがあったとしても、自分の目の前になければ、存在しないのと同じ。僕はそんなものに出会ったことがない。

自分のできることを考えたら死ぬしかない。
生きたいと思っても、生きられる現実がない。前向きにならないことが悪いのではない。そもそもなれる現実がない。

うつ病の人が、自ら望んでうつ病になる人がいないように、死にたい人も、自ら望んで死にたい気持ちになったわけじゃない。

生きられるのならしたいこと、頑張ろうと思えることも出てくるかもしれない。でも、そういう現実がない以上、考えること自体が無駄でしかない。

今できる、考えられる一番の方法が、死ぬことしかない。
自殺したいわけじゃない。ほかに死ぬ方法がないから自殺を強制させられている。

死にたい希望者に安楽死があれば、自殺しなくて済む。
死ぬために電車に飛び込む必要も、
誰かに自分を殺してくれと頼む必要も、
自暴自棄になって拡大自殺による事件を起こす必要もない。

死にたい人のそういった苦しさ、現実を理解してほしい。

出来れば僕が自殺する前に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?