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社会人経験のない中高生・大学生のための上座・下座のマナー解説
ども。ジョブスク広報担当のずいです。
今日は中高生や大学生、つまり社会人経験のない皆さん向けに、「上座(かみざ)・下座(しもざ)」のマナーについて解説します。
普段の学校生活ではあまり意識することがないかもしれませんが、就職活動やアルバイト、インターンシップなどで社会に出る機会が増えると、このマナーを知っておくことが大切です。
具体的な場面に合わせて分かりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてください。
上座・下座とは?
まずは基本的なことから。上座(かみざ)とは、会議室や食事の場などで、最も敬意を示すべき人が座る場所を指します。
一方、下座(しもざ)とはその逆で、一番控えめな位置にあたります。
このルールは日本の伝統的な礼儀作法の一部であり、相手に対する敬意を示すためのものです。
TPOに応じた上座・下座のマナー
では、具体的な場面ごとに上座・下座の位置を見ていきましょう。
TPO(Time, Place, Occasion=時間・場所・場合)に合わせたマナーを身につけることで、どんなシチュエーションでも自信を持って対応できるようになります。
1. 会議室での上座・下座
上座は入り口から最も遠い席、下座は入り口に近い席
理由:上座は尊敬される人が安全に、かつリラックスして座れる場所とされているため
例:
会議室の配置:会議室に入ったとき、入り口から最も遠い席が上座です。窓があれば、窓側の席が上座とされることもあります。例えば、社長や部長など上司が会議に参加する場合、彼らが座るべき場所です。
下座の役割:新入社員や学生が会議に参加する場合、基本的には入り口近くの席、つまり下座に座ります。これは、出入りの際にスムーズに動けるようにするためです。
結論:会議室では、入り口から最も遠い席が上座、入り口に近い席が下座と覚えましょう。
2. 食事の席での上座・下座
上座は景色が良い場所、下座は出入口に近い場所
理由:上座は食事を楽しむために最も良い場所とされるため
例:
レストランでの配置:例えば、窓際の景色が良い席や、お店の奥まった静かな席が上座です。上司や目上の人を招待した際には、こうした席に案内するのがマナーです。
家庭での食事:家族での食事でも同様に、主賓(例えば、おじいちゃんやおばあちゃんなど)が座るべき場所が上座です。家庭の場合、必ずしも景色が良い場所とは限りませんが、一番尊敬するべき人が座るべき場所です。
結論:食事の席では、景色が良い場所や静かな場所が上座、出入口に近い場所が下座と覚えましょう。
3. 乗り物での上座・下座
上座は運転手から最も遠い後部座席、下座は運転手の後ろ
理由:上座は安全で安定した場所とされるため
例:
タクシーや車での配置:運転手のすぐ後ろの席は下座、後部座席の右側が上座です。ビジネスで上司やお客様を車に乗せる場合、この配置を守るのが一般的です。
電車やバス:公共の乗り物では上座・下座の意識は薄れますが、ビジネスシーンでは同様に運転手から遠い席が上座とされることがあります。
結論:乗り物では、運転手から最も遠い後部座席が上座、運転手の後ろが下座と覚えましょう。
4. エレベーターでの上座・下座
上座は奥の左側、下座は入り口近くの右側
理由:上座は最も安定した場所とされるため
例:
エレベーターの配置:エレベーターに乗る際、入り口から見て奥の左側が上座、入り口すぐの右側が下座です。特にビルの高層階に向かう際には、この配置を守ると良いでしょう。
エレベーターでの対応:上司やお客様が一緒の場合、先に乗って奥に案内し、自分は後から乗るようにします。
結論:エレベーターでは、奥の左側が上座、入り口近くの右側が下座と覚えましょう。
5. 式典や会議の壇上での上座・下座
上座は中央、下座は端
理由:上座は最も目立つ場所とされるため
例:
式典での配置:式典や会議で壇上に座る場合、中央が上座です。例えば、スピーチを行う際に壇上に並ぶとき、主賓や重要なスピーカーが中央に位置します。
会議の壇上:会議での発表やディスカッションの際も同様に、重要な発言者が中央に座ります。
結論:式典や会議の壇上では、中央が上座、端が下座と覚えましょう。
上座・下座のマナーを守る意義
上座・下座のマナーを守ることで、相手に対する敬意を示すことができます。
これは、日本のビジネスマナーの基本中の基本であり、これを理解していることは大きなアドバンテージになります。
社会人としての一歩を踏み出す前に、ぜひこのマナーをしっかりと身につけておきましょう。
以上、ジョブスク広報担当のずいから、上座・下座のマナーについての解説でした。
少しずつでもいいので、日常の中で実践してみてくださいね。
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