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志望度の高い応募先からの「面接に呼ばれる確率を下げる」職務経歴書の作成に関する誤解3選

転職活動は滅多に行うものではないですから、ある意味、非日常的なイベントですね。だから、自己分析、職務の棚卸、自己PRや職務経歴書の作成、面接対策などに慣れていなくて当然ですし、日常の忙しい仕事を抱えていれば、「面倒くさい。誰か代わってやって欲しい」と思いたくなるのも分かります。

ですが、だからといって代わってくれる誰かが居る訳でもなく、面倒でもやるしかないんですよね。でも、嫌々やっていたら、質の良い自己PRや職務経歴書、面接での応答ができるようになる訳はないでしょう。それでは、志望度の高い応募先から、面接に呼ばれる確率だって低くなって当然です。

そこで今回は、上記の面倒くさいと思う幾つかの作業の中でも『職務経歴書の作成』に関して、誤解されている事が少なくない事項をお伝えしたいと思います。

転職活動だけを専門に個別(個人向け)にサポートする珍しい『転職の個別サポート塾』を始めて、これまで8年間で900名を超える様々なお客様の転職成功をサポートしてましたが、少なくないお客様が、下記の誤解にはまっていました。

もし、あなたにも思い当たる事項があれば、認識を改めて頂くと、転職活動が上手く進められるようになるかもしれませんので、よろしければ参考にしてください。


1枚目の上から順に入力していくものという誤解

人材紹介会社(エージェント)からもらった職務経歴書のテンプレートや、WEB上からダウンロードした職務経歴書のサンプルなど、色々なパターンがあるのが職務経歴書。

例えば、『職務要約』⇒『職務経歴』⇒『取得資格』⇒『貴社で活かせるスキル・経験』⇒『自己PR』の順番のもの。私が推奨するのも、このパターン。

また、違うパターンでは、『職務要約』⇒『貴社で活かせるスキル・経験』⇒『職務経歴』⇒『取得資格』⇒『自己PR』の順番のもの。ちょこちょこ見かけます。

さらに珍しいパターンでは、『志望動機』⇒『職務要約(は少なく)』⇒『貴社で活かせるスキル・経験』⇒『自己PR』⇒『職務経歴』の順番なんていう職務経歴書もあります。

上記のようにパターンは幾つもあり、職種やキャリアなどによって、どれがベストなのかは違ってきますが、どのパターンであっても、職務経歴書の作成は、PCに向かっての作業になりますから、1枚目の上の項目から順番に入力していく人が多いのです。あなたはいかがですか?

実は、その作業の順番が『志望藤の高い応募先から面接に呼んでもらえる確率を下げてしまう』落とし穴の一つだと思っています。

なぜなら、応募先の採用担当者や面接官に、興味・関心を持ってもらわなければ、あなたが面接に呼ばれ、内定をもらえる確率は高くはなりません。その興味・関心を持ってもらうために『武器』となるのが、自己PRの内容(言葉、イメージ)です。

その自己PRを先に作っていないのに、職務要約を作るということは、事実(あなたの経験)を並べただけの、興味・関心を持ってもらい難い文章になってしまう危険性が高い訳です。

実は、1枚目の一番上、つまり採用担当者や面接官の目に真っ先に飛び込んでくる『職務要約』は、職務経歴書の中でとても重要な役割を担っています。その役割については次章に譲ります。

上記を読まれればお分かりだと思いますが、『職務要約』を入力する前に『自己PR』を作って、その『自己PR』の伝えたいイメージが『職務要約』にも感じられる文章を作ることが、あなたの希望を叶えるためには大事です。

なので、転職を成功させるためには、「自己PR」⇒「職務要約」の順番で進めましょう。私も日々『転職の個別サポート塾』でお客様と、上記の順番でサポートを行っています。

職務要約は、それほど重要じゃないという誤解

『転職の個別サポート塾』の初回の無料相談で、お客様が作られて応募に使われている職務経歴書を拝見すると、1枚目の1番上にあるはずの職務要約(職務経歴要約)が無いケース、2,3行で簡単に書かれた内容のケース、1社目から現職までの社名だけを箇条書きで載せたケースなどに、ちょこちょこ遭遇します。

その度に私は心の中で「これでは志望度の高い企業で面接に呼ばれたり、内定をもらったり、するのは難しいだろうなぁ」と感じています。

なぜなら、応募先の採用担当者や面接官が真っ先に目にするのが『職務要約』だからです。

わずか6行前後の文章で、なんとなく良さそうな印象を与えられるか、という重要な役割を担っている、重要な『職務要約』を雑に扱っているのですから、その時点で、希望を叶える武器にはならない『職務経歴書』と言えるのです。

『職務要約』は、相手(採用担当者や面接官)に、まだ見ぬ「あなた」に対して、なんとなく関心を持たせる、いわゆる「つかみはOK」というミッションを持っている重要な切りこみ隊長です。

それが機能していない雑な『職務要約』の職務経歴書の場合、たいがい、興味・関心の持てない自己PRが載っている訳です。

なぜなら、興味・関心の持てる『自己PR』をしっかり作り上げたら、その要素を『職務要約』にも入れたくなるのが心情だと思うからです。というより、『自己PR』⇒『職務要約』の順番だったら、自然とそうなっていく可能性が高いと思います。

小説でも、映画でも、お笑いでも、はじめの導入部で興味・関心が持てなければ、離脱される確率がグンと上がります。職務経歴書の導入部は『職務要約』です。素っ気ない職務要約で、採用担当者や面接官が離脱しても良いですか?

あなたが希望の転職を叶えたいのなら、作る順番は『自己PR』⇒『職務要約』、そして、その『職務要約』の重要性を認識して、「つかみはOK」となるような、あなたが感じられる6行前後の文章を作ってみてください。

ちなみに、その6行前後の文章は、面接本番の冒頭に、面接官から「早速ですが、簡単にご経歴やご経験をお話しください。」みたいに言われた際、話す内容をそのまま書けばOKです。

経験や実績は沢山載せた方が良いという誤解

このタイトルの誤解をしている人は割合としては少ないように感じています。そうですね、私の経験からの感覚だと1割強でしょうか。多くの方は、なるべく2枚、もしくは3枚以内におさめようと作られています。

でも、その1割強の中には、4枚、5枚、6枚...8枚、いやいや10枚なんていう方もいらっしゃる訳です。そして、2つのケースがあるようです。

1つ目は、転職回数が多い方。1社毎にしっかりスペースを割いて、やってきた細かなことまで記載するので、どんどんページが増えてしまうケース。

2つ目は、社数の多さには関係なく、関わってきたプロジェクトが多く、一つ一つのプロジェクトを詳細に記載しているために、6~10枚になってしまっているケース。

以上のように職務経歴書の枚数が多くなっているケースの原因に違いがある訳ですが、まあ、1つ目のケースの方は、枚数が多い方が良いと思っている訳ではなく、多くなってしまっているのを、どう改善して良いか分からずに放置しているパターンが多いでしょう。

それとは違い、2つ目のケースの方は、ご自身の経験・実績に誇りを持っているし、応募先に全部知ってもらいたい、知ってもらった方が評価されると信じているパターンだと思います。

その思いこみこそが、このタイトルの誤解ですね。

私は『転職の個別サポート塾』で、この誤解をされている30代、40代、50代のお客様を100名近くサポートしてきました。みなさん、優秀な方ですし、良い仕事をされてこられた方たちです。

でも、お客様が自分で作った6~10枚の職務経歴書で、エージェントに登録したり、志望度の高い企業に応募すると、反応が良くなかったそうです。それで、私(転職の個別サポート塾)を頼られる訳ですね。

それで、私と一緒に「自己分析」を行い直し、一緒に「自己PR」を作り、2枚(場合によっては3枚)の職務経歴書に作り変えたら、見事、反応が良くなり、希望の転職を叶えられる方が続出します。

どうして、そうなるかというと、相手(応募先の面接官)が求めている内容にマッチする情報に、徹底的に絞り込んだからです。

そうなると、相手が「安心する」言葉や表現が見つけ易くなり、なるべく平易な文章で記載するよう心がけると、分かり易くなるのです。

そうすれば、面接に呼びたくなりますし、相手がもっと知りたいと思う情報は、面接本番で、面接官の質問に合わせて、伝えていけば良いのです。

職務経歴書に「これでもか!」と詰めこんでも、採用担当者や面接官は読んでくれないので、逆効果なのです。なので、経験や実績は沢山載せた方が良い、がかなり危ない誤解だという事はお分かり頂けたかと思います。

もし、あなたが素晴らしいご経験をお持ちで、4枚以上の職務経歴書になってしまっているなら、もっと絞り込めないか見直してみてください。

愛おしいご実績やご経験を絞り込む(捨てる)作業を一人で行うのが辛いなら、よろしければ私がお手伝いいたしますので、無料相談をご利用ください。

まとめ

希望の転職を叶えたいなら、自信の持てる『職務経歴書』に作り変えれば良い、と思っています。『職務経歴書』は、あなたの転職を成功させるための武器です。その武器が、武器として機能するために、今回の3つの誤解に気を付けて作ってみてください。

もし、あなたが、その3つの誤解も含めて、「うまく職務経歴書が作れない。自信が持てない。」と不安になっているなら、『転職の個別サポート塾』の無料相談をご利用ください。

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