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【kemio】関ジャニ∞『関風ファイティング』って就活応援ソングじゃね？【人生吹っ飛んだ】

SHINOMETAL'24

・楽しい就活セクション　

　つい先日iPodでシャッフルしつついろいろ聴いてたんですが、気付いてしまった。『関風ファイティング』の存在に。いや、曲の存在自体はもちろん存じ上げておりましたが。この歌詞に、就活応援感があることを....。（試聴は以下の公式サイトからできます↓）

ふられたら笑っチャイナよ
ご縁が無かったと思っチャイナよ
クヨクヨするヤツはツキが逃げる
案外世の中そんなもんさ

一度きりの人生さ
悔いの無いように生きようよ
なんだって経験は
無駄にはならない

恋に破れて 涙ポロポロ チャイナタウン
情けないね 悲しいひとりの男さ

ドラゴンが舞い降りて
ドラゴンが踊りだす
ドラゴンが火を吹いた
燃えろ関風ファイティング!

　「ふられたら笑っチャイナよ」、「ご縁が無かったと思っチャイナよ」。お祈りメールがきたら真っ先に思い出したい。そもそもエントリーしてなさすぎてたいしてお祈りメールはこないだろうけど。
　ふつーに考えたら失恋ソングということなのだとは思うのだけど、それでもある種の人間＝就活生がばり勇気付けられる曲なのではないかと思う。名文学は多重構造になっていて、いろんな層がそれぞれに共感するみたいな話を聞いたことがあったけど、まさにそれじゃね？いろんな解釈ができるから、就活生も救われる（ニート談）。
　そんなこんなで、『関風ファイティング』は名曲なわけですが、就活ソングとなると、この曲をご紹介しないわけにいきません。つばきファクトリー『就活センセーション』！中島卓偉さんのよさみ。

・ガチめな就活セクション

就活は受験と同じで、競争であり、戦争です。であるならば、ルールをよく知り、戦略を立て、ベストを尽くそうという意識を持つことが大切です。受験なら「数学はこうやって勉強してこれだけの点数を取って、英語は〜〜」と考えるはずなんです。就活になった途端に「まあ受かるでしょ」と1年目の僕みたいに臨む人がいるけど、すごくもったいない。仮になめた態度で受かったとしても、それはその程度の企業ということ。本気を出せばもっといい企業に入れるかもしれないのに。

　これ、読んで思ったんです！いやこの方は優秀でらっしゃるのでしょうし、ご主張の内容に関してはそうなんでしょうね以外に述べるべき言葉は見当たらないのですが。兎にも角にも思ったのは、自分は就活がしたくない、ということ。働きたいし、自分が納得できるような生き方の範囲内で誰かがよろこんでくれたらいいとは思うけど、競争してまでしたいことは本当にない。企業に入るというのが、現時点ではぜんぜん見えていなくて、自分の人生のゴールは、お稽古事をそれなりにやって、舞台に立って、後悔のない踊りをすること。そういうことしか見えてない。
　そこで、決めました。中途半端に就活に気を取られても意味がないし、向こうとしても迷惑だろうから、処理中の案件を除き、すべて就活を辞めます。まあロクにやってないんで特段なにか変わるというわけでもないですが。

・悟りのセクション

　最近見たこのCMでkemioさんを知りました。バレエの女子高生2人に言ったら1人は「私も高校入ってから知りました！」で、もう1人は「え〜〜〜〜〜〜〜」というリアクションでした。若者文化の受容、もっともっとスピーディにできないとついていけなさそうだ。
　ちなみにkemioさん。早口を注意されることもあるようですが（テレビの仕事等で）、個人的にはこの早口こそが好きです。というか、理解しやすい。普段テレビ見ない理由がまさにそれで、情報量が少なすぎてだいぶきついんすよ。その点kemioさんは盛り沢山なので。

　いじめられて→不登校の話でも書いたけど、フリーランス生活に慣れると学校生活がきついってのはわかりみが深い。

　そしてご覧になった方はお気付きのことと思いますが、「kemio語」という概念に代表されるように、ワードセンスが独特なことが注目されているようです。ちなみに個人的な解釈では、ワードセンスというよりは言語感覚がすごいな、と。ご本人曰く「文法ポルノ」してきたということになるのでしょうけど、どれだけ動画を見ても身に付く気がしないような言葉遣いの数々。やばみが深い、みたいな表現がそうであったように、できるだけ新しい日本語を取り入れる努力はしているつもりなんですけど。

　2:26〜以前自分が使ってた香水だった。あの悲しい逸話を持つ香水。

　2:23〜の音楽の先生の話がすごい。

あなたいま何年の年号の時代に生きてんの？って思ったんだけど
もう2000年こえた時点で男子も女子も関係ないよ〜って思ったんですけど

　あとこれも面白い。

Q.ケミオくんてオネエですか？
A.まだその質問すんの。あなた時代遅れすぎ。ガラケー使ってるでしょ、機種変して出直しな！

　笑った。最高かよ。

　kemioさんの素晴らしいところはたくさんあるけれども、個人的にレビューが率直なところは相当気に入ってます。「ふつー」とか「美味しくない」とか余裕で言う感じ。嘘が入ってない感じがいい。ハンドスピナーについて「これなにが楽しいんだかよくわかんないんだけど」（4:38〜）みたいな。そうは言いつつ、ちゃんとフォローもしてる感じ。

　そしてご自身が「口から文化祭」とおっしゃってましたが、先にも述べた言語感覚。もしも自分が少しでも会得しようとするなら一度自分の日本語を解体しなければならない気がしています。そのくらいにすごい。
　別の動画で「驚き桃の木こんにちわ」と言ってて、驚き桃の木山椒の木をナチュラルに使う民としてはだいぶ衝撃でした。ちなみに「びっくりどっきりこんにちわ」というパターンのほうが頻出っぽいですが、「新鮮アボカドパックでこんにちわ」に倣って「こんにちわ」と表記することにいたしました。

　ところで、こういった世代（で括るべきかはともかくとして）はポスト何言えばいいんでしょうね。すごく自由に生きているように見えますが、あくまでも自分らしく生きるというだけで、自分勝手に生きているわけでは断じてない。ダイバーシティっちゃダイバーシティ。
　あと、すごく誤解されそうなのが、ふざけたり楽しんだりした動画を上げることに対してダメな若者がどうみたいなことおっしゃる人がいるけど、べつに悩みがないわけではないし。様々なことをきちんと考えて生きているということ。諸々状況から察するに、世の中には、他人がはっぱらぱーに振る舞うことを許さない人がいるようですが、ぱっぱらぱーに振る舞うこととぱっぱらぱーなことは同じではないのです。
　kemioさんは最近知ったけど、こういう風に自分の生活圏外の情報も取り入れて積極的に異文化交流していきたい。そういえば、kemioさん日本語はハチャメチャなんですが英語はわりと普通なので↓イメージはこれ。

　「ウチら」というコンセプトもすごいと思ってる。演者である自分と、応援してくれるファンのみなさんを分けずに、100万人達成の瞬間を「ウチら」で共有しないと意味がないというようなことを言ったり、今週も「ウチら」でがんばっていこう、みたいな台詞があったり。

　いわゆるアンチへの対応もまじリスペクト。インスタのストーリーであるコメントを紹介しつつ自身の見解を述べていたのですが、その最後に一般論として以下のようなコメントを残しておりました。

たぶんこの動画を見てる人のなかには、ケミオこんなことにべつに気にしなくていいのにって言ってくれる人もいると思うんだけど、違うの。この私の人生の大事な120秒を捧げるでも、こうやって声に出すことによって何かが変わるっていうか、違うことは違うって言わないと、だめなの。後からリボはね、クレジットカードできくけどね、人生の後からリボはきかないの。そう学んだ。この23年間しかまだ生きてないのかもしれないけど。だからお願いみんな。後からリボは利かないから、言いたいことは口に出すの。Yes or Noだよ。

・立ち直りのセクション

　なんかもうよくわからんけど、強く生きていこうと思ったよ。アファメーションかぁ。俺は海賊王、には興味ないんで志望はしてないですけど、まあ、とにかく自分になる！みたいな感じではいこうと思ってます。

　いろいろ準備は必要だけど進学しようかなと思って調べ始めではいるので、本当にこれだと思えたなら、この先は突っ走る。進学以外でも、これだと思ったものの手だけは離さないように。逆に、本当は必要のないものや人を近くに置いておきすぎないように。とりあえずこんな感じで人生吹っ切れた！って言いたかったんですけど、そういう常識的な表現に囚われていては面白くないと思ったので人生吹っ飛んだにしてみました。今頃お宅の外の風に俺の人生が舞ってるかもしれません。
　自分の枠とか糞食らえ。どうせニートと思えば、自分を変えることなんてどうってことありません。と、眠すぎてうとうとする中で思ってみました。人生はばくはつだーーーー（それは芸術）。

（画像：いらすとや）


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