【コラム】他人の存在は良くも悪くもストレスでしかない【日常】

　ストレスを言い訳に飲酒をする日々。いい加減こんな生活やめよう、と思う一方で、酒くらいしか拠り所がないような気分になったり。
　たぶん、近頃の口癖は「◯ねばいいのに」。内心。だけど、気の知れた連中にはそんなに隠さない。だって、本当に◯ねばいいと思うのだもの。仕方ない。思ってしまうことは思ってしまう。それを本人に直接伝えるのはどうかと思うけどね。

　こうして内心すぐにキレる若者だから、捌け口を求めて酒を飲む。幼い頃は、毎日酒を飲む母親が嫌で嫌で仕方なかったのに（きちんと働いてるし、いわゆるアルコール依存症ではないと思う）、今では酒でも飲まなきゃやってられんよなぁと思うようになっている。恐るべし、社会。
　だからかは知らんが、最近すっげぇいろいろやらかしてる（酒のせいではなく）。大学に行くのに目的のものをなにも持っていかなかったり（そして取りに帰ったり）、授業があることを忘れて寝てたり、今日の準備完璧にしたぞ！と思ったらそれは１コマ分でもう１つの授業の準備はなにもできてなかったり.....。疲れてるのかな？と思ってやりすごしてはいるものの、日々のことが頭から抜け落ちてしまって、日常に対応できてない感がすごい。
　とりあえずの対応として、スケジュールの確認回数を増やした。忘れそうなことはすべてスケジュールに書いてある。それでも、自分で自分がこわい。年なのか？まだ２０代だけど....。小学校にランドセルを忘れて行くレベルのことはできれば避けたい。

　そして痛感する睡眠の重要性。ここ数週間？数ヶ月？は、８時間睡眠ではまったく足りなくて、寝られるときは１２時間くらい寝てる。２１時くらいに帰ってこれていると疲れてしまってどうしようもなくて風呂も入らずに寝て、起きるのは１２時間後。
　今月は休みにカウントできる日が１日もなくて、やはりこう、自分だけの時間をきっちりとらないと身体がまったく追いつかないなぁと反省。昔からずっと思ってることだけど、他人の存在なんてストレスでしかない。だから、毎日学校/職場に行ける人がどういう感性をしているのかまるでわからないし、すごいなって思う。週５以上でどこかに通えるのは、同じ人たちと顔を合わせられるのはぜったいに特殊技能。

　こんなことを言っているとまるで孤独な人だけれど、べつにそういうわけでもない。友人はたくさんいるし、どちらかというと社交的な方だと思われているらしい。けれどもまあ、どんなに仲が良くてどれだけ大好きな相手だとしても、あまり長い時間一緒にいたくはないし、頻繁に会いたくない。
　自分含め、人間が苦手。もうよくわからない。どう付き合えばいいのか、悩むことばかりで、苦労しかない。いや、すごくよくしてくれてる人たちもいるから、とても感謝しているけれども。でもだからって毎日関われるわけではないし。
　いまの社会は、自分みたいな人間が生きられるようにデザインされたものではないなと思ってきたし、思ってる。まあ、自分向けじゃないから無理してまで合わせることねぇやって思えたのは最近になってからなんだけれども、その分、合わせることができる人のすごさを感じている。天才だとさえ思う。「普通」の人が「当たり前」にしていることが「当たり前」にできない人間としては。

　ストレスというとネガティブなイメージがあるかもしれないけれども、実際のところこれはポジティブなものでもある。そういう意味で、他人の存在は良くも悪くもストレスだと思ってる。
　先日どこぞのアイドルが泣きながら言ったことに共感したんですが、自分と関わってくれる人、自分によくしてくれる素晴らしい人たちから大事にされるだけじゃなくて、こっちも大事にできるような、恩返しなんて烏滸がましいかもしれないけれども、少しでも周りにいてくれる人たちをしあわせにできるような人間でありたいなーって。思いますね。

　他人なんか大嫌いだよ。大嫌い。関わりたくないって思う。でも、すごく大切にしてくれる人たちがいる。そういう人たちのことは、裏切れない。他人なんか大嫌いだったけど、アテにならない、信用ならないと思ってたけど、そうでもないのかもしれないと思わせてくれる人たちがいる。
　なにもかも嫌になったとき、他人と関わりたくないと思ったとき、そういう人たちの顔を思い浮かべるようにしている。世の中にはクソみたいな奴もいるが、理不尽なこともあるが、理不尽なくらい優しい人もいるんだな、と思って。明日も生きてみようかな、とか。

［2017.11.24］