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広告代理店の実態vol(3)

広告代理店の文化には相反する2つがあると感じています。

①ワンチーム文化
②年次の違いはマリアナ海溝より深い

そしてこの文化が業務時間外を圧迫してくることが、社内異動の多さ・離職率の高さに繋がっていると考えられています。

ワンチーム文化を歌う上長

広告業界はチーム文化です。
営業・マーケ・クリエイティヴ・制作会社・イベント会社どこかが欠けると歯車が回らなくなるからこそ、ワンチーム文化を大切にする部署が多いです。

チームの絆は家族以上と捉える年配の社員も多く、誕生日や歓送迎会では主役への送別ムービー作成のために、実家への突撃や海外ロケなどもあります。休日もお金も溶けていくため、本当にチームを愛していないと難しい作業です。

向き不向きがはっきりとする極度のチーム文化となっています。

年次の違いはマリアナ海溝より深い

・先輩のためにタクシーを走って捕まえに行く
・年次の低い人はエレベーターを使わず階段を使う
・先輩のお昼ご飯を買いにコンビニまでダッシュする
・先輩が好きなビール銘柄のお店かどうか走って事前にお店に確認しに行く
・お好みの氷の個数を把握して飲み物を作る
・終電後も飲み会の呼び出しであっても先輩の誘いを断ると人権がなくなる

など、業務はもちろんのこと、業務外でも常に気を張っていないといけません。

この年次尊重文化によって、「上長の一存による」チーム文化になってしまっています。

上長の気に入ったチームは飲み会や打ち合わせという名の雑談の回数も増え、チーム一丸となって上長をおもてなしする空気が浸透しています。業務に関する打ち合わせは1時間程度で終了したにもかかわらず、雑談&雑談で終電を逃すこともしばしばです。

そしてタクシー帰りとなり、先輩方のタクシーを求めて深夜にダッシュするハメになるのです。

以上、相反する2つの文化が根強いからこそ、ワークライフバランスを大切にする若手を見ると「最近の若者は...」「これだからz世代は...」と公然と批判されることも多く、離職率の高さの一因となっていると考えられています。

私たちの世代からこの文化を無くそうと同期で燃えているので、徐々に変化すると嬉しいです。


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