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ジョブホッパーのキャリアビルディングを考える【年収編2/2】

ジョブホッピングする際の重要な交渉条件が年収です。年収が高いほうが良い条件というわけでもなく、かといって下がりすぎるのも良くないです。

その転職の目的に応じた、年収とやりがいのバランス。あとは、付加価値として経験できる要素が、自分にとって有意義かどうかを判断するのが大切だと思います。

年収だけでホッピングした結果

私は、年収だけで選んで失敗したことがあります。ジョブホッパーのキャリアビルディングを考える【年収編1/2】で紹介した、ヘッドハンティングのオファーをいただいた時です。

当時の年収の+100万円を提示したところ、あっさりと承認されたのです。

私にオファーくださったのは、その企業の外部取締役の方で、年収提示した時には、まだ社長にはお会いしたことはありませんでした。

その後の面接で、初めて社長にお会いしたのですが。。

第一印象。。


『やばそうだな~。。』


これって、ほんと直感だけなんですけど、初めて会う人への第一印象って、意外と当たってたりしませんか?


あと、オフィスの雰囲気もヤバさ全開でした。


息苦しいんですよね。圧迫感がある。

(このあたりについては、別できちんと書こうと思います)


そんなヤバそうな感じの会社に、なんで入ったかって。。?


年収です。

当時の私としては、年収がグッと上がることはうれしかったし、それだけの仕事を任せてもらえる!期待されている!ということが、何よりもうれしかったのです。(承認欲求強め。。)

社長や社内の雰囲気が、若干違和感があったものの、オファーを受けることにしました。

年収で踊らされて入社した結果、知れば知るほど社長への違和感は深まるばかりで、自分が何のためにオファーをもらえたのかどんどんわからなくなり、会社とかみ合わない日々が続きました。

そうすると、自分が何のためにその会社にいなければならないのか、というフラストレーションがどんどん蓄積されていって、不満だけを並べる人材になってしまいました。

年収分の活躍ができるように、私が現場を盛り上げていかなければならない立場だったのかもしれないと今は反省しています。


年収だけで転職しないほうが良い理由

年収だけで転職をすると、雇用主とのギャップが発生したときに、解決の仕方が健全ではないものになってしまいます

私の場合は、年収をキープするために、雇用主の顔色を見るようになってしまいました。

自分の意見を求められても、周りから求められている答えを言ってしまう。

『本当はこう思うけど、こう言っておいたほうが良さそうだ。』という感じ。

情けないですね。。

年収という首輪につながれた、会社の犬って感じです。

年収を確定するときは、自分の市場相場を鑑みたうえで、自分も企業側も納得感があるラインで決めないと、お互いに不幸になります。

信頼関係が構築できなくなるんです。


年収が下がっても許容できる額ってどれくらい?

じゃあ、逆のパターンとして、面白そうだし、自分のキャリアパスとしても良さそうなんだけと、年収が低くなってしまう場合。

いくらくらいまで下がっても許容できますか?

私が計算したのは、こんな感じです。


・額面でマイナス100万円年収が減る場合

収入の約25%が税金や社会保険料で控除されるので、

100万円×75%=75万円を12か月で割ると、

約6.2万円が1か月あたりの手取りから減ることになります。


もちろん、控除額は所得に応じて人それぞれなので、一概には言えません。

ただ、こういう計算をしてみると、減額になる分に見合うくらいの経験値が得られるのかどうかを、イメージしやすいと思います。

働くことの対価はお金だけではないし、その仕事を通じても出会いや経験から、新たなビジネスチャンスに展開することもあります。

少し前まではそんな価値観が全くなかったので、なんでも金額で換算していた自分が、とてもとてもお恥ずかしいです。。


【このページのまとめ】

・雇用主とのギャップは必ず起こる。

・その時に健全でいられるように年収は双方納得感のある金額で。

・減収になる場合は、月の手取り額まで落とし込んでイメージ

・減収になる分をペイできるくらいの経験や出会いが想定できるなら、減収も悪くない!


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