ホワイト企業データベースを公開します
〜11月26日 01:00
企業の“内情”を、確かなデータで可視化
「この企業が本当にホワイト企業なのか?」を求人広告や企業のビジョンだけで知ることは難しいものです。
そこで今回、上場企業の人的資本データを基に、転職を検討している方などが本当に必要とする「企業選びのためのデータベース」を作成しました。
平均年収、残業時間、有給取得率、女性管理職比率など13項目の数字を網羅し、企業の“内情”を明らかにします。
転職検討する方の多くは求人広告や企業サイトや口コミサイトなどを見るわけですが、これらは全て、書いた人たちが都合の良いように盛られた情報(ポジショントーク)であることが残念ながら多いです。
一方、有価証券報告書など株主に向けて書いた人的資本データの数字というものは嘘がつけません。そのため、会社を判断するための材料として、貴重な情報源となるのですが、いかんせん読みづらいため、調べる人が少ないというのが実情です。
そこで、「客観的な企業データを簡便にアクセスできるようにする」を目的として、本データベースは制作しました。
こんな方におすすめです
転職活動中の求職者:「本当に自分に合った会社か」を、信頼できるデータで判断したい。給料だけでなく、職場の環境や成長機会を総合的に検討したいと考える方に最適です。
株式投資している方:人的資本経営の戦略は株価にも影響し始めています。人を大切にしているか?を投資基準に入れたい方にはオススメです。
HR担当者:他社の実態を理解し、自社の人事戦略や採用計画の見直しに役立てたい方に。
経営層・マネージャー層:自社の改善点や、他社との比較を通じた組織改革の参考に。
なぜ私が書いたのか?
私はホワイトな大手企業のHR部門で働いています。
新卒では月100時間残業が常態化したブラック職場にいた経験もあるので、ホワイト職場がもっと増えて欲しいと心から思っています。
また、近年の人的資本データの開示トレンドに注目している私は、趣味と実益を兼ねて、ホワイト企業度を分析し、レポート記事をnoteに投稿してきました。
「読みにくい有価証券報告書などの客観的データを分かりやすく伝える」を心がけてきたつもりです。
これらの投稿記事が割といい反応をいただけたこともあって、さらに深いリサーチを行い、データベースの制作に取り組み始めました。
企業数としては、上場企業2724社の中から、「転職にオススメできるホワイト企業」として、185社厳選。その企業が有価証券報告書で開示しているホワイト企業判定に使えるデータをまとめました。
「転職にオススメできるホワイト企業データベース」を作成するにあたり、具体的には下記の基準で選定しました。
選定基準
東証に上場している企業であること
有価証券報告書という信頼できる資料をベースに選定するため、上場企業を最低ラインに据えました。
ホワイト500に選定されている企業であること
経済産業省が認定する「ホワイト500」に認定を受けている企業であることを次のフィルターとしました。
ホワイト500は、「経営理念(経営者の自覚)」「組織体制」「評価・改善」「法令遵守・リスクマネジメント」の4つの大項目において基準を満たしていることが必須要件です。さらに、「制度・施策実行」の項目で設定されている細かな評価項目において、2つの必須要件に加えて13項目以上の要件を満たす必要があります。
なぜ「ホワイト500」に認定されている企業にしたかというと、上記の基準をクリアしているというだけではなく、ホワイト500をとるためのコストを惜しまない事自体が、経営陣が職場のホワイト化や人的資本経営に積極的な証拠あり、信頼がおける企業リストであると判断できるためです。
有価証券報告書で人的資本データを充分に公開している企業であること
日本では、2023年3月期決算から上場企業などを対象に人的資本の情報開示が義務化されました。
具体的には以下の7分野19項目となっています。
これらを公開することは義務化されたのですが、やはり企業によって、公開の”本気度”には濃淡が正直あります。有価証券報告書を読み込むと、それが見えてくるのですが、今回のホワイト企業リストでは、積極的に情報開示をしている企業を選定しています。
掲載項目
スプレッドシートに掲載されている具体的な項目はこちらになります。今後リクエストが多い項目が合った場合は項目追加も検討していきます!
企業名
証券コード
ホワイト500認定有無
平均年齢
平均勤続年数
平均収入
女性の管理職比率
男性育休取得率
男女の賃金差異
管理職に占める女性労働者割合
有給休暇取得率
離職率
新卒採用数
キャリア採用数
中途採用比率
月間平均残業
事業内容
市場区分
所在地
従業員数
開示日
有価証券報告書URLリンク
統合報告書URLリンク
さらに採用情報も掲載
さらに、その企業の採用情報についてもワンクリックで調べられるように、Google求人情報のリンクも掲載しましたので、転職を検討している方や競合他社の求人情報を確認した方は活用してみてください。
価格について
価格については、販売スタート記念ということで、最初に買っていただいた方々には2,980円で販売致します。
ただ、これを作る時間を振り返ったところ、80時間以上かかっていて、私の時給を考えると、40万円くらい売れないとペイしなそうなのと、他のこういったレポートは、数万円後半で売っている企業もザラにあるので、状況次第で値上げするかもしれません。買おうかなと思っている方は今が最低価格です。
それでは以下の有料エリアでスプレッドシートと各項目の読み解き方解説のご案内をさせていただきますね。
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10月27日 01:00 〜 11月26日 01:00
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