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【コーチング】自分がクライアントとして、コーチングしてもらった話 Part.9

前回の続きです。

仕事のことでも悶々としていた時期

前回、目標について進捗や着地について話をしていましたが、仕事については「うまくいくか」「やり直しか」というどっちに振られるか分からない状況でした。(正直いえば、仕事先で真っ当な方針が落ちてこなかったのもあるのですが…)

特に下期に入って、これまでは自分で上位方針から考えて目標設定することが多かったのですが、当時のマネジャーは方針もまだ落ちてこない中で勝手に考え、上位の正しい情報もまともに流さないまま、「あなたはこれやってください」とやることを決めて振ってきました(しかも振ってきたのは、上期にそのマネジャーがやってたけど手が回ってなかったもの)。それをやる背景や方針との紐付け、価値や必要性もまともに説明できず、「〇〇さん(役員)がやってと言ってるから」という状況です。

一人で考えない

下期になってからの悶々とした気持ちで非常にストレスフルであることをコーチングの中でも表出していました。

そしてコーチングの中で気づかされたのは、「一人で悶々をするより対話することで前に進める」という点です。

自分だけでできる、そして自分の考えが生煮えのまま相談すると迷惑かけるという意識が、周りの人との対話を自ら閉じてしまっていたのです。
今、冷静に考えれば当たり前のことなのですが、目の前のことに悩み、ストレスを感じていると急に視野が狭くなってしまいます。

実はその頃、過去に何度も一緒に仕事をしてきた同僚が同じ組織にアドインしたのですが、私も同僚も当時のマネジャーのやり方に抗いながら、自分たちで本当にやるべき目標を決めて進めていました。

一緒のチームになった同僚と対話するようになって、やりたくないことに関して、やるにしても、やらないにしても、やるレベルを変えるにしても、自分一人で考え決めるよりも何か一つ納得感や後押しを得られて進められるようになった感じがしました。自分の立ち振る舞いに対して、良い悪いを同じ価値感で言ってくれる同僚というのがやはり自分には必要だと気づけたのです。

コーチもコーチングを受ける意味はわかった

一人で考えないで、対話してもらう人を見つけて助けてもらうというのはまさにコーチングも当てはまります。自分がコーチングを学んで助ける立場だという勝手なプライドがあったのか、なかなか自分から助けてもらうということが言い出せてなかったのかもしれません。一番は弱みを見せたくないという感情かもしれません。

コーチだからといって人間です。コーチングでは、コーチもコーチングを常日頃から受ける立場であることも求められます。まさにコーチングをはじめてから自分自身が受けているコーチングがそれにあたるのです。

もう少し人に頼ったり、弱みをみせるのも大事ですし、それが自然にできるようになってはじめて魅力的なコーチになれるのだろうなと感じています。

そして自分が受けたコーチングのアプローチや実績が、自分が他のクライアントさんにコーチングを行うときに活かされるのです。

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