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【仕事・キャリア】中途半端な自分と向き合う

【はじめに2】積み上がった様々な「負債」とは?の中でも、仕事・キャリアのところは色々もっと書きたいことがあると書きました。
自分のこれまでの経歴や経験から、どういう道に進んでいくべきかはずっと悩んだままここまで来てしまった感じです。そういう意味でもなるように流されていた負債の一つではあります。

1.改めて自分の経歴を振り返る

特に転職などはせず、ある一つのメーカーで長年やってきています。とはいえ、そこそこ色んな職種を経験しており、そういう意味でも社内のプロセスやルール、仕組みなりは理解できている方です。
・機器組込ソフトウェア開発者(コーディング〜上流設計、チームリーダー)
・新規開発基盤のアーキテクト
・ソフトウェア、ソリューション関連の商品企画
・開発部門発の新規事業の事業企画・事業開発
・R&Ds(の中で新規事業立ちあげ〜ゼロイチ達成)
・アーリーステージの新規事業開発支援、事業部支援などスタッフ的役割
・その他諸々、組織のミッションや特命、組織職も経験


開発者的なところは早々に比率は少なくなり、入社数年ほどでチームリーダーでマネジメントが主体。あとは上流設計など機能仕様設計やプロジェクトで組織横断の機能開発をやっていました。


あるとき、何も希望も出してないのですが、商品企画に異動、ソリューション系の企画をしながら、開発部門から新規事業やるぞと兼務しつつ、その部署の解散とともに、「おまえのやりたいことは研究所にあるぞ」とR&Ds部門へ異動、しかし自分のやりたいことをやらせてくれる枠はなく、ほどなく同じR&Ds部門で探索中だった新規事業の事業&商品企画的ポジションでインキュベーション的なことをやっておりました。

しばらくして、組織職もやり、ゼロイチ達成後に部署でごたごたあってまたちょっと違う系統の新規事業系の部署に異動して色々やっていたんですが、会社の大きな転換期にもろもろ部署の統廃合もあって、今はどっちかというとスタッフぽい部署で事業部の支援をやってる感じです。(扱いはスタッフだが、全然スタッフ感のない先進的なことをやってますが、あんまり書けない・笑)

まあ、何が出来る奴か、よくわかりません(笑)。
ちなみに、一応成果面は評価してもらってるので、できない奴だから色々たらい回しにされていたわけではないです。

2.旧社長に言われた印象的な言葉

ある時期に昇格したタイミングで当時の社長の講演を拝聴したのですが、そこで言われたことが結構衝撃でした。

管理職もスペシャリストであれ!ジェネラリストなんか要らない!

ほほう、まあまあキツいこと言いますね。僕は当時ジェネラリスト真っ只中なキャリア設計をしてたわけでして。そもそも管理職から組織職でじゃんじゃん上に上がってってくれよというポジションだとジェネラリストかなと思ってたんですが、そういうわけではなく。というか、マネジャーのスペシャリストってなんぞ?

まあよくよく聞くと、プレイングマネジャーってことらしいんですよね。
いやいや・・・だいぶブラックだな。ともかく、当時から斜陽産業なんて言われてて若手もそんなにやりたがらない事業分野だったし、社内もがちがちのルール、プロセスで、新しい事なんてやらせてもらえない、やらせてもらっても結局誰も判断してくれず先に行けないという膠着状態。止める人も多いし、無駄なプロセスとルールの遵守で人も工数も足りないという状況で、自ら刈り取りにいっちゃうプレイングしちゃうマネジャーがいっぱいいたわけですよ。そしてそれが評価されるという状況。そうなると自分もそうならねばと思ってしまったのがいけなかった・・・

3.そしてなにものにもなれなかった自分

そんなこんなあり、会社の中でも幹部候補的にそこそこジェネラリストを貫いてきたところだったが、周りが拾いきれない少し掘り下がった部分も自分で調べてやってしまい、しかもそこそこのクオリティを出してしまうようになってしまいました・・・


そうなると周りが育たないのですよ。
本当に上がっていける組織職や幹部というのは、自分の存在を持って利益や成果を組織や会社全体に最大化しなければならないのが役割。個人ひとりで出来ることは限られてますし。周りに振って育てて、自分の手元から離していってレバレッジを利かせていく必要があるわけです。


スペシャリストになれと言われても正直、尖ったところがない。ジェネラリストとは逆のことを言っている。ジェネラルなところに欠陥があってもそれを補えるスペシャルなことがあれば引き合いはあるし評価もされます。特に最近はむしろジェネラリストよりスペシャリストの方が求められてる傾向があるかなと。
スペシャリストは社内だけだと使われる立場ですが、外の世界まで目を向けて考えると、何か成し遂げたい組織やチームにとって引きのある強いモジュールとなります。尖った強いモジュールは、その特徴を活かして複数の組織やチームで活躍もできるので、社会的には価値が高いわけです。


ともかく自分は中途半端だなとずっと引け目を感じてました。ジェネラリストで外から引き合いがあるとすればそもそも元々職歴に役職があるか経営者。かといって、社外から引きの有るような職歴・経歴があるわけでもなく。ひとりでやれることが限られている以上、よりステップアップしたければ何処かからの引き合い、もしくは自分から誘って組織やチームを組むべきなんですが、お呼びでない。

そうなると結果、【はじめに2】積み上がった様々な「負債」とは?の中「2.仕事・キャリアのこと (なにものでもない自分)」にあるの3つ得たいこと「社会的貢献」「承認欲求」「自分の精神衛生の担保」が叶えられないわけです。


・・・なんて経緯もあり、仕事・キャリアに対して今の現状と目指したい姿に真剣に立ち向かう時期となり、これから行動していきたいと思います。

それでは!

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