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【コーチング】行動促進 Part5

認定コーチを取得したので、それまでの学びなどをまとめていこうと思います。

ここで扱う内容は、コーチ・エィ アカデミアさんのクラスとしては「行動を促進させるスキル」というモジュール名のクラスになります。

【コーチング】行動促進 Part4の続きになります。

明確にするスキル(続き)

目標や現状を明確にすることで、行動が促進される環境を作ります。
その方法を示していきます。(前回の続きです)

  1. ビジュアライズする(前回記載)

  2. ゴールの先をみせる(前回記載)

  3. 優先順位をつける

  4. 現在地を確認する

  5. ラベリングする

優先順位をつける

相手が多くの目標を持っていたり、同時に色々なことをやろうとしていたりして、結局、未完了を残している場合には「優先順位」をつける必要があります

私たちは普段から優先順位をつけて仕事をしています。
それにも関わらず優先順位が不明確になって、停滞してしまうのでしょうか?

それは優先順位をつける基準が曖昧になっているからです。
何を基準にして優先順位をつけるかの軸がぶれていたり、そもそもなかったりすると、優先順位をつけること自体に時間を費やしてしまいます。

コーチングでは、この優先順位をつける基準を相手と一緒に決めていきます。

やり方としては、以下の順です。

  1. 頭にあることをリストにして書き出す

  2. 優先度をつけるシステムをつくる

  3. 一つ一つ相手の決めた基準にあてはめる

リストに書き出すものは、目標だけではなく、欲求ややるべきこと、やり残していることなど様々なものを挙げておきます。まず頭の中のものを見える化して出し切りましょう。

優先度のシステムは色々な切り口がありますが、コーチングの中の対話で明確にしていきましょう。

  • 緊急度と重要度

  • WANT TO と HAVE TO

  • 自分の価値観

優先順位をつけることは単に並べ替えではありません。
コーチを受ける人とコーチの間で共通の基準を、持っておきましょう。

問いかける例としては以下です。
「普段、タスクの優先度はどのような基準で決めていますか?」
「もっともリスクのある仕事はどれですか?」
「もし1つしかできないとしたら、何をしますか?」
「自分の成りたい姿にそのタスクは関係しますか?」

現在地を確認する

目標達成のためには、目標に対して相手がどこまでその目標に対して達成しているかという「現在地」を明確にしておく必要があります

人は今自分がどこにいるかがわからなくなると不安や恐れを感じます。
そしてその感情があると、人の行動は停滞します。この停滞を防ぐために現在地を伝えることで自分の現在地を認識し、行動を起こすようになるでしょう。

やり方としては以下です。

  1. 相手に対して現状をどう捉えているかを聞く

  2. コーチから見ての事実に基づく相手の変化を伝える

  3. さらに明確にするため、それまでのコーチングログ(コーチングの記録)を使って一緒に現在地を確認する

現在地を確認しても恐れが取り除かれず、行動が停滞するのであれば他に問題があるかもしれません。その場合には恐れについて取り扱います。

問いかけとしては以下です。
「ゴールを頂上としたとき、山に例えると何合目ですか?」
「(前出の山の何合目質問に対して)3ヶ月前なら、どう答えていますか?」
「今までどのようなことを実現してきましたか?」

ラベリングする

人は自分を取り巻く不明確な状況を明確にしたがります。
しかしそれをなかなか一言で表すことは簡単ではない場合もあります。
その状況に名前をつけること、それをラベリングといいます。

ラベリングすることで、それまで漠然としていたことが、実は既に知っていることであり、自分で扱えるものなのだと安心感を持つことができます。
安心感が持てれば、行動を起こすことができるようになるでしょう。

相手の状況を観察・認識し、それを表現する言葉をつけます。
「その状況はあなたにとって『助走期間』なのではないでしょうか」
「それはあなたならではの「価値」なのではないでしょうか」
「苦手に思ってる上司は「コントローラータイプ」なのではないでしょうか」

気をつけることは、あまり専門用語に寄らないことです。ラベリングの目的はハッキリさせることなので、ラベリングで制限をつけるものではありません。適切でなければすぐに貼り替えましょう。

※「激レアさんを連れてきた。」という番組で、表現しようもない特殊な人に対して、最後にオードリーの若林さんがズバッと一言でラベリングしますが、あそこまで上手くやらなくても大丈夫です…
(私はあの番組で最後にラベリングするというアイディアを出した人はすごいなと思っています。そしてそれができる若林さんもすごい)


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