【コーチング】"Critical"だからこそ「温かい」
クリティカル(Critical)と聞くとどう理解するでしょうか?
辞書的な意味でいえば、
という意味です。
ビジネス界隈だと。「クリティカルシンキング」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
日本語訳そのままで「批判的な」と捉えてしまうと、ネガティブなイメージがあり、「クリティカルシンキング」をそのまま日本語にして「批判的思考」と聞くとちょっと何かと文句を付けるというイメージを持ってしまいます。
私が今読んでいる本でも、翻訳者の方がクリティカルをそのまま批判的と捉えるのではなくどう言い換えるかを試行錯誤した注釈がありました。
(この本はいずれ紹介したいと思ってます)
この言い換えは自分の中でもしっくりきました。
正解が無い事象に対しても、本質を追究して互いに納得しあえるよう考え尽してみんなが着地できる「大切なもの」を選び出している考え方やプロセスのことなのだなと。そこにはただ「批判的思考」や「クリティカルシンキング」という言葉にはない、温かみを感じる言葉だと思ったのです。
この「大切なものを選び出す力」はコーチングでも発揮されます。
建設的に主張しあうという意味で、アサーティブネスという言葉もコーチングでは使われています。
本当に相手のことを思っているのであれば、相手を良くしようと心から思っていることを建設的な形で主張して伝えることが、結果的に相手のためになります。
そしてそれを受け入れてもらえるよう、日頃からコーチはクライアント様との信頼関係を構築していく必要があるのです。
前出の著書の訳者の言葉には、他にこのような言葉がありました。
コーチも、クライアント様にとっての「クリティカル・コーチ」つまり「(自分のことを本当に思って言うべき事を言ってくれる)大切なコーチ」となって、クライアント様の目標達成に貢献していくことが大事だと私は思っています。
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