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【コーチング】数字にしてみる

数値化できないものも、数字にしてみると見えてくる。

はかれないものをはかる

仕事をしているとなんでもかんでも、「数字にしろ」「定量化しろ」と言ってくる人がいます。別にこれは間違ってはないですが、何も考えずにそれを言えば、なんとなく指摘してやったぞ感が出るというのも、ちょっと問題です(笑)。

(ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが・笑)そんな話はさておき、とはいえコーチングにおいても数値化しないまま相手の状況や達成度合いの話をすると、なんとなくできている・できてないというふんわりした状態で対話が進んでしまい、あまり良い気づきもないまま終わってしまいます。

よく使われる問いとしては、
「今、あなたの目標について、何%達成していますか?」
「あなたは現在の達成度は、10段階でいうといくつくらいですか?」
など、現状の目標に対してパーセントや段階で達成割合を数値として可視化します。

一見、何の意味があるのか?と思うかもしれませんが、漠然とできてそう、できてなさそうというモヤっとした状態を、このような問いかけによって、言われた側はどう数字にすればよいかという考えを巡らせます。
この考えを巡らせるプロセスが大事で、自分のこれまでの行動や成果の思い起こしがされます。

相手から数字が出たあとは、
「では、何故○パーセントにしたのですか?」
「10段階の7とのことですが、10点満点ではなく3つ引いたのは何故ですか?」
と理由を問います。このときに思い起こしされたこれまでの事と合わせて、さらに考えが巡らされますので、これまでと違った観点で問題点が表出したり、新たな気づきを得ることで次の展開を見いだすことができたりします。

普段から数字化してみる

コーチングの中の問いかけ以外でも、常日頃から数字にしておくと今の自分の状況を端的に表出しておくことができますし、比較もできるようになります。

私は毎日仕事の最初に今日のタスクと合わせて、体調もメモっておきます。
そのメモには、ぼんやりと「元気」「まあまあ」「なんとなく疲れている」と言葉で書いておくのと合わせて、感覚で「10段階で9」「10段階で6」など、体調を数値化して書いています。

例えばこの数字に上がり下がりがあったり、同じ数字が続いている場合には、何故そうなってるのかを思い起こしてみたりします。

まずは感覚で数字としてだしておいてもよいのですが、自分なりのチェックリストをつくってそのチェックがされてる・されてないというところで点数化すると、よりその数字には根拠が持てます。

以前、コーチングのところでも定性を定量に変えるテクニックは紹介しています。

数字により、差分・ギャップを明確にして、どうしていけば満点に近づいていけるのか?ギャップを埋めるための手はどのように打てば良いか?などの次に向かうための具体的な行動のアイディアを生み出すために役に立ちます。

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