【仕事】想像して気づける力
起きた事象に対して、さらに想像力を働かせることができるか?
ある問題を指摘したときの出来事
詳しくは書けないのですが、あるWebページでシステム上の問題がありました。
あるカテゴリで集めた色んな記事を載せているのですが、ほとんどのページは正しく表示されるに、私がたまたま見たあるページはレイアウトが崩れてしまっていました。
私が見つけたページだけかな?と思っていたのですが、他のページもいくつか開いてみたのですが、加えて一つレイアウトが崩れたページを見つけました。
非常に読みにくくなっており、そのWebページは会社の新しい活動をPRする目的のサイトになるので、レイアウトが崩れたままだとせっかく良い記事になっていても読みにくくて離脱してしまいますし、崩れたレイアウトのページのままにしておくと会社としての姿勢や、その活動に対する本気度を疑われてしまう可能性もあります。
自分の役割でも責任範囲でも何でもないのですが、さすがに見て見ぬ振りはしたくないなと思い、そのWebページを管理している人を私は知っていたので、起きていることを伝えました。
問題は解消されたのだが…
私「〇〇のページのレイアウトがおかしくなっているよ」
私「あと、ついでに見た××のページも同じようにレイアウトがおかしいよ」
管理者「確かにおかしいですね。直すように言っておきます」
管理者の人は自らの部署でWebページを作っているわけではなく、どうやらその先に委託する会社がいるようです。
暫くしてその管理者から連絡がありました。
管理者「直してもらったので、確認してみて」
指摘した張本人なので、一応確認することにしました。最初に見つけた〇〇のページも、その後に見つけた××のページも両方レイアウトが正しく表示され、正しく記事が読めるようになっていました。
ここで終わらないのが私の性格なのですが、頭の中でチラっとよぎったことがありました。
「もしかして、他のページも起きてるんじゃ…?」
「でも、それも今回の指摘で一緒に直されているよね」
老婆心的に同じサイトの他のWebページも見に行きました。
…なんと、同じ問題があるページが他にもあったのです。
他にも起きてないか?想像できなかった?
つまり今回私が指摘した、〇〇のページと××のページだけが修正され、他に同じ問題を起こしていたページには手を付けられてなかったのです。
これは私は個人的に(勝手に)ガッカリしてしまいました。
まあ、指摘した張本人ではあるものの、そこまで面倒見なくてもよいだろうと言われるかもしれませんが、指摘された以上に他に起きてないかを確認されなかったのかなぁ…という、落胆を感じたのです。
これは想像力の欠如だと私は感じています。
同じ問題が1つではなく、2つ指摘されたら、他にもあるのではないか?と想像力を働かせて、他のWebページもチェックするのが普通かなと。
しかもチェックするタイミングとしては、2回あったわけです。
まず、指摘された管理者が「他にも同じことが起きてないか?」とチェックするタイミングと、管理者から指摘されて修正する委託先が「他にないか?」をチェックするタイミングがあったはずです。
自分なら、どちらの立場にあっても「2箇所あるなら他にもある可能性がある」と想像してチェックには行くと思います。
まあ、この「普通なら」という感覚は、私の感覚なので押しつけるつもりはないですが、そこまで考えられなかったかなぁと思ってしまうのです。
確かに言われたことだけをやれば、言われたことに対しては100%応えているわけなので文句を言われる筋合いはないでしょう。しかし、今回のように同じ問題が後で見つかれば「なんであのとき一緒に修正してくれなかったの?」というガッカリ感から印象としては減点になると思います。
人の仕事の出来映えや、人を信用・信頼するというところはこのような想像力の有無からなり得るところがあると感じています。
今回起きたことはちょっと残念なことでしたが、本質的に問題を解決するための想像力というものが大事なんだなと改めて認識することができました。
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