見出し画像

【仕事】マネジャーやリーダーは「役割」

マネジャーやリーダーは偉いんでしょうか?

マネジャーもリーダーも「偉い」わけではない

コーチングの中でも、コーチング型マネジメントというクラスがあります。
(こちらは受講中なのでまとまってきたら記事にします)
その中でクラスコーチの方からお話があった中で、
「マネジャーは役割に過ぎない。偉いわけではない」
という言葉がありました。

これはマネジャーだけではなく、「リーダー」という言葉も同じかと思います。
マネジャーもリーダーも、組織やチームの中での「役割」や「機能」なのです。

この話を聞いて、15年以上前に、まだエンジニアだった頃にいたチームリーダーの言葉を思い出しました。

あるとき色々とそのチームはバグなどで問題を持っていたのですが、朝礼でチームで集まってスタンドアップでミーティングをしていました。
記憶は曖昧なのですが、確か誰がやるか決まってないような内容で、エンジニア以外のそのリーダーでも捌けるような内容だったと思いますが、それを振られそうになったときに、

「俺はリーダーで偉いんだぞ?忙しいんだ!」

と、チームメンバーの目の前で平然と言い放ったのです(しかも半笑いで)。

私は若い頃からチームリーダーをやっていたのもあり、正直私はその人よりエンジニアのチームのリーダーとしては先輩ではあったのですが、諸々チーム編成の再編でその方のチームにプレイヤーとして入ったのですが、その方のリーダーとしての人間力、牽引力、責任感やチームのマネジメント力はかなりイマイチだと気づいていました。

実際、他のメンバーもかなり不満を持っていましたし、当時の私もですが結構反抗していました。(我儘な反抗ではなく、本質的でロジカルに反論していました)

その後もその方そんな感じのまま、プロジェクトとしては中止にもなり、私も別の部署に異動、今その方がどこで何をしているかも正直わかりません(笑)。

マネジャー=上司、メンバー=部下?

この記事を書くときに見つけた以下の記事を見ると、日本におけるマネジャーは「上司」、そのマネジメント対象の人を「部下」という、上下を表す言葉が、マネジャーやリーダーが偉いという勘違いを生んでいるのかもしれません。
(正直、noteの中で自分も上司・部下という言葉を使っているなと反省…)

ちなみに記事の中で、課長が偉くて、椅子の質も違うとか、昔はあったよ、30年前の話だから今は違うかも…とありますが、全然今でもありますよね(汗)。

なにかとヒエラルキーを作り、統制を取るために上下という関係性を作ってきたのがこれまでの日本企業ではあったのですが、これはマネジャーやリーダーになる人がその組織機能を持つ中で最もその機能に対してスペシャリティがあるから、そのような形になっていました。上意下達で効率的にオペレーションを回すため、部下に自ら考えさせるよりかは教えてやらせるティーチングが有効だったからです。

しかし、今は時代が変わりました。
変化に富む時代、世の中のスピードが速くなった時代に、個人の自律性を発揮していく中では旧来の構造では太刀打ちできません。
そこを生き抜く術としてのスペシャリティが、これまでのマネジャーやリーダーが一番得意であるかどうかも分からないのです。


旧来の文化で何とか下働きで我慢して、上の年代が捌けていったので、ようやくそれなりのポジションに付けるようになったのに、偉そうにはできない時代なのか?と思ってしまう人もいるとは思います。

でも時代は変わったんです。
もし今でも私が昔出会った残念なリーダーのように「私は偉いんだ!」なんて言い放とうものなら、そんな人には、会社の大事な人・モノ・カネのリソースを渡してはいけない時代なのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?