【コーチング】コーチング・プロセス Part3
認定コーチを取得したので、それまでの学びなどをまとめていこうと思います。
現在もコーチ・エィ アカデミアさんでは継続してコーチングを学び中です。
コーチ・エィ アカデミアさんの講習内容の詳細については記載できません。
ただし、概要と私の学びや気づきについて書くことは問題ないと確認済です。
ここで扱う内容は、コーチ・エィ アカデミアさんのクラスとしては「コーチングのプロセス」というモジュール名のクラスになります。
【コーチング】コーチング・プロセス Part2の続きになります。
プレコーチングのポイント(続き)
前回(Part2)の記事は、
・コーチングを受ける経緯・動機の確認
・コーチングの機能・構造・約束事を説明、同意を取る
・信頼関係の構築
を扱いました。引き続き、
・コーチングに対する主体性に目を向ける
・コーチングの方向性を決める
を扱っていきます。
コーチングに対する主体性に目を向ける
コーチングによってクライアントである相手が変化、成長できるかどうかは相手にそうなりたいという主体性があるかに関係してきます。
相手にはじめから主体性があるとは限りません。企業などでのプログラムでコーチングを受け身として実施される場合や、クライアント側ではなくコーチ側からコーチングを誘った場合など、相手の置かれている状況的に相手もコーチングを実施することになります。
そのような状況でも、相手本人が主体的になって自分の成長と変化を望んでいれば、コーチングの機会を通じて実現できるという可能性を一緒に探索していこうという姿勢が大事です。その際には、コーチはそれを促す効果的な問いをすると良いでしょう。
例えば、
「コーチングによって成長できるとしたら、何を手に入れたいですか?」
「コーチングのメリット、デメリットは何だと思いますか?」
「コーチングによって望む未来を手に入れられるなら、この場をどのように活用したいですか?」
などです。
また、なんかコーチングってよさそうだよね、という軽い気持ちで始めている場合も少し気をつけなければなりません。単に興味本位だけで終わってしまってはせっかく場をもってお互い時間を使うわけですから、主体性をもって成果に繋げてもらう方がお互いのためでもあります。
このような場合には、コーチングとは「本人の行動に焦点をあて、本人自身が行動と結果に責任を持つ」ことを明確にして伝えておくことが必要です。
コーチングの方向性を決める
コーチングを何に向けて取り組んでいくか、方向性について会話をします。
ただし、プレコーチング時点で明確に扱う方向性やテーマが決まっている場合は良いですが、曖昧な場合もあります。曖昧なまま、次の目標設定に進んでしまうと目標も曖昧になるのでコーチングによる目標達成の可能性が高くなりません。
曖昧な場合には、まずクライアントである相手の内側にあるものを棚卸しするところから開始します。たとえば次のようなテーマです。
自分のキャリアビジョンのこと
仕事で達成したいこと
やりたくてもまだ出来ていないこと
クライアントの課題や強みのこと
また、そもそも信頼関係ができていないとコーチングを始めることはできません。よって、無理に方向性を決めるのではなく、信頼関係の構築に多くの時間を費やすことも必要です。特に、初対面や関係性ができてない場合には、急いで先に進まずに信頼関係の構築に努めましょう。
時間がかかるなら、一回のセッションで着地させることには拘らず、柔軟に進めていくことも大事です。
コーチングは相手(クライアント)のもの
これまでも一貫して書いてきていますし、主体性のところでも書きましたが、コーチングという時間・場は、クライアントのための時間であり、クライアントが目標達成をして成果を出し、成長を促すためのものです。
よって、コーチングを活用したい、コーチングで成りたい状態になりたいという選択をすることもクライアント側の主体性になります。
これらコーチングにおける約束事は、コーチとクライアントの間で同意を取っておく必要があります。もしその同意を取れないのであれば、コーチングが失敗することは目に見えています。同意が取れない間はコーチングを始めることはできないですし、同意を取ることが難しいのであれば、コーチングすることをお断りすることもお互いのために時には必要なのです。
続きます。
※今回、おまけはお休みです…
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