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【コーチング】自己基盤 Part1

認定コーチを取得したので、それまでの学びなどをまとめていこうと思います。

ここで扱う内容は、コーチ・エィ アカデミアさんのクラスとしては「ファウンデーションを整える」というモジュール名のクラスになります。

自己基盤を整える

コーチングによって新たなアクションを設定し、実行していくにはそれなりに原動力が必要になります。ただ高い意欲と意識を持つだけではなく、行動を起こせる強い自己基盤があってこそ、実行に移せます

強い自己基盤があることで行動を起こすエネルギーが蓄えられ、かつロスを抑えて効率良く活用できます。よって目指す目標が高いほど、必要とするエネルギーが大きくなる、つまり自己基盤をさらに強化する必要があります。

コーチングする相手に目標に辿り着くためのスキルや知識が備わっていても、様々な要因で妨げられます。本人の意欲の低下や変化などの個人の内的要因もあれば、健康や家族問題、外部環境変化など個人でコントロールできない外的要因もあります。

ただ、このような変化や障害に対してどう向き合って目標を達成していくかは一人ひとりの取り組み方やあり方次第といえます

自己基盤を整えて強化することは、外部要因に影響されにくい基礎を固めるということです。そしてこれは日々のトレーニングのように維持するためのメンテナンスも必要です。

エネルギーマネジメント

自己基盤を整え強化することは、行動を移すためのエネルギーを如何にうまく使うか?どう蓄積して、ロスを抑えて効率良く使っていくか?と書きました。
それは「エネルギーマネジメント」であり、それに関するテーマは大きく2つあります。

・未完了の完了
・タイムマネジメント

未完了の完了

エネルギーマネジメントの中でエネルギーのロスを抑えていくこと、それはエネルギーの漏れ出る原因を無くしていくことですが、その原因は各人の持つタスクの未完了の状態にあります。

未完了の完了によってエネルギーを蓄積する

未完了の状態のタスクというのは、
・やろうと認識していてやっていないこと
・止めようと思っていて止めてないこと
・過去の出来事で引っかかったままのこと


例えば、
・もらったメールに返信できていない
・部下にお願いしたことの報告を聞かないままにしている
・友人から借りたままの本がある
などです。

このような未完了は本人が気づいていなくても、未完了を完了させようという状態が続き、実はその状態が頭の中で滞留しており、気づかないうちに疲弊していくのです。
一つひとつは小さくても、それはふと意識に上がってきてエネルギーを奪います。

一方、なにかでも一つ完了するだけでも気持ちが晴れ、エネルギーの高まりを感じられます。そのエネルギーは自然と行動にも繋がります
つまり未完了を完了することで、エネルギーは蓄積されていくのです。

未完了を可視化する

ではどのように未完了のタスクを認識できるのでしょうか?
それは未完了を可視化することです。
仕事でもよくタスクリストを作ったりするので当たり前だと思う人も多いかも知れません。しかし仕事以外の部分のタスクリストまで意識をもって可視化している人はそこまで多くはないのではないでしょうか。

まずは未完了を挙げていき、リスト化してみましょう
そしてただタスクを書き出すだけではなく、そのタスクを完了すると何が起きるか、何を得られるかも合わせて書き出しておきます。そのようにすることでタスクを完了するメリットを感じられますし、どれから取り組めばよりエネルギーが蓄えられそうかの当たりも付けられます。

未完了リストの例でいえば以下のようになります。

未完了項目:部下との定期的な1on1の実施
完了して得られること:部下との信頼関係の構築

未完了項目:先延ばしにしている健康診断の予約
完了して得られること:健康への意識づけ

未完了項目:塩漬けになっている保有株式の見直し
完了して得られること:お金への意識づけ

未完了を完了にするためのポイント

取り組みやすい課題・タスクから始める
急にハードルが高いものから取り組むのは大変です。すぐ完了できる小さいものから取り組むことでうまくいく感覚を持ちつつ、エネルギーを高めていきます。

・協力者をつくる
家族や友人と話したり、コーチとともに扱うなどの協力者がいれば、完了に向けて継続的に進めていきやすくなります。

・達成感を得る仕組みをつくる
未完了を完了したことを伝える相手をつくったり、未完了のチェックリストを作って完了するたびにチェックしていくなど達成感や進捗を実感できる工夫によりエネルギーを高められます。

・未完了を完了にさせる目的を意識する
完了の見通しが立たない数の未完了を、完了しなければと意識すること自体、エネルギーを下げる可能性があります。完了させることでエネルギーアップに繋げられるか、もっと良いやり方がないかなど見直してみたり、優先度を決めておいたり、あえてやらないと決めたりすることも有効です。

・未完了を生み出さない仕組みづくり
人それぞれ、ためがちな未完了の傾向があります。その傾向と対策を掴むことで、そもそも未完了を生み出さない仕組みをつくるのも有効です。

タイムマネジメントについては分けて書きます。
※長くなったのでおまけは無しです…

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