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アジャイル

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アジャイル開発というより、アジャイルの考え方・プロセス・プラクティスを活用した組織マネジメントや組織改革など開発以外に関することをまとめる予定です。
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2023年3月の記事一覧

【アジャイル】「ふりかえり」は今後も続いていくのか?

1年間、毎月ふりかえりをしていたメンバーたちは体制変更で離散します。 4月からはバラバラの組織へ今年度、現在所属している部署では毎月ふりかえりをしてきました。 その辺についての記事もいくつか挙げていました。 去年4月の始め、異動したばかりにはアジャイルな働き方は要らないと一蹴されてしまいましたが、何とか月1回の「ふりかえり」だけはやれることになり… やっていく中で「ふりかえり」がマネジャーにとっても価値を見いだし始め… 実際に改善の起点になってきた、という話を書いてき

【アジャイル】書籍「組織を芯からアジャイルにする」第2章で心に残ったフレーズ

第1章に続き、こちらに参加します。第2章から挙げてみます。 第1章の記事はこちら。 第2章で心に残ったフレーズお題としては引き続き、市谷氏の書籍「組織を芯からアジャイルにする」について第2章で心に残ったフレーズを挙げ、そこから思ったこと、考えたこと、取り組んだことなどを書いて共有していくものになります。 私が第2章で心に残ったフレーズはP70からの節にある になります。 行きすぎた「最適化」第2章は「日本の組織を縛り続けるもの」というタイトルであり、長年の失われた時

【アジャイル】AI時代に残るものは「正しいものを正しくつくる」ことなのかも?

最近、Generative AIの話ばかりですみませんね… 残る仕事・なくなる仕事2023年になって、ChatGPTなどGenerative AIの話で持ちきりですが、同時にAIの話をすると必ず出てくる「残る仕事・なくなる仕事」の話題も同じように上がってきます。 しかしChatGPTなどのGenerative AIの進化がすごすぎて、かなり危機感を感じている人もいますし、それを煽るような記事もチラホラ見かけます。 煽る記事ではなく、切り口として私の中で納得感のあった記事

【コーチング】期末という節目で思うこと

改めて、続けてくれていたコーチングを期末にふりかえってもらう。 ずっとモヤモヤしていたしばらくコーチングを続けているBさんと話をしたのですが、3月という年度末らしい話ができました。 Bさんは本業のスペシャリティとは違う、Web系の開発スキルを付けたくて副業したり、勉強したりされていました。長期的なキャリア設計を考えたとき、本業をリタイアしてもエンジニアで食べていきたいという目標があるので、普段から忙しい中でも2足のわらじを履いている状況でした。 Bさんいわく、この1年は

【アジャイル】アジャイルには「愛」が必要だ

ここに辿り着けたら、心を決めて前に進めます。 優しさと厳しさをシン・アジャイルコミュニティの主催者で、お仕事も一緒にさせていただいている市谷さんと、お忙しい中で幸運にも1on1でお話する場がありました。 そこそこ大きな会社でアジャイルを普及させることについて、これまでの会社の風土文化や既存ビジネスの仕事の仕方がしみついている中で新しい事をやるわけで、なかなかアジャイルの本質の価値を理解いただけなかったり、分かっていても変えられない状況にあったりします。よく市谷さんが仰る「

【アジャイル】いろんなふりかえり

自分もまだまだ知らないことが多い。 ふりかえり方法はいろいろあるアジャイルにいろんなプラクティスがあることは分かってはいますが、ここ10年以上は開発畑にいるわけではなく、エンジニア当時もアジャイル開発をやっている部署はほとんどなかったです。 そんな中、現在DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の文脈で組織の運営や仕事の仕方にどうアジャイルを組み込むか?というのにここ1〜2年取り組んでいますが、アジャイル20年の歴史をこの期間ではなかなかキャッチアップできません。(なん

【アジャイル】カイゼンの瞬間を見て、ジワる

研修している最中に高速にカイゼンされて、気持ち良くなった。 研修の中のグループワークで以前から会社の中で研修の講師をやっていることを書いてますが、先日行った講座の中のワークショップで、グループに分かれて色々やってもらうタイミングがあるのですが、それは基本的に分かれたグループの中で進行役とタイムキーパーを決めて自主的に進めてもらうようにしています。 グループワークの中では各人が発表してフィードバックをもらうというのを人数分やっていきますが、タイムキーパーの役割としては各人の

【アジャイル】戻っているのではない、進んでいるのだ

学びと気づきがあれば、それは戻っているのではない。 撤退ややり直しを嫌う文化日本自体もそうですし、それは長年倒れずに事業をしている企業にも言えるのですが、撤退ややり直しというのを極端に嫌う雰囲気を感じます。 ニュースにもなったH3ロケットが最近本当に失敗しましたが(これも私は悪く言うつもりはないです、その前の打ち上げ中止を「失敗」と言ったり、上手く行かないと分かっているものを意地やプライドで続けて赤字をたれ流したり、何かとチャレンジを揶揄したり鼻で笑う雰囲気は私の価値観に合

【アジャイル】タスクには色んな状態があるよね

完了と未完了、だけではない。種類を付けると対応の選択肢も増える。 タスクの見える化での状態の見せ方アジャイルに仕事をする基本としては、自分の仕事の可視化、つまり自分やチームのタスクの見える化というのが重要になってきます。今現在の仕事を見える化することが、スクラムイベントのプランニングやレビューの大前提となります。(何やるかを明らかにしてないと、計画も検証もできないですよね…) アジャイル云々に関わらず、タスク管理をしているときに最小限行われるタスクの状態というと「完了」と

【仕事】アジャイルはホスピタリティである

ホスピタリティを発揮しつつ、自分たちもうまくやれるのがアジャイルな動き方。 ホスピタリティとは?私が思うこととして、ただ新サービスや新規事業で「価値創造」という場合、勿論既存の課題解決を行うことも大事ですが、「価値創造」をさらに一つ上のレベルに上げていくには「ホスピタリティ」が大事だと考えています。 特に今のような変化に富み、何が大きな差別化要因になるか?を定義しづらく、すぐに強みやアセットも陳腐化してしまい、サービスに差が生み出しにくくなっている時代、いかにサービスを使

【アジャイル】DevLOVEイベント:右手に「正しいものを正しくつくる」、左手に「組織を芯からアジャイルにする」(左手編)

DevLOVEの市谷さんのイベントに参加しました。 右手編からの続き市谷さんの代表的な書籍「正しいものを正しくつくる」と「組織を芯からアジャイルにする」を扱ったイベントで、2月に行われたのが「正しいものを正しくつくる」の右手編でした。 前回はプロダクト開発や仮説検証、価値創造の観点が強かったですが、今回は左手にあたる「組織を芯からアジャイルにする」の名の通り、組織やチームの観点になります。 全体の印象としては、右手編と繋がる内容やキーワード(芯をつくる、整合を取る、など)