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ラーメン探訪③ こだわりのBar空間で頂く、オシャレな一杯の回@新宿歌舞伎町

あっさりラーメンが好きなJoaoです!ゴッツイ豚骨スープや背脂は好みません!私が好きなのは、「鶏白湯」「煮干し醤油」「塩生姜」などの「あっさり方面」でございます。

そんな私のラーメン探訪第4回目は、新宿歌舞伎町にある、麺屋 我論(めんやがろん)さん。このラーメン屋さんですが、実はここ、元々コロナ前まではバーだったそう。このバーが相当オシャレな"Bar"でして...。店長がこだわり尽くした「古き良き時代のアメリカ」を感じる空間になっております。

今回も臨場感と主観たっぷりに、紹介させていただきます。
あっさりラーメンがお好きな方、是非チェックしてみてください!

総合評価:98点 / 100点満点
スープ:★★★★★
麺  :★★★★☆
具  :★★★★★
店内 :★★★★★(星が足りません。ゲージを超えています。)
感動 :★★★★★

テーマパーク感のある店内

新宿駅東口から徒歩7分。あの有名なテルマー湯を少し奥に入ると...ありました!「麺屋 我論」。ラーメン屋にしては珍しい、一軒家風の外観です。大きめの看板も貼ってあります。そして、のれんをくぐって店内に入ると...

私は、ラーメン屋に来たことを一瞬忘れていました。

少し暗めのオシャレな空間。壁は煉瓦造り。カウンターには金色のビールサーバー、ワイングラスやウイスキー用の金属製のグラス。そして周囲には、骸骨のライトやオブジェなど。まるでディズニーランドのアトラクション、もしくは古いアメリカの映画のセットに迷い込んだような気がしました。(ちょっとインディージョーンズっぽい!)

聞くところによると、このラーメン屋さんは、元々バーだったとのこと。暗めの空間でお酒を片手に語り合う、大人向けのバーだったのですが、コロナをきっかけに、1階部分でラーメン屋の開業を決意。緊急事態宣言が発出してから、バーのオーナーさんとラーメン屋さんが来る日来る日も「あーでもない、こーでもない」とスープの味見など試行錯誤を続けて、必死に作り上げた渾身のラーメンなのだそう!

日本にはラーメン屋だけでなく、誇るべき飲食店がたくさんあります。このように飲食業界で協力し、お店を続けていって欲しいと願うばかりです。

こだわりは、音楽にも

私には、よくラーメン屋さんに対して違和感を覚える「あること」があります。それは、美味しいラーメンを出すラーメン屋さんであればあるほど、強く感じられてしまいます。

▲こだわりの店内。メニューもオシャレでワクワクします。照明は、こだわりの骸骨ライト。

それは、店内を流れる「音楽」です。

非常にシンプルな話なのですが、「こだわり抜いたラーメン」を「何のこだわりもなく、選曲もされていない音楽」がかかった店内で食べるのが、非常に違和感である、ということです。ラジオの掛け流しや"普通のJPOP"が流れていると、必然的に食べているラーメンも、どこか安っぽくなってしまうような気がして、惜しい気持ちになります。ラーメン巡りをする中で、一客ながらにそのような課題感を持っていました。

しかし、この「麺屋 我論」さんは違います。店内を流れるサウンドは、お店の方がこだわって選曲しています。ちなみにお店の方がおっしゃるには、私が店内に入った時には、ミュージカルがかかっていたそう。だからアトラクションに迷い込んだような気持ちになったのか!そんな会話もすごく楽しいひと時になりました。

ジュークボックスで、50年代のアメリカを感じる

一番私を興奮させたのは、ジュークボックスでしょうか。店内の端には、レインボーカラーをしたジュークボックスが置いてあります。

私がジュークボックスを発見し感動していると、お店の方が25セントを入れてくれ、私に好きな曲を4曲入れるように勧めてくれました。ワクワクしますね!アーティストとタイトルを見て「どんな曲だろう?」考えながら選曲する楽しさと、ボタンを深く"バチっ"と押す楽しさといったら、たまりません。平成生まれの憧れです笑。

▲なんと200万円もするというジュークボックス。ここから私はエルビスやペギー・リーを選曲。

ラーメンをすすりながら、憧れのジュークボックスから流れる50年代のアメリカンロックを楽しめたのは、素晴らしいひと時でした。

1曲終わる度に、LPがテーブルから外され、また次のLPがテーブルに載ってそこに針が落とされる...。その針が落ちる瞬間に鳴る"音ならぬ音"が聞こえると「次はどんな曲だろう」とワクワクします!

気づくと、私はお店の人に「ラーメンとは体験だ!」とアツく語り始めていました笑。ラーメンとは「エンターテインメント」であり、「体験」であり、「職人のこだわりに出会う場所」なのだ、と。(まさに岡本太郎ばりです。一夜明けると恥ずかしくなってきました笑)

心地よい音楽が流れる、オシャレで隠れ家のような空間。ラーメン屋なのに、ずっと居続けてしまいそうなお店です。

「醤油×オレンジピール」の上品な味変

ここからはラーメンについて。(やっとかよ!と言わないでください笑。)

こちらのラーメンも非常に美味しかったです。私が頼んだのは「生姜香る 淡麗醤油らーめん」

▲生姜香る 淡麗醤油らーめん(税込770円)

とにかく端正で非の打ちどころのない醤油ラーメン。クセのない醤油ベースのスープに、程よく脂が乗ったチャーシューがよく合う。玉ねぎのみじん切りや白髪ネギの歯応えも良いアクセントになっています。生姜の味はあまりしなかったです笑!

そして、なんと言っても「ウイスキー風味の半熟煮卵」が美味しすぎる!この卵が、醤油ベースのスープによく合うんですね。さらにウイスキーの香りで、ラーメン自体がオシャレな印象に変わった気がします。まさにバーテンダーさんが監修したラーメンです。

▲味変用の「オレンジピールと柚子胡椒」を投入!

最後に、味変用に頂いていたオレンジピールと柚子胡椒を入れて、頂いてみると...?ん、食べたことのない爽やかな味!オレンジの香りがすっきりと〆てくれました。(ランチタイムだったので、〆のご飯も無料で頂きましたが...笑)

新宿駅東口から徒歩7分、新宿三丁目から350m!ちなみに2階には、美味しいパスタとお酒が楽しめるバーもあります。是非足を運んでみてください!

麺屋 我論(めんやがろん)
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-1-5 Diner5GALLONS 1F
電話:050-5597-9081

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