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Xデザイン学校2024マスターコース#1

このノートは講座のリフレクションであり、自分のための備忘録になります。
第一回目ということで今回は講座の全体像を掴むためのブートキャンプになる。概要の共有と講座を受けるための心構えが主な内容。



アンラーン

ラーニングとアンラーニングを繰り返すのが探求研究的な態度がビジネスにおいて必要。
アンラーニングをするためにはインプット量を多くすることで起こる以前の知識に対しての疑いを起こす必要があると感じる。単純に勉強量を増やさないと・・

人間中心設計・ユーザビリティ・UXデザイン

ここに関してはどちらかと言えば知っていることも多いかなと思っていたのだが改めて勉強すると曖昧だったことに気がついた。
特にユニバーサルデザインとユーザビリティの違いはあまり考えたことがなかったので面白かった。2つの違いには対象ユーザーと効果・効率・満足度の対象基準が違う。
ユーザビリティは特定のターゲットを決めて効果・効率・満足度の基準で評価する必要がある。
ユニバーサルデザインは「特定ではない」広いターゲット(あくまでも全員では無い)に対して有効性の基準で評価する。
自分の所属はプラットフォームを作る側では無いので、あまりユニバーサルデザインを業務内で意識することはないと思うが、海外だと考慮しないことが問題になると聞いたことがあるので日本でもその流れはやってくると思うので頭の片隅には置いておきたい。
そのほか実際のUXデザインアプローチ事例がとても参考になった。業務で現在行っていることではあるが毎回手探りの気持ちなのでもっと事例を見てみたいと思った。

SX・EX・UX

SX:ソーシャルエクスペリエンス。サービスを使う人以外の周りの人のことを考慮すること
EX:エンプロイーエクスペリエンス。サービスを作る組織や人材のエクスペリエンス
SXは何となく聞いたことがある程度だったが深く追求しなかったしあまり追いたく無いと思うほどだった。UXデザインもまだ探りながらなのにさらに広い範囲を考慮するのは大変だと思ってしまったから。実際には規模の大きさや社会的な影響が強くなればなるほど必要になっていくのだと思う。「負ける建築」のような感じなのかなと。
EX:これも同じでなんとなく目を背けてきた、けれどひしひしと必要性を感じてきている。新規サービスを考える際にデザイナーとして概念化や可視化を行う(できる人が少ないのでやらねばならない)ことが多い。
しかしその仕事の価値が理解されなかったり、うまく受け取ってもらえていないことがあるように思う。これは経験上組織の大小に関わらないので人の知識量の問題だと思う。

デザイン思考とアート思考

アート思考・ビジョン思考、インサイドアウトとアウトサイドインについてかなり思うところがあった。
最近取り組んでいる新規サービス開発でターゲットユーザーは決まっているが課題の抽出が難しいことでカイゼンが思うように進まないと感じることが多くなった。原因としては
・直接のターゲットユーザーへのアクセスが難しい。(研究者や現場の人の場合特にそう感じる)
・ターゲットユーザーは課題を把握していない。これは当たり前で課題を引き出す調査するのはデザイナーの役割だと思うが、課題が現場や会社によって違ったり、専門分野だったりケースバイケースのことが多く課題として評価しても良いかの判断が困難な場合が多いと感じる。
これらのことから課題から発想してユーザーに当てても的を得たものにはならないと思うようになった。
ビジョン思考でなるべく大きな岩を池に投げ込み、波紋の大きさや内容で調整して行った方が良いと感じてきていた。
ただ方向性は良いと思うが大きな岩を作ることが難しい。専門家を巻き込むスキル(そのためには自分もある程度知識がないといけない)が重要だと痛感した。

エフェクチュエーション

全く知らない概念だったがとても興味深く感じた。自分がスタートアップに所属していることもあるが自分はリーンUXのような小さく・作りながら考えるプロセスが好きなのだと思う。
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サービスデザインの3つの視点

ヒトの視点、モノの視点、ビジネスの視点から調査・分析・具体化を行うというもの。並行して行うようなイメージだと思うがそれは難しい気がする・・場合によって視点を切り替えながら行うのが良いのかもしれない。ソーシャル視点が入ってきたらさらに複雑になる。
全体を通して方法論を鵜呑みにすることなく、方法論の目的を考えながら組み立てることを忘れないようにしたい。

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