僕と彼と最初の出会い
いつからだろうか、好きになったのは。
何て恋愛ドラマの冒頭シーンみたいな事は言わない。
はっきりと覚えている。彼を好きになった時の事。
僕の生徒時代は、暗くはないが、決して明るくはない。
それなりに友達もいたし、頭も良かった方だし、運動もできた。
けど、どこか違和感を感じていた。
もちろん、親友と呼べる人はできたが、
ほんの少しの違和感、
皆と同じ空間で遊んでいる筈なのに、
自分だけ手を繋げないまま輪っかの外にいるような感覚。
皆とドッジボールをしている筈なのに、
一向に狙