嵐は風、なにわ男子は…?


※これはいちヲタクの個人的解釈です。

アイドルは、ファンに対してよく自然物や綺麗なものに例えるし、逆にファンがアイドルを何かに例えることがある。
例えば風、星、空、虹、山、海、オーロラ、鉱石(宝石)、月、雨、雪、太陽、などなど。挙げればキリがない。

嵐ファンの方ならピンとくるだろうが、メンバーの1人が「ファンのみんな!僕らに風を送って!」と言うことがある。
そしてファンも年齢順に分けて、彼らを「お山」「山担」「風っ子」と呼ぶことがある。

『体中に風を集めて 巻き起こせ A.RA.SHI』

嵐のデビュー曲の『A・RA・SHI』。ジャニーズをあまり知らない人でも一度は耳にしたことのあるフレーズだろう。

デビュー曲はアイドルとして始まりの曲だし、大方ジャニーズの傾向としては元気でキャッチーな曲が多い。
もちろん、ド派手でカッコいい曲もあれば最前線で活躍しているアーティストとのコラボというのもある。
デビュー曲はアイドルにとっての始まりであり、その後のグループらしさのひとつである。

さて、なにわ男子を何かに例えるとなんだろうか?
パッと思いつく人が多いのは7色の虹だろう。ファンクラブの会員カードもメンバーカラーがあしらわれたものだし、道枝くんが作詞した『Time View〜果てなく続く道〜』にも『虹』が歌詞の中に使われている。

虹ももちろん素晴らしいし、彼らのアイデンティティのひとつだが、今回は違うものを推したい。
それは『太陽』だ。

『出会ってしまった 君は太陽』

デビュー曲である『初心LOVE』の歌詞のワンフレーズ。
「いやお前たちが太陽だよ!!」とファンなら叫びたくなるくらいの眩い輝きをみせるキラーフレーズだ。

前述した嵐は東の風のアイドル。
東の風、『東風(こち)』という言葉がある。春によく吹く温かい風のことだ。
ファンの温かい風に包まれた5人であるとともに、まさに日本中に嵐を巻き起こした彼ら。

一方、なにわ男子は西の太陽のアイドル。
西の太陽というと、『夕陽』を浮かべる人が多いだろう。今絶賛青春真っ只中を歌っているのも似合うし、大人になっても懐かしさや哀愁が似合う。
夕陽はマイナスのイメージがあるという人もいるかもしれないが、なにわ男子っててっぺんに燦々と降り注ぐ太陽というより、切なさや儚さを持ちつつ、夕暮れのチャイムがなるまでの今この瞬間を一生懸命アイドルとして真っ当出来る人たちでもあると思う。

あともうひとつ私が思い浮かんだのは『西から昇る太陽』。
普通だったら太陽が西から昇るなんて有り得ない。でもそんな「不可能なことを可能にしていくアイドル」という考え方を私はしている。
日本中に嵐を巻き起こすのも大変だが、西から昇る太陽も、実際に起きたら天変地異である。でも常識を覆すような、そんな7人になって欲しい。

最後に、過大評価しすぎだろう、解釈違いと思われる人も多いだろうが、いちファンの戯言なので悪しからず。

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