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パリでワーホリネイリスト

こんにちは。一般社団法人 海外ネイル協会 代表の久賀田です。
この協会を立ち上げたきっかけを伝える事は多くあっても
私が2015年に渡航した時の事は、私自身の ブログ でしか綴っておらず、
有難い事に問い合わせ頂く方から
「なぜフランスを選んだのですか?」
「銀座でネイルサロン開業してからワーホリに行ったのはなぜ?」
私の経験や思いのあれそれに興味を持って頂く事が多く、
今後海外に渡航したいと思っているネイリストさんの参考材料のひとつにでもなれば良いなと思い、
会員限定コンテンツで綴っていこうと思いこちらのブログを始める事にしました。


何せ、4年の月日が流れておりますので
当時綴っていたブログやFacebookからの文章・写真抜粋が多くなるかと思いますが楽しんで読んで頂けるよう頑張ります。

拙い文章で読み苦しい所もあるかと思いますが、ご感想などお聞かせ頂ければとっても励みになります!


私が海外渡航を考え出したのはネイリストに転職する直前の2009年頃。
勤めていた小学校を辞め、ネイルサロン就職までの間に幼馴染と遊びに行ったニューヨーク。
それまでグアムやハワイなどリゾート地しか海外旅行したことがなく、
「生活感のある海外都市」の空気管を初めて肌で感じ、衝撃を受けた事を今でも覚えています。
今から10年ほど前。日本でもネイルサロンは増えているものの、今ほどの世間的認知はまだ低く、
それに比べNYは路面店のネイルサロンが多く並び、衝撃を受けました。
美容室は基い、コンビニの数より多かったといっても過言ではなかったはず。

そしてスーパーでレジを打つ女性の真っ赤に塗られたネイル。
職業関係なく「ネイル」が生活に浸透しているアメリカのネイル市場にただただ衝撃を受けて「絶対またこの場所に戻って働きたい!」と興奮気味に話しながら帰国しました。

その後NYに強く影響を受けた私はNYに本社のあるネイルサロン「DASHING DIVA」に入社。
ここのサロンならNY転勤なんてこともあるのかしら?という考えは全く持って甘かったのですが、師匠ともいえる上司がNY本社に栄転した事を頼りに4年後、退社後に自費でNYに渡り、DASHINGDIVA本社研修に参加させて頂きました。


そんなこんなでNYの研修から戻った私は2013年6月に銀座一丁目のマンション一室にて「maninail」を開業。
最後に在籍していた店舗が大阪だったこともあり、顧客様ゼロからのスタート。
売上が足りなければコンビニでバイトしよう!と思いながら開業したものの、本当に有難い事に売上はすぐに安定し、初めての経営ながらとても順調にお店を切り盛りすることができました。

「起業したい」と思った理由も稼ぎたい。というよりも自分で時間をコントロールしたい。という理由から。
休みたい時に休み、売上を管理し、旅行も頻繁に行け、好きなネイルの仕事もでき、理想通りの毎日を過ごしていました。

ここからパリワーホリまでまだ少し話があります・・。(息切れ気味)


フランスへは2014年3月にNYに行った幼馴染と初めて旅行しました。

この時に知り合いのパリ駐在の方に案内してもらい、
現に「海外で働き生活する。」という生の声を聞いたことも大きくまた「海外で働きたい」欲勃発・・。

ただ自分でサロンを開業した事もあり、渡航するなら何か自分の「ネイルビジネス」に役立てたいという思いもありました。

先述している通り、アメリカに渡りたい気持ちはあるが、サロンで勤めるネイリストではなくフリーで仕事をしたい。
アメリカでフリーランスで合法にネイリストとして働くには時間もかかり、厳しい。

そうなると「フリーランス」でも「学生」でも「就労」でもなんでもありに1年間過ごせちゃうワーキングホリデービザは本当に無敵じゃない?と再確認。

2015年の時点で私は29歳だったのでリミットは迫っており、行きたい!という気持ちと東京での生活が順風満帆でその生活から離れなければいけない怖さで迷う日々・・。

「自分で決められないから運命に決めてもらおう」と思い、2016年1月のイギリスYMSビザ(いわばワーホリビザ)の抽選に応募しました。

これで当選すれば私はイギリスと縁があるんだ。なければ諦めよう!と思い応募した所、見事に・・・落選。

落選したら海外渡航は諦めるつもりだったのが
「迷っていた服が売り切れてしまった。」時の気持ちになり、
どーーーーーっしても海外に行きたい衝動が止まらず。
どこかしらのワーホリに行くことを心に決めました。

私は小学生の頃から英会話教育を受けていたこともあり、英語圏では生きていける謎な自信があり、英語圏で考えてはみたのですが・・
銀座のネイルサロンを一旦閉め、また帰国後に再開する予定だったので
「お客様が私のネイリストさん●●に行ってるのよ。」と誇らしげに一年間待ってもらえる場所がいいなあ・・・ブランド力のある場所ないいなあ・・という超不純&ミーハーな気持ちと、駐在員含め知り合いもいて心強かったので
フランス語に一抹の不安を抱えながらもパリを選びました。

このネームバリュー選定には賛否両論ありますが、私は6年前に「銀座」アドレスにこだわってサロンを出したことも、パリを選んだことも後々の仕事や人とのやり取りでプラスになっていることが多いので、私には合ってたのだと思っております。

海外渡航願望のきっかけ、パリ渡航まで着地するのにかなりのボリュームになってしまいました。

次は準備期間のことについて綴らせて頂きます。

海外渡航、願望のある方。場所を選んだ理由もよければ教えて下さいね。





Writer 久賀田有紀 Yuki Kugata
一般社団法人 海外ネイル協会 代表理事・maninailオーナー
教員在職中にネイルスクールに通い2009年ネイリストに転職。
2015年より1年間パリにてネイリストとして活動。
Instagram https://instagram.com/yuki_kugata/


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