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帰属意識か所属意識か、組織への依存か

ふぅ。。。

今週の勤務もやっと終わりました。

特に何の問題もない一週間と、ストレスありまくる一週間とでは疲労の度合いが違いすぎます。

ご無沙汰しております。
今回は、前回の記事にも少し書いたことですが自分のこれまでの仕事が会社組織に本当は依存していたのではないかについて考えてみようと思います。

まず、組織への依存についてはさまざまな考え方があると思います。たとえば、会社に求めることが多いけど会社から求められることのにはあまり応じる気がないとか、そういう姿勢のようにとらえることができると思います。

ここでは、そのような考え方をより整理するために帰属意識と所属意識について考えてみます。

帰属意識というのは、ひとつの組織に帰属し人生に必要なものをできるだけ多く賄っていくというような考え方です。組織への忠誠心や職場・上司への貢献という自己犠牲によるものと考えることができます。

一方、所属意識というのは、いくつかの組織に所属し、それぞれのところから必要なものを賄っていくという考え方です。会社への忠誠心というよりも仕事への忠誠心、会社への貢献よりも自己の業績、自己実現がこれにあたるという考え方です。

まあいわば、組織や仕事への個人のかかわりかた、コミットメントのあり方が変わってきているように思われます。そういう私も、どちらかといえば後者の所属意識であると認識してきました。しかし、今回、このようなことがあって改めて振り返ってみると、どうも違うぞと心のどこかで声が聞こえ始めました。

去年の夏ごろを振り返ってみると、当時はすぐにでも退職やむなしという心の中の声が大きくなっていました。これ以上、この組織に居続けようとするとますます心身ともに疲弊してしまうという警告音が鳴り響いていました。だからこそ上司に相談をしたのですがね。それで、あれこれ自分の中で考えて当面の間は退職は思いとどまろうという結論に至りました。最悪、次期更新の時期に事態が完全されていなければまた考えようと、まあ先延ばしにした格好ですね。

で、年が明けていよいよ自分の出処進退をどうしようかと真剣に考えようかと思っていたところに一方的な雇止めの宣告を受け、風雲急を告げる形になってしまったのです。そこで初めて、私はこの組織に少なからず帰属の意識をもっていたのかもしれないと思ったのです。多少なりとも依存の意識があったのかもしれません。

なんかね、今から振り返ると、すごく、かなり情けない気持ちになってしまいます。表向きは組織には依存しないとかなんとか言っておきながら、実際は自分も組織への帰属意識をもっているのではないか、という自分の言行不一致の部分が少なからずあることがわかってきました。

やはり、自律的にとか能動的にとか主体的に物事、状況について考え、自分で決断をして行動することが難しいことがわかりました。私たちは、他者からの働きかけや要請、言動、態度、感情などに大きく影響を受けているのだなと改めて思いました。

別の見方でいえば、予期しないきっかけがもとで事態が動き出すという見方もできるように思います。今回の私の場合もこのような見方ができるのではないでしょうか。これまで私は、自分の中で所属意識が優勢であると思ってきましたが、今回に限っては多少なりとも組織への帰属意識が強かったのかもしれません。

もっと早く、自分にフリーになっておけばよかったのかな。自分にというより組織から自由になっておけばよかったのかな。

なかなか物事はうまくいかないものですね。

今回はここまで。
また次回よろしくお願いします。

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