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【白血病は突然に】 <番外編> 闘病にかかるお金の話 〜収入編〜

こんにちは、「根本雅祥(ねもとまさよし)」といいます。「ソルトコントロール」という方法を使って、塩分管理の支援サービスを提供しています。

この<番外編>では、僕が白血病の治療を通して得た気づきや情報などをまとめています。

(これまでに書いてきた記事はコチラで見られます↓)

それでは、どうぞ!


闘病にかかるお金の話 〜収入編〜

質問箱に「書ける範囲でいいので、お金のことを教えてください」というものがあったので、前回の記事に引き続き書いてみたいと思います。今回は「収入のお話」です。あくまでも「根本の場合」ですのでご注意ください。


闘病中の収入源(闘病開始から18ヶ月分)
僕の収入源は次の3つでした。
順番に説明していきます。
1.  傷病手当金
2.  都民共済(医療保険)
3.  メットライフ生命(医療保険)


1.  傷病手当金
傷病手当金とは、公的医療保険に入っている人が就労できなくなってしまったときに、保険者からもらえる給付金のことです。ザックリ言うと、「月額給与の2/3を最大18ヶ月間」もらえます。(国民健康保険の方はもらえません)

僕は役員報酬を月額20万円に設定しているので、合計「2,441,403円」を受け取ることができました。

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引用元:協会けんぽ


2.  都民共済(医療保険)
僕は都民共済の医療保険に加入していたため、以下の給付金を受け取ることができました。
プラン:総合保障4型+医療1型特約
給付金:1,376,000円


3.  メットライフ生命(医療保険)
更に、会社員を辞めたときにこの医療保険にも加入していたため、以下の給付金も受け取ることができました。
プラン:Flexi
給付金:1,254,000円

最終合計

以上より、僕の闘病開始から18ヶ月間の収入は「5,071,403円」ということになります。正直に言ってギリギリ生きていけるかどうかというラインで、「よくここまで頑張ってこれたな...」というのが本音です。

無菌室でもできる仕事を勧められたこともありましたが、あの状況では到底仕事のことなんて考えられませんでした。頭では「お金がないと生活できない」と分かってはいるのですが、毎日を生き抜くことで精一杯でした。

というわけで、「人は突然苦境に立たされることがあるので、今の状況が当たり前だと思わない方がいいですよ」というお話でした。


追伸

「500万円も給付金があったら余裕じゃない?貯金だってあっただろうし」という声をもらったことがあるので補足します。

僕は白血病になる直前に起業してしまい、しかも代表を務める法人が2つもあるので個人の貯金はまったくありませんでした。

また、起業したときに銀行から1,000万円くらい借りてしまったので、その返済も淡々とする必要がありました。(なんて愚かな...と思います)

更に、厚生年金と健康保険の支払いも毎月降り掛かってきます。(月額報酬20万円でも5.5万円くらいかかります。)

どうですか?結構大変そうな感じがしませんか?(笑)今でも自分が生き残っていられることが奇跡のように感じます。

というわけで、「500万円なんてあっという間に消えてなくなったよ!」という補足でした。ぜひ皆さんも、お金は大切にしてあげてくださいね!


おわり


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