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【白血病は突然に】 <番外編> 患者本人とサポーター、「辛い」のはどちらか?

こんにちは、「根本雅祥(ねもとまさよし)」といいます。「ソルトコントロール」という方法を使って、塩分管理の支援サービスを提供しています。

この<番外編>では、僕が白血病の治療を通して得た気づきや情報などをまとめています。

(これまでに書いてきた記事はコチラで見られます↓)

それでは、どうぞ!


患者本人とサポーター、「辛い」のはどちらか?

「がん患者になったからこそ知ることができた」

そういうことが僕にはたくさんあります。今回はそのひとつ、「患者本人とサポーターはどちらが辛いのか?」について書いてみたいと思います。


僕の感想

もちろん人によって意見は分かれるでしょうが、白血病になる前の僕は「患者本人の方が辛いだろう」と思っていました。でも、実際に病気になってみるとその思いは180度変わりました。

『 圧倒的にサポーターの方が辛い 』

これがいまの僕の感想です。自分でもビックリするんですが、僕自身はそんなに辛くない。「まあ、なってしまったことを悔やんでもね」くらいにしか思っていません。

その一方で、僕の両親や真理子さんは相当ハラハラしながら僕を見守ってくれている気がします。ほんの少しの体調変化でも「大丈夫か!」みたいな感じなので、かなり心配してくれていると思います。(誠にありがとう!涙)

僕もむかし「お父様はがんの疑いがあります」と言われた経験があるので、サポーターの気持ちは痛いほどよく分かります。自分が「がん」と言われたときよりも遥かに動揺は大きかったです。


この差は何が原因なのか

で、「この立場による感情の違いはどこに原因があるんだろう」と思ってすごく考えてみた結果、あるひとつの答えにたどり着きました。それは、

『 喪失感 』です。

患者は死んでしまえばそれで終了ですが、一方のサポーターには圧倒的な喪失感が残ります。そしてこの喪失感は、がん闘病中から容易に想像できてしまう上に、長い間つづいてしまう感情なのでとても厄介です。


サポーターにも支援が必要

がん患者を支援する仕組みは少しずつ整ってきている気がするのですが、その一方で、サポーターに対する支援はまだまだ少ないのが現状です。

上に書いたとおり、僕の体感では患者よりもサポーターの方が辛い気もするので、そのあたりのフォローを僕自身も模索していきたいなぁと最近よく考えています。


おわり


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