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[婚活妖怪ウォッチ]承認欲求おばけの話


 昔々あるところに共依存が激しいメンヘラ女のミリネキという女がいました。ミリネキはメンヘラ故にさまざまな恋愛に失敗し、結婚できない20代を過ごしていました。

30歳の時、気持ちの焦りから、慌ててマッチングアプリに手を出し、ある男性とお付き合いをする事になりました。ミリネキは、「前回は遊び人だったから…」と相対的に絶対に遊ばなさそうな男性を選びました。年上のアラフォー男性です。彼の名前は以下Tと表記します。

「ねぇねぇなんでSNSにいいねをくれないの?」
「いいね押してよ。」

これはTのセリフです。何度かこのようなやりとりをしていましたが、ミリネキは「しょうもな」と思い、無視していました。メンヘラ男にメンヘラをドストレートでぶつけられ、「メンヘラってこんなに面倒くさい存在だったのか…」とミリネキは気づき始めました。

さらにある日、真夜中にミリネキのスマホがブーブー鳴っています。ミリネキは何事かとスマホを手に取るとfacebookの通知が止まりません。まるでTwitterでバズったアカウントのようでした。

何の通知かというとTが私のFacebookの投稿に一つずついいねを押している通知でした。写真一つから記事に至るまで、着実に一つずつ、いいねを押しています。ミリネキは恐怖を覚えながら通知画面を見ていると最後の投稿にいいねがつき、押し終わるとピタリと通知は止まりました。(なお、インスタも同様)

「ねぇ。昨日のいいねの嵐何?」とTに聞くと
「僕は君のSNSにいいね全部押し終わったよ。…これで君もいいね押してくれるよね。」

………
というミリネキ(私)の実体験のお話でした。私はこの経験でメンヘラの面倒臭さと恐ろしさを味わい、メンヘラが治りましたとさ。めでたしめでたし。

伝えたいことはただ一つ「焦らない」

私はこの人と別れた後に今の旦那と出会いました。旦那はある程度冷めてて(中身は熱いけど)すごく居心地良くて「あー、ここが私の居場所だ」と私は噛み締めています。

昔、承認欲求おばけとお付き合いしていた頃は、相当焦っていました。その理由は、30過ぎたらいい男とは出会えないとか35過ぎたら結婚できる女性は少数というようなネットの情報を鵜呑みにしていたからです。(友人にもなんであんなに焦っていたのと心配されていました)

焦りを取り払い、「前回はこうだったから…」と相対的に判断するのではなく、自分の価値観と合うかどうかをしっかり見極めることで本当に性格の合う男性と30過ぎても出会うことができました。

ネットの情報に踊らされず、自分と相手がしっかり向き合っていれば全然年齢を重ねても普通にいい出会いはあると思います。(ソースは私)なので、是非歳を重ねていても悲観せずに婚活に取り組んで頂ければなと思います。

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