見出し画像

以心伝心のこと

以心伝心を信じますか?

以心伝心とは、

文字や言葉を使わなくても、お互いの心と心で通じ合うこと。▽もとは禅宗の語で、言葉や文字で表されない仏法の神髄を、師から弟子の心に伝えることを意味した。「心こころを以もって心こころに伝つたう」と訓読する。

三省堂 新明解四字熟語辞典

だそうですが、

ときに人は、以心伝心がうまく行かず、相手にがっかりしてしまうこともありますよね。
なんて自分勝手な都合のいい使い方。

以心伝心は日本の心でもあるかな、と思います。
日本人の心、かな。

でも過信すると失敗するものでもあります。


私は日本を出てからは特に以心伝心を信じていません。仕事を始めてからは更に信じなくなりました。


なので、伝えたいことは言葉にする、文字に残すことを心がけています。
思ったように伝わらなかったときは、伝えられなかったことを反省するようにしています。

そんなふうに生きているので伝えてもないときに伝わってると感動もひとしおです。稀ですけど。



そして最近思うのです。
言わないから考えていないわけではないし
言葉にしてるから深い考えがあるわけではないということを。
言葉にしてることと実際の思いは違うこともあるということを。


例えば子供が黙り込んだとき。
それは考えていないわけではなく言葉にしないだけ。

余談ですが、
「言語化する」
という最近よく目にするワードがちょっと苦手。
言語化することで明確になりました!みたいな。
実際そうなんだろうけど、言葉にならない気持ちをもっていてもいいじゃない、と思うのです。
以上、余談終わり。


無口な人、
静かな人、
よくしゃべる人、
にぎやかな人、

みんなの心にある考えが、
実際には目に見えないから想像力で考える。

私は基本的に以心伝心は信じないけど、
相手の心の中にある言葉や思いをないものにはしない、
そういう人でありたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?