少年だった僕が大きな風を起こそうとする話
『ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきは、巡り巡ってアメリカ・テキサス州のハリケーンの原因となりうるでしょうか。』
これは、僕が最近感銘を受けた、桐朋高校の卒業式で読まれた卒業生答辞の冒頭部分だ。
小さな偶然が数奇な因果を導くこともあるという意味で使われるこの『バタフライエフェクト』。
日本の慣用句を使えば、ちょうど『風が吹けば桶屋が儲かる』に相当するのだろうが、同じような内容であっても伝え方一つで相手に与える印象はここまで変わるのか、ということを若者から教えてもらったような気