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株券電子化 1

かつて教科書的には、有価証券は、権利の流通促進のためのツールであり、発行された紙(有価証券)の所持(占有)の移転により、有価証券に表象された権利が移転するなどと説明されていました。

しかしながら、有価証券の所持の移転による権利移転を前提とする仕組みは、日々膨大な数の取引が成立し、迅速かつ円滑な決済を必要とする取引所取引にはなじみにくく、工夫が必要でした。

さらに、株券については、発行会社にとって、日々目まぐるしく株主が入れ替わる中、権利行使できる株主を知るための仕組みについても、工夫が必要でした。

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