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【JMAC農園】2024年もぶどう作り継続中🍇摘粒作業は難しい!

JMAC農園は今年も昨年同様にぶどうばたけさんの一部をお借りして、ぶどうの育成をモデルケースとした農業の実証実験を行っています。

今回行った作業は「摘粒」🍇
カタチよいぶどうにするために、粒を間引く作業です。
最初は「ぶどうの実がたくさんあったほうが美味しいし、粒をわざわざ減らさなくてもよいのでは・・・」と思っていたのですが、粒同士が密着すると1粒1粒が大きくなれないだけでなく、粒同士で押し合った結果向きが揃わず糖度にばらつきも出るのだとか。

ぶどうは1つの房から螺旋状に枝分かれしていて、上から3段は4粒残して、次の3段は3粒、次の4段は2粒、そのあとは1粒・・・といったように摘粒後の実の数の目安が決められています(これは品種によって違います。今回作業を行ったのはピオーネです!)

このまま大きくなったらどこがぶつかってしまいそうか、成長したぶどうをイメージしながら適切に粒を間引いていく必要がある摘粒作業は、空間認識能力も大切なんだそうです。

作業を始める前に、ぶどうばたけの方に1房お手本を見せていただきましたが、判断のはやいことはやいこと・・・。房の全長が8cm程度になるように、時には大胆にハサミを入れて実を落としていき、あっという間に美しいシルエットに整えられたぶどうが完成しました!

一方で、ぶどうの向きを気にしながら摘粒し、房の実の総数を数えて・・・という作業を1房づつ手作業で行うのは慣れてないJMACメンバーにとってはかなり時間がかかります😥

ぶどうばたけの方曰く、「姿勢による肩こりが出やすい。地道な作業なので忍耐力との勝負!」とのこと。姿勢も辛いなかで、さらに暑い中ずっと上を向いて作業するのは大変でした。梅雨入り後の久しぶりの晴れ☀️、とてもありがたいことですが、なかなか堪えます・・・。

そして、摘を切るときは根元から切らないと、実が成長して大きくなる過程で飛び出た茎で傷ついてしまうそう。大きくならない小粒果、ショットベリー(無核硬果)も忘れずに落とします。

必要な作業とは分かっていても、実を切り落とす作業はすぐに感情移入してしまう身としては悲しいもの。「せっかく大きくなったのにごめんね」と謝りながら摘粒しました。落ちた実は土に還ります。

自分が摘粒したぶどうの傘に名前を書き、MYぶどう🍇を作りました。生育状態によってはこのあと切り落とされてしまうぶどうもあるようですが、どうにか生き残って大きくなってね!また会おう!

横をみると、おやおや?何やら怪しげな眼鏡をかけて摘粒しているコンサルタントがいる・・・?こちらは作業効率化の材料として、目の動きを分析している様子。ぶどうばたけさんではすでに利用して5年目となったドローンなど、農業にもITが活用されているようです。

新しい取り組みをこのJMAC農園から広げていけるよう、これからもさまざまな検証を行っていきます!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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