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【JMAC農園】収穫シーズン到来!2年目のぶどうの出来はいかに?🍇

今年も待ちに待ったぶどうの収穫シーズンがやってきました!
2年目を迎えたJMAC農園では、今年も前回同様、9月にピオーネ、10月に甲州と、複数回の収穫を予定しています。

みんなでワクワク楽しみにしていたこの季節。
ところが!台風の影響をうけ、8/31に予定していた収穫は中止となってしまいました…☔
残念がるJMACメンバーの思いが通じたのか、今度こそは!と迎えた9/6はとても良いお天気。9月に入っても夏がしぶとく居座り続ける中、実りの秋の気配を感じる最高の収穫日和となりました。

いざ!農場に繰り出そう!

自分で摘粒したぶどうには、笠をかける際に目印のサインを書いていました。
約2か月の時を経て感動の再会!
こんなに大きくなって・・・と感慨もひとしおです。

頭上に実ったぶどうを収穫しようと見上げるたびに、葉っぱに透けるお日様の光と枝の間からのぞく空の青さがなんとも眩しいです。
ぶどうに手を添えながらハサミでチョキンと切り落とすと、途端にずっしりと房の重みを感じます。
ここまで立派に成長するまでに、いったいどれほどの手間暇がかかっていることか・・・。

みんなでお手伝いした笠かけや摘粒などの作業が思い出され、そうした作業がこの実のひと粒ひと粒の重さに繋がっていると考えると、手のひらいっぱいのぶどうが一層愛しく感じられました。

途中経過はよくても最終的なぶどうの出来は袋を破るまで分かりません。
みんなで自分のぶどうがどんな成長を遂げたのか、まるでプレゼントの包み紙を破るようにドキドキワクワクしながら開きました。ちなみに私が一番最初に収穫したMYぶどう🍇は、下の部分がカビでしおしおになっていました。残念・・・。

味見(という名のつまみぐい)をしながらの収穫は至福の時!
ちなみに、ぶどうは枝に近い果実から熟すため、房の上のほうが甘いのだとか。同じぶどうでも、実の場所によって糖度が異なるんですね。

「生産のリアルな現場」として感じたことを大切に

「雨が長引いたこともあって、周りの農家から話を聞いても、全体的に病気が多く発生している」とぶどうばたけさんからお話があったとおり、今年は白いカビがついてしまっていたり、まるでレーズンのように固く縮んでしまっている実もちらほら…。
さらに、ぶどうは雨が降った直後では水っぽくなってしまうそう😢

人間の力ではどうすることもできない「天候」とどう向き合っていくかは、農業の永遠の課題ですね。悪天候によって収穫量が多少左右されてしまうことは前提として、変えられないことを嘆くのではなく、天候の変化を受け止めたうえで「ではどう対応していくか」を現場目線で考えることこそが改善のカギになりそうです。

今回の収穫でもぶどうばたけさんより「天候による経過も含め、農業のリアルな現場として感じてほしい」というお話がありました。

ジェラートを食べながらひと休み!

収穫がひと段落したら、水分補給も兼ねてちょっと休憩!
ぶどうばたけさん自慢の一品、ジェラートをみんなでいただきました。

お砂糖を使っていないとは信じられないくらい、すごく甘くて美味しい果実の味がしっかりと感じられるジェラートです。私はこのジェラートが大変お気に入りで、作業中にも「これが終わったらあのジェラートを食べるぞ!」という仕事後のご褒美で頭の中がいっぱいでした(笑)

ぶどうの種類によって色が全然違うのもびっくりです👀
写真左奥の赤いのがスモモ、その右のピンクがピオーネ、真ん中のTHEぶどう色が巨峰、一番手前の薄ピンクが甲斐路です。
この日のジェラートは他にも、安定の美味しさのラムレーズンと、ぶどうばたけさんイチ推しの青デラを含め、6種類がありました。(種類はその時々で変わります。)

私は初めて「青デラ」という言葉を聞いたとき、うまく頭の中で変換できなかったのですが、「青い(=成熟する前の)デラウェア」のことだそうです!なるほど!その名の通り、酸味が強めですっきりとしていて食べやすく、まさに農作業の後にはぴったりなお味。汗をかいた後にすっぱいジェラートを食べると一気にリフレッシュ!

色だけではなく味も全然違うので、全種類食べたい!!!
強欲な大人たちで、「こっちはさわやか!」「こっちは香りがとってもいい!」などとワイワイ感想を言い合いながらシェアしました🍦


さあ、もうひと頑張り!計量、梱包作業へ


まずは計量。流れるようにひとつひとつ重さを測っていきます。

この日の最大重量は、なんと800g!
とても大きく立派なぶどうだったのですが、摘粒がうまくいかなかったのか、実と実が詰まりすぎてぎゅうぎゅうになってしまっていました。きちんと人の手を入れないと、私たちが普段食べているような綺麗な形のぶどうにはならないのですね。

ちなみに、JMAC社長の小澤が摘粒したぶどうは、600g大の見事な姿に成長していました!さすがです!👏


計量の次は、病気になっていて食べられない実、食べられるけどキズが目立つ実などを、仕分けしながらハサミで落としていきます。

この作業、判断がとても難しい!「このくらいのキズなら残しておいても大丈夫かな?」「この奥の白いものはカビなのか・・・?」と悩みながら、みんな真剣に360度ぶどうを隅々までチェックします。最終的には「自分がこの🍇の実を食べたいか、食べたくないか」の判断により、最初はもったいないと躊躇っていた切り落とし作業も、慣れてくると無情にチョキンチョキンできるようになりました。

ところで、ぶどうの実をよく見ると、表面がすりガラスのようにうっすら白っぽくなっているのが分かりますでしょうか?これ、じつはとても大事なものなのです!

実を覆っている白い粉のようなものは「ブルーム(果粉)」といって、ぶどうのミネラルがにじみ出た天然のワックス層。いったいどんな役割があるのかというと、果実内部の水分の蒸発を防ぐ、雨や朝露をはじく、紫外線や病気から守るなど、知れば知るほど大事なお役目ばかり!

ぱっと見ただけでは、「もしかして農薬・・・?」となんだかよくないもののような気がして不安になりますが・・・。ブルームがしっかりついているということは、みずみずしく新鮮で、農家さんに丁寧に扱われた美味しいぶどうだという証。そのため、人の手で触りすぎてブルームが取れたテカテカのぶどうは、商品価値が落ちてしまうのだとか。

あまりペタペタ触らないように気を付けながら梱包まで終えたら、本日の作業は完了です!

本日の結果:324房の収穫!

この日はJMAC社員やそのご家族も含めた16人のメンバーで300房超を収穫しました!その中でも、色が濃く、キズもなく、実が大きく、房の形もよい贈答品レベルのものは、ほんのわずか。

私たちが普段お店で手に取るぶどうたちは、こんなにも成長の過程で手をかけられていて、厳しい品質チェックを潜り抜けて集荷され、お店に並んでいたのですね。まさに選ばれしぶどう!

質のよいぶどうをたくさん作るのは本当に大変なことなんだと、身に染みて感じた収穫体験でした。来年も楽しみです!

おまけ

収穫後に大量のぶどうを持って帰ったので自宅で冷凍したところ、一つひとつのぶどうが宝石のようにキラキラになりました💎✨になりました。ジップロックに入れて、好きな時にアイス感覚でぱくぱく食べるのはなんとも贅沢。

そのまま食べる以外にも、ぶどうばたけさんで購入したワインやジュースに、冷凍のぶどうを砕いて入れるのもオススメです。フレッシュな果実感が冷たく感じられてとっても美味しい!ぜひみなさんお試しください!

最後までご覧いただきありがとうございました!