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我が愛しのコンピューター達、、、

現在この記事を書いているのは、私にとって9代目のマイ・コンピューター。今宵は、ワインを飲みながら(酔った勢いで)歴代のマイ・コンピュータについて語ります。もしお時間が許せるなら、暫しお付き合いのほど、、、。


初代 (1982年02月),,, EPSON HC-20 (HD6301V)

大学生のとき、バイトして貯めたお金で買った最初のマイ・コンピューター。時代はNEC PC8001シリーズや富士通FM-8、シャープのMZ-80シリーズだったと思います。因みに、私が生まれて初めて触ったコンピューターはSHARPのMZ-80でした。自分が押したキーの文字がTVモニターに表示された時の感動は、今でも忘れることが出来ません。

散々迷った挙句、世界最初のハンドヘルドコンピューター(今でいうところのラップトップ)というのに惹かれたこと、モトローラ68系のすっきりした命令セットと、ハードウェアの回路図が公開されていたこと等が決め手となり、このマシンを購入しました。

大学電算センターのFORTRAN講習会の課題はすべて、このPCのBASICで動作確認した後にFORTRANに翻訳して提出してました。

大学4年生の時期に、雑誌の懸賞でP-ROMで提供される拡張システムのモニターに当選し、その使用モニター記事が雑誌に掲載され、編集部から就職のお誘いを受けましたが、卒論作成で苦労しているような私が物書きでやっていけるはずがないと、身の程を考えて辞退しました。今の会社からの合格通知が数週間ずれてたら、私の人生はかわっていたかもしれません、、、。

今はもう起動すらままならなくなってしまいましたが、記念すべき第1号として大事に保管しています。

そういえば、米国駐在時に泊まったホテルで、ルームキーの発行システムとしてこのマシン(米国仕様のHX-20)が使われているのを見て感動した記憶があります。


2代目(1984年6月),,, SHARP X1-Turbo (Zilog Z80A)

大学生時代の2代目のコンピューターです。
この機種は、BASICプログラムでTVアナログ放送受信を制御できたりと、マルチメディア対応が強化されたことが売りのマシンでしたが、私的には他のメジャーどころのマシンの大半が独自のBASICマシンであったのと異なり、起動時にOS自体を読み込むという先駆的な思想に共感して、当時の汎用OSであるCP-M/80マシンとして購入しました。
マイコンピューターでFORTRANのみならず、Pascal、C、Forthでプログラミングできる!というのが私的に萌え萌えでした。また、リーズナブルな価格で、日本語ワープロソフトが使えるというのも魅力でした。
今でこそ、SHARP製のPCはお目にかからなくなってしまいましたが、設計思想が時代よりもあまりにも早すぎたと悔やまれてなりません。


3代目(1990年4月),,, EPSON Equity386/20 (Intel i386DX)

就職して初めて買った、IBM PC/AT互換機です。駐在先の米国で入手しました。OSはMS-DOS(ver3.x) 。ゲームやCプログラミングの練習に使っていました。

その後、会社のメインフレームコンピューターの端末としても活躍しました。今ではいろんな意味で考えられないことですが、当時、勤務先から24時間トラブルの度に事務所に呼び出される状況に耐え切れず、上司に懇願してメインフレームコンピューターの端末エミュレーションボードとソフトをマイコンピューターにインストールして、自宅からリモートアクセスできる環境を整えました。かの国では夜中に出歩くのはある意味、命がけでしたからね。ひょっとしたら命の恩人だったのかもしれません。


4代目(1994年2月),,, ローカルベンダーのPC/AT互換機(AMD486DX) / 5代目(1998年4月)自作機 (Cylix 6x86)

当時のLAN環境としてはメジャーであった、Novell社製ネットワークOSであるNetWareのエンジニア認定資格であるCNE受験勉強で活躍したマシン。
MS-DOS上で動くWindows 3.x、そしてWindows95へと環境も変遷。
日本帰国後、メインボードをIntel互換CPUメーカーのCylix-6x86対応のものに置換してしばらく利用。この頃、Windows98が一般的となりました。


6代目(2000年7月),,, Gateway2000-Select700 (AMD Athlon700)

自作マシンの度重なる原因不明のエラーに悩まされた結果、やはりメーカー製が良いと思って購入したのがこれ。OSはWindows98SE。私の歴代PCの中では、現行のMacBook Pro mid2012に次ぐ長寿命。ハードウェア的に、様々な専用ボードで楽しませてもらいました。今はもうこのブランドはないんだよなぁ。


7代目(2007年5月),,, Sotec WA5514PB (Intel iCore2Duo)

そろそろGatewayでは色々としんどいことが多くなって、量販店で価格と見た目で選んだPCです。OSはWindowsME。今はもうこのブランドはないんだよなぁ。(2回目)


8代目(2012年1月),,, 東芝N200-01C (Intel Atom)

AUショップで、ただ同然でお勧めされたマシン。OSはWindows7。ハンディで持ち運びが楽そうという理由で入手したPCです。想定以上に非力すぎて、短命に終わりました。今はもうこのブランドは、、、


9代目(2013年8月) ,,, Apple MacBookPro mid 2012 (Intel i5)

この頃、Windowsのアップデートに伴う様々な混乱が酷くって、Windowsに見切りをつけた結果がこのマシンです。Appleのウェブサイトの整備済製品でこのマシンを見つけて、ポチってしまいました。

私生活でWindowsとは決別したとはいえ、オフィス系ソフトは業務や知人友人とのデータ共有の観点からMS-Office365を利用してますし、ブラウザはSafaliではなくGoogle Chromeを愛用しており、純粋なMacユーザーとはいえませんが、iPhoneやiPadとの連携にはとても満足しています。

また、度々発生するOSのメジャーリリースが全て無料で実施され、その度に関連するアプリも自動更新されるというスタイルが気に入っています。

  • OS X 10.8 Mountain Lion (2012) <--- ネコ科動物名を冠する最後のOS名

  • OS X 10.9 Mavericks (2013) <--- 地名由来を冠する最初のOS名

  • OS X 10.10 Yosemite (2014)

  • OS X 10.11 El Capitan (2015)

  • macOS Sierra 10.12 (2016)

  • macOS High Sierra 10.13 (2017)

  • macOS Mojave 10.14 (2018)

  • macOS Catalina 10.15 (2019) <--- 私のMACで利用可能な最後のバージョン。

さらに、発売後10年目になっても、普通にソフトウェアアップデートがリリースされ、保守部品がネットで入手できるというエコ・システムもお気に入りです。

使用開始して9年目に入り、私的に最長寿命を更新中です。

実際のところ、別の記事でも書きましたように、最近、様々なパーツを交換し、まだまだ現役時代は続きそうです。いよいよ使いたいソフトが動かなくなるまで、お付き合いは続きそうです。


総括

現行のMac(CPU動作周波数;2.5GHz)は、製品発表から9年目のオールドマシンとはいえ、初代のHC-20 (同;600KHz)と比べて4,170倍も高速、メインメモリも1,000,000倍(16KB ->16GB)に増えました。
じゃぁ、初代は使い物にならないくらいのレスポンスだったかといえば、やらせることが違うとはいえ、そんなことはありません。確かに、複雑な計算を一晩かけても終わらないと言うことはありましたが、そんな使い方は稀で、その当時の通常使いでは十分に実用的でした。

何が違うのかなと思って考えたら、あの頃はコンピューターにやってほしいことを人間がコンピューター側に寄り添ってやってたけど、今はコンピューターが人間側に寄り添ってくれるようになったってことかなぁ、なんて思います。

敢えて例えるなら、最先端のキッチンで料理するか、アウトドアで薪拾いから料理を始めるかの違い、みたいな。

今後もコンピューターの進化は止めどなく進むんでしょうが、単にスピードとかメモリ容量とかではなく、画期的で夢のある使い方を提供してくれる夢のマシンが出てくることを心待ちにしています、、、。

おまけ

*下記の記事タイトルはアニメですが、内容はコンピューターの思い出について語っています。お時間が許せばどうぞご覧ください。


ここまで読んでいただき、有り難うございました。

今後ともよろしくお願いします。

これまでの収益は全て、それを必要としておられる方々へ、支援機関を通して寄付させていただきました。この活動は今後も継続したいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。