なお@LPN

ポートレート撮って楽しんでます。 記録でもない、単なる画像でもないそんな写真を撮り続…

なお@LPN

ポートレート撮って楽しんでます。 記録でもない、単なる画像でもないそんな写真を撮り続けたい。

最近の記事

藍色展終わって

第5回藍色展(2024/10/1〜6)に出展しました。今回はその振り返りなど。 コンセプト作り 前回の藍色展では迷彩柄のトップスを着た藍色さんが割と緑の多い自然な環境で少し格好良く撮った作品を展示しました。丁度ウクライナとロシアの戦争が始まった辺りで、なんとなくそうしたミリタリー系を意識した、ということもあります。 今回の展示ではそうした部分はなしにして、もう少しニュートラルなものにしようとは思っていました。とは言え、構成は撮って来た写真次第になってしまう事もあるので、

    • KONAMIN ROCK FESTIVAL' 2023に参戦しました

      KONAMIN ROCK FESTIVAL' 2023(#こなみんフェス)とはポートレートモデルでもあり、フォトグラファーでもある佐野小波さんの活動10周年を記念して企画されたのが「こなみんフェス」。 単なるギャラリーでの写真展の枠を大幅に超えた、まさにロックフェスを想起させる展示企画に参加(参戦という表現の方がふさわしいか)させてもらうことになりました。 場所は渋谷のGallary Conceal(ビルの4階でエレベーターもないのに多数の来場ありがとうございました)で

      • タペストリーを使った大判展示

        展示の新たな可能性を探るインパクトのある大判展示をしてみたい 写真展で割と広めなスペースを与えられた場合、どうしますか?という話です。 普通に150cm中心で数枚並べるという話もありますが、撮影会主催の写真で被写体をメインにしたいとなるとそうはいかないのです。 できるだけインパクトある写真を展示したいがそれはどうするか? 一つのアイデアとしては大判でインパクトを出すということですね。 ただ、普通に大判のパネルを使うのは持ち込みや設営、さらに撤収後の始末に困るという話が正直レ

        • キャンバスにプリントした展示作品について

          写真展での出展作品の仕掛けを考える展示作品のサイズと配置ということ これまでにもグループ展とか企画展に結構出展してきましたが、大体展示幅が決められた壁面をどうやって埋めていくかという視点で、その大きさもプリントする紙の大きさに依拠していた展示をずっとしてやってきてまして。そのような中で、そろそろ紙のサイズに縛られる展示をやめようと思ってましてね。 実際写真のサイズはL版〜2L版〜六切〜四切〜半切〜全紙という系列だったはずなのに、いつの間にかJIS A列へのプリントが主流にな

        藍色展終わって

          10月の展示を振り返る

          緒言 前回の投稿から少し間が空いてしまいました。 10月の展示があまりに詰め過ぎていたこと、11月は12月に向けた準備と充電期間に当てたことなどがあって、noteは少し放置してまして^^; 10月は5本の展示を行ってました。それぞれについての後付け的な解説というか感想というか、言い訳などを備忘的に書いてみます。 Only One展 (10/11-16:渋谷ギャラリールデコ) A2で1枚のみ。キャプションもなく、できれば出展者も在廊は控えてちょうど美術館のような雰囲気で写

          10月の展示を振り返る

          今年やった写真展と紙の選択の話

          たかが紙、されど紙白を白く表現するということ 撮った写真をプリントして人様にお見せするようなことを始めてから数年経ちますが、未だにプリントに使う紙の選択には頭を悩ませることが多いです。 そもそものことの起こりは、写真において白をどうやって白として表現するか、ということ。この話、写真だけではなく絵画の世界でもキャンバスや画材紙の選択は大きな課題のようなので、当然奥が深いし突き詰めていくと結構なことになってしまいます。 プリントでの白は紙の色でしか表現できない、いわゆる土台のよ

          今年やった写真展と紙の選択の話

          petit撮影会2周年記念写真展を振り返る

          はじめに 写真を撮るということを考える上で、そもそもの目的、被写体、何を主眼に置いて撮影をするかというのは機材の選択、カメラの設定、構図、その他諸々に影響を及ぼすので、事前に色々と脳内シミュレーションを行い、その場で思いつきでこれ行こうっていうのは最近は減りました。 ですが、不可抗力による想定外の出来事(天候とか、撮影場所の状態とか)というのは起こりうるので、いわゆるcontingency planを用意して撮影に臨むようにしています。 展示作品について モデルは久遠風

          petit撮影会2周年記念写真展を振り返る

          写真展用の展示パネルにアルポリック板を使ってみた

          2022/5/3-5に行われたにゃる展2ndに出展しておりました。 ・展示手法のpros/cons 毎度のことなのですが、展示方法には悩まされます。 展示するギャラリーの制限とか、展示するスペース、さらには展示内容のコンセプトなどから、パネル張り、直張り、額装といくつかの選択肢がある中から選ばないといけません。 お手軽なのはハレパネなどの商品名でお馴染みの発泡スチロールパネルにプリントした作品を貼って展示する方法です。これで展示されている写真展は比較的よく見かけるのですが

          写真展用の展示パネルにアルポリック板を使ってみた