田舎青年茶痴壮(いなかせいねんちゃちなわかもの)

古典、江戸、歌舞伎、文化、教育…といった雑多かテーマで、思ったことをつれづれと書きます…

田舎青年茶痴壮(いなかせいねんちゃちなわかもの)

古典、江戸、歌舞伎、文化、教育…といった雑多かテーマで、思ったことをつれづれと書きます。 小難しい内容も多いかもしれません。笑 雑学だと思って気休めに読んでいただけると幸いです。

最近の記事

「田舎青年茶痴壮」とは…

このペンネームに大概の方はおそらく、「田舎青年茶痴壮(いなかせいねんちゃちなわかもの)」という、長たらしく訳のわからない名前に苦笑していることだろう。 鼻で一笑してページを閉じる、そんな方もいるはずである。 この名前、元々は「田舎老人多田爺(いなかろうじんただのじじい)」という、江戸時代に実在した戯作者(げさくしゃ)のペンネームを下敷きにしている。 先に種明かしをしてしまえば、「田舎青年茶痴壮(いなかせいねんちゃちなわかもの)」とは、その戯作者のペンネームを換骨奪胎した

    • 四季を感じること〜歳の市

      12月17日から19日までの3日間、東京のさまざまな寺社で「歳の市」が開かれる。 歳の市とは江戸初期から続く年内最後に開かれる市のこと。暮れから新年に必要な飾り物や雑貨、また海産物や乾物などさまざまなものを売る出店が軒を連ねる。 江戸の市(いち)江戸に発祥する月例の市は、その時節にちなんだもの、また必要なものを売り出すことから始まった。植木市、べったら市、草市、千成市、酉の市、歳の市と、今なお続く行事も数多い。 斎藤月岑刊『江戸名所図会』十二月十八日 年の市 観音堂の西