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親戚宅での子どもさんの態度


ヨガの知恵を子育てにー


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親戚宅でのお子さんの行動について

年末年始には、何かと家族や親戚の集まる機会があるかと思います。


今、わたしが所属する公立学区では、採用時と年度始めにトレーニングを受けるのが必須となっています。

働く人の健康/衛生面を守るためのもの、生徒の健康/プライバシーを守るもの、公立学校での州の法律、、、など、全職員に共通する話題から、スペシャルニーズ+幼児教育に関係する話題などがあります。

その一つに、現実に起きた事例を研究する時間がありました。

4歳のA君は、家にいる時は兄弟姉妹と仲良く遊べるのに、親戚宅などで、いとこ達が集まると仲良く遊べません。暴力的になったり、輪を乱す行動をして困っています。

父兄から、そんな相談を受けました。
あなたならどう対応しますか?

というものです。

わたしの直属のスペシャルエジュケーション歴17年の先生は、

「親戚宅にいつも慣れ親しんでいるおもちゃやゲームを持って行き、大勢人がいないところで、兄弟姉妹の誰かや大人が入って少人数で遊ばせる。慣れてきたら、徐々に広い輪の中に連れていくと良い。」

と答えました。

正しいと思います。


この先生は、17年もこの仕事に携わっているベテランです。あと数年で、現場を離れ、先生を教える立場になろうとする人です。たくさんのお子さんと接してきて、たくさんの専門家達と仕事をしてきたので、たくさんの小技(テクニック)があり、わたしは困った時は、いつもこの人の意見を仰いでいます。


でも、この事例を聞いた時、わたしは、

「慣れ親しんだおもちゃを持って行くのもいいけど、A君は、この場所のエネルギーが嫌なんじゃないかな」

と思いました。

多くのお子さんは、周りの大人の気持ち、特に大好きなお母さん/お父さんの気持ちに敏感です。

大好きなお母さんやお父さんがハッピーじゃなかったら、その気持ちに反応して、「ハッピーじゃない気持ち」を態度や行動で代弁してくれるのです。

それが周囲からは、「暴力的な行動をするな〜」とか、「おいおい、ちょっと何やってるの?」と思われるような形になってしまうのかなと思うのです。

決して、お母さんお父さんのことを責めているのではありません。

子どもの言動全てが、親の責任だと言っているのでもありません。

ただ、もしかしたら、親の立場のあなたのなかに、親戚の集まる場所に嫌な思い出やネガティブな感情が隠れていませんか?と問いかけたいと思うのです。

親戚や家族のなかには、何世代にもわたって受け継げられた「ふる〜い考え方」や、「深い”念”」もあったりします。

自分の実家なら良いけど、お相手の方の実家はあまり好きではない、そういう理由もあるかもしれません。(うちの母親はもう何十年と、父の実家を毛嫌いしていました)


もしお子さんが、この事例のA君のように、親戚宅でちょっと困った態度を取るようであれば、時間を取って、ご自分のなかを探ってみたら、何か心当たりが見つかるかもしれません。

気づいたら、チャンスです。

ヨガ哲学では、人々の考えや経験は、潜在意識に貯蔵されると言われています。潜在意識の中の見えないものを、見えるようにすることで(気づくことで)、解決しやすくなるようです。



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