一般財団法人 木村潤 記念財団

自らが癌(がん)患者であり、また認知症患者の家族でもあった木村潤が希求した、 “がん医…

一般財団法人 木村潤 記念財団

自らが癌(がん)患者であり、また認知症患者の家族でもあった木村潤が希求した、 “がん医療の向上や認知症による各種弊害・負担が軽減された社会環境の実現” の一環として、木村潤の遺稿を元に寄稿しています。 財団HP:https://jkmf.or.jp/

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故木村潤が望まれていた「本財団の活動において多くの賛同者の方々にご参画頂き、幅広く活動の輪を広げる」という思いに当たり、賛助会員的な集団として本プランを提供させていただいています。 掲示板も開設しましたので、 ・遺稿の掘り下げ ・遺稿から公開して欲しいネタ ・財団活動への参画 などなど語らいあっていただけたら幸いです。 なお会員証は、生前に管理されていた「准将と銀狼旅団」をイメージして作成しました。

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エコー・オブ・チェンジ:過去から未来へ、ジャズが繋ぐ女性の力

ジャズにおける女性の新たな役割19世紀初頭、ジャズはアメリカ社会における激動の中で生まれ、特にアフリカ系アメリカンの女性アーティストにとって表現の場となりました。これらの女性たちは、性別や人種の境界を超え、自らの音楽を通じて社会的抑圧に立ち向かう力を示しました。 1920年代から1940年代 1920年代から1940年代にかけての女性アーティストたちは、そのパフォーマンスと音楽性でジャズおよびブルースシーンにおける女性の地位を確立しました。マ・レイニー、ベッシー・スミス、

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    • ジャズの鼓動:大衆への拡散と日本への影響:後編

      アメリカからの風—ジャズの国際的影響ジャズミュージシャンの国際ツアーとその文化的影響 1960年代になると、ジャズミュージシャンたちはアメリカ外交の一環として国際的なツアーを行い、「ジャズ外交」として冷戦時代の東西緊張の緩和に寄与しました。この取り組みは、アメリカの文化的な魅力と柔軟性を世界に示す重要な手段となりました。 ディジー・ガレスピー 1956年、ディジー・ガレスピーはアメリカ国務省の支援を受けて、ラテンアメリカ諸国を巡る歴史的なツアーに出発しました。このツアー

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      • ジャズの鼓動:大衆への拡散と日本への影響:前編

        ジャズが大衆化した背景1950年代のジャズの歴史的背景と大衆音楽としての台頭 1950年代、アメリカ社会は第二次世界大戦後の経済的繁栄と文化的開放の波に乗り、ジャズ音楽はその象徴的な表現形式として再定義されました。ジャズはモダンジャズやクールジャズ、ハードバップなど、さまざまな新しいスタイルが花開き、より広範な聴衆に受け入れられるようになりました。 モダンジャズ: このジャンルは、ビバップから派生したもので、より複雑な和声とリズム、そして即興演奏が特徴です。モダンジャズは

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        • 目には目を、歯には歯を:ハムラビ法典と報復の倫理:後編

          同害報復の倫理「目には目を、歯には歯を」という原則の根底には、正義の均衡と予防という、個人と社会に対する深い倫理的考察が存在します。この原則は、個々の行動に対して等価の結果を与えることで、結果を事前に予測できるようにし、公平な裁定を通じて、法的な報復が個人の感情や恣意的な行動よりも優先されるべきであるという倫理的枠組みによって、報復の無限のエスカレーションを防ぐことを目的としています。 同害報復の倫理的ジレンマ 「目には目を、歯には歯を」という原則に基づく法的および倫理的

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        • ジャズとポップにおけるガール・グループの歴史と役割
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        • 陰謀の紙片:ベルンハルト作戦と現代への教訓
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        • 和菓子探訪:羊羹編
          6本
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        • 准将「木村潤」が遺された言葉:執筆と編集の舞台裏

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        記事

          目には目を、歯には歯を:ハムラビ法典と報復の倫理:前編

          ハムラビ法典の背景と「目には目を、歯には歯を」という原則紀元前18世紀、古代メソポタミアの王、ハムラビが制定した法典は、世界最古の成文法の一つとして知られています。この法典は、公正な裁判と個人の権利の保護を目指しており、「目には目を、歯には歯を」という原則が象徴的に表れています。この原則は、罪と罰の均衡を保ち、過剰な報復を防ぐためのものでした。この法の背後にある思想は、後の文化や法体系に多大な影響を与えました。 旧約聖書での解釈 ハムラビ法典においては、具体的な損害を受け

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          ジャズ・オン・スクリーン:映画におけるジャズの波紋:結章

          2010年代中盤以降の映画とジャズの融合 21世紀に入り、ジャズは映画業界において新たな役割を担うようになりました。2010年代中盤から2020年代にかけて、映画製作における技術的な進歩と交わり、ジャズは物語の核心的な要素としてさらに映画の感情的な風景を形作るようになります。この時期に製作された映画でも、ジャズがキャラクターの内面を映し出す鏡となり、物語を推進する力として機能しています。 例えば、映画『ラ・ラ・ランド』(2016年)では、ジャズが主人公たちの情熱と夢を象徴

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          ジャズ・オン・スクリーン:映画におけるジャズの波紋:結章

          ジャズ・オン・スクリーン:映画におけるジャズの波紋:第6章

          2000年代以降の映画とジャズの融合 21世紀初頭から2010年代中盤にかけて、ジャズは映画業界において独特な位置を確立しました。この時期、映画製作者たちはジャズの感情的なリズムと語り口を映画の物語に巧みに織り交ぜることで、多様な形でジャズが映画と交差しました。この時代の映画を通じて、ジャズが映画の感情的な核としてどのように機能し、観客に新たな視覚的および聴覚的体験をもたらしたのかを見ていきましょう。 具体的な映画作品とサウンドトラックについて 『JAZZ』は2001年

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          ジャズ・オン・スクリーン:映画におけるジャズの波紋:第5章

          ジャズと映画のクロスオーバー 1980年代中盤から1990年代にかけての映画において、ジャズはさらに映画の感情的な魂として機能しました。この時期、映画製作者たちはジャズの豊かな表現力を利用して、キャラクターの内面やストーリーラインの複雑さを深く掘り下げることに成功しています。 具体的な映画作品とサウンドトラックについて 『Round Midnight』は 1986年に公開されたベルトラン・タヴェルニエ監督の映画で、ジャズの伝説的サクソフォニスト、デクスター・ゴードンがデ

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          ジャズ・オン・スクリーン:映画におけるジャズの波紋:第4章

          ジャズと映画のクロスオーバー ジャズと映画の交流は、1960年代から顕著になりました。この時期、ジャズは既にアメリカ文化に深く根ざしており、多くの映画監督たちはジャズのリズムと感情表現を映画に取り入れ始めました。 例えば、1961年の『Paris Blues』では、デューク・エリントンがサウンドトラックを担当し、ジャズが物語の感情的な核として機能しています。また、1960年代から1970年代にかけて、ジャズはフィルム・ノワールやドラマなど多様なジャンルで活用され、映画のム

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          ジャズ・オン・スクリーン:映画におけるジャズの波紋:第4章

          ジャズ・オン・スクリーン:映画におけるジャズの波紋:第3章

          ビバップの誕生と映画業界への影響 ビバップは1940年代にジャズのシーンで急速に発展しました。この新しいスタイルは、従来のスウィングジャズよりも複雑で高速なテンポ、技術的に高度な即興演奏が特徴で、チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー、セロニアス・モンクなどのミュージシャンがリードしていました。ビバップはジャズの表現形式を拡張し、より芸術的かつ個人的な表現が可能となりました。 映画業界においては、ビバップの導入は特に映画のサウンドトラックやシーンの感情表現に新しい次元

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          ジャズ・オン・スクリーン:映画におけるジャズの波紋:第2章

          スウィング時代の映画とジャズの融合1930年代、トーキーの誕生は映画史において画期的な出来事でした。トーキーとは、「話す映画」つまり、サウンドトラックを備えた映画のことを指します。これまでのサイレント映画の時代から脱却し、登場人物の会話、音楽、その他の音響効果が映像と完全に一致して再生されるようになりました。1927年に公開された『ジャズ・シンガー』は、この新技術を初めて使用した主要な映画といっても過言ではありません。この成功は他のスタジオにも影響を与え、映画製作のあり方を根

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          ジャズ・オン・スクリーン:映画におけるジャズの波紋:序章

          初期のジャズとサイレント映画ジャズが映画産業に初めて取り入れられた背景について、1920年代のアメリカの文化的変革と切り離しては考えられません。サイレント映画の時代の終わり頃、映画館では生演奏が一般的でしたが、ジャズの登場により映画の雰囲気を高める新たな手段として注目され始めました。ジャズは、それまでの映画音楽とは一線を画す表現力と即興性を持ち合わせており、観客に新鮮な体験を提供しました。 ジャズの映画音楽への導入 サイレント映画時代の終わり頃、映画館ではオーケストラによ

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          アメリカン・ジャズとポピュラーミュージックにおけるガール・グループの歴史と役割:結章

          1970年代から現代 - ガール・グループの遺産と未来ガール・グループは、1970年代から現代にかけて、ジャズ、ポピュラーミュージック、そしてポップカルチャー全体に計り知れない影響を与え続けています。彼女たちが多岐にわたる音楽スタイルを形作り、音楽業界にどのような変革をもたらしたかを探ります。 黎明期からの現代にかけてのガール・グループの影響 1920年代に活動を開始したハミルトン・シスターズ・アンド・フォーディス(後のスリー・X・シスターズ)は、その時代に革新的なハーモ

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          アメリカン・ジャズとポピュラーミュージックにおけるガール・グループの歴史と役割:第4章

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          1940年代 - 戦時中の音楽とアンドリュース・シスターズ第二次世界大戦中のアメリカでは、音楽は国民の士気を高める重要な役割を果たしていました。特にアンドリュース・シスターズの人気と彼女たちがアメリカ文化に与えた影響、および戦争が音楽に与えた影響に焦点を当てます。 アンドリュース・シスターズの台頭 1940年代、アンドリュース・シスターズはアメリカ音楽シーンにおいて瞬く間にスターダムを駆け上がりました。彼女たちのハーモニーとエネルギッシュなスタイルは、戦時下のアメリカ人に

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          アメリカン・ジャズとポピュラーミュージックにおけるガール・グループの歴史と役割:第3章

          陰謀の紙片:ベルンハルト作戦と現代への教訓:付録

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