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自分が昆虫写真にハマった理由

さて、最近自分の趣味の写真撮影から昆虫写真について投稿をはじめました。昆虫写真と言うと、好きな人と苦手な人の完全に2極化するジャンルだと思います。そんな昆虫写真に、なぜ自分がハマったかを紹介します。同じような、興味を持っていた人の活動を後押しできれば良いよね。

あなたは昆虫4億年の旅を知っていますか?

自分は昆虫が好きで、小学生の時は昆虫博士とのあだ名を持つほど、昆虫好きでした。その頃はマジにファーブルのような昆虫学者になろうと思っておりました。しかし、高学年になるほどいつしかそんな夢を忘れて他の物に没頭してしまい、しばらくは昆虫について忘れていました。

そんなとき、地元で今森光彦先生の写真展が開催されたんです。今森光彦先生は言わずとしれた昆虫写真家で有ると同時に、自然保護活動に力を入れられている人で、以前にNHKで活動が紹介された番組があり、その影響もありました。


他の昆虫写真家と違って、里山保護と言う活動を熱心にやられているところも感動を受けた一つです。その今森光彦先生の写真展のタイトルが昆虫4億年の旅と言うものでした。

写真展を観て、今まで忘れていた昆虫に対する思いが蘇り、自分も好きだった昆虫を捕まえるのではなく、写真として記録に残していきたいって思い、そこから昆虫写真にのめり込みました。

写真撮影は非常に好きで、ビデオとは違いその一瞬を切り取るために、見るたびに思い出が蘇るため、大好きだったのです。その写真を使い、昆虫の生態と記録に残すなんて最高だと思ったんです。

それから、休みの日には地元で里山を歩きながら写真を収めるようになったのです。

実は身の回りには沢山の昆虫が生息している

地元の里山を歩きながら昆虫を見つけては、写真に撮るようになってビックリした事が有るんです。今まで昆虫図鑑の中でしか見たことなかった昆虫が、実は身の回りにたくさん生息しているんですね。

実は正直な話、昆虫が好きでしたがいつも見かけるものが好きという感じで、どんな種類が身の回りに生息しているのか等、当時は気にもしていませんでした。昆虫図鑑を観ては、こんなの見つけてみたいなって何時も思うだけ。

それが大人になってからいろいろと注意深く、里山を探しながら歩いていると、今まで見えていなかった昆虫がたくさん見えてくるんですね。図鑑の中だけで、実際に近場には存在していないと思っていた種類が、いとも簡単に見つかるのです。

おぉ〜すごいって思ってからは、まるで昆虫写真に魅せられるように撮り続けました。

毎年撮り続けていると、面白いことが分かるんですね。

その年によって、大量に発生する種類というのがあり、昨年よく見かけても今年は全く見ないというような昆虫もいるんです。そういう視点で物事観ていなかったので、今までは全く分からなかったのですね。

自分の場合は特に甲虫が大好きで、草木に群がっている甲虫を見つけては、生息している状態で写真に収めるようにし、絶対に捕まえないルールで行動しているんです。

残念なことに、クワガタが居るような雑木林には、毎年採集用のトラップが仕掛けられ、冬になってもそのトラップを片付けもせずに放置している人も居るんですね。

採集することはしょうがないとしても、トラップなど自然界に無いものはやはり片付けを行い、自然破壊をして欲しくないですね。そうでなくても、ずんずん破壊が進んでいるのは悲しい事です。

一番悲しいことは、農家の事情もあると思いますが、昨年までありたくさんの昆虫を集めていた樹木が、バッサリと切り取られてそのまま放置されているということです。樹木のある場所を切り開き、田畑にするとか宅地にするとかならわかりますが、放置するだけでなそのままでいいんじゃないかと。


自分が昆虫写真で伝えたいこと

自分が昆虫写真を撮って、見に来てくれる人に伝えたいことは、身近にはたくさんの昆虫が生息しているということ。もちろん、人間に対する害虫もいますが、行きていることに変わりはないということ。

図鑑の中にしかいないと思っている昆虫は、実は身の回りにたくさんおり、見つからないのは見ようとする意思が無いからなんです。

最近の子供は昆虫嫌いが増えてきていると言われていますが、昆虫って面白いよってことを伝えたい。へぇ〜こんな昆虫もいるんだってことを伝えたい。学習で使うのであれば、自分の写真はどんどん使ってほしいし、こんな昆虫写真無いのと問われれば、手持ちの写真ストックから探してあれば提供したいと思いますし、なければ撮影するチャンスが有れば撮影して提供したいと思います。

昆虫写真家が撮るような綺麗に撮られてているわけではないですが、それでも極力目にピントを合わせて撮影し、生息している状態で写していますから環境も分かると思います。

そして、毎年昆虫を含め生物が少しずつですが激減したり絶滅したりしています。一度破壊されたものは元に戻りません。自然の重要性も一緒に学んでほしいと思っております。

大したことをしている訳ではありませんが、昆虫を知らない子供達にために撮り続けて紹介していきたいですね。

自分がなれなかった、ファーブルを目指す子供達がたくさん出てくることを期待しています。

次は、写真を撮る魅力について紹介しますね。

じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。