使ってみないと良さも悪さも分からない

こんにちは。

今日は、20年も前から準備をしてきて今大輪を咲かせたと言うようなお話です。

品川区役所の総合窓口案内を、今ロボットがしているってご存知ですか。

これこそタケロボの竹内社長が20年も前から準備をしてきたというものなのです。


コロナの影響により人との接触を控える

今年になって、コロナの影響により人との接触に対して制限されたり、ナーバスな状態になったりしてきました。

一旦は終息してきたコロナですが、また寒い冬の訪れにより本格的な第2波の到来が心配されています。

既にヨーロッパでは猛威を奮っており、1日に10万人近い人が感染するような自体に陥っています。


そんな中、日本の中では飲食業種を中心に、人との接触をしないで商売を続けるということから、配膳作業を行うロボットが脚光を浴びております。

これはロボットが所定のテーブルまで料理を運び、終わった食器は持ち帰るというものですね。

この配膳ロボットにより、お客は全く人と接触しないで料理を受け取ることができるというもので、店内も動き回る従業員がおりませんので安心感が増す形になっております。

同じような考えで、接客という部分に着眼したのが今回のタケロボのロボコットになります。

接客という面ですと、少し前に話題になったのがOrihimeというロボットでした。ファーストフードでの受付を行うロボットでしたが、こちらは遠隔で人が実際に話をして接客するので、ロボットと言いながらも人らしさを感じることができるものでした。

また、社会復帰を目指す障害者の方の味方という事も大きな話題になりました。


実証実験により良さも悪さも分かる

実際にたくさんの企業が、実はロボットのアイデアを持って商品化を考えているんです。

しかしながら、一般的な会社の場合には採算性という大きな課題がのしかかり、実証実験にまでいかないケースも多々見られます。

これは大企業に成ればなるほど、採算性が大きく重要視されてくるので、おいそれと商品化して販売していくことができないんですよね。

社会に貢献すると言っている会社ほど、損得勘定からなかなか市場が求めているものをリリースできない状態でいるんです。

逆に、大手でないほうが小回りも効き、こういうのが有ったら良いよねという顧客の声を反映し、試作も割と素早く作ってしまえるので、それらを使って実証実験をするというケースが多いです。

作ったものが市場に受け入れられるのか、受け入れられない場合は何が悪いのか、その悪さを改善して更なる商品価値を高めていくのが実証実験だと思っております。

正直な話、中小さんのほうが市場に敏感でいろんな事を実験してられるし、何が求められているのかを良く知っている。

大企業は茹でガエル状態になる一歩手前で、プロダクトアウトの考えから抜け出せないでいるので、起死回生というような商品はなかなか出てこないでしょうね。

日本の産業を底で支えているのは中小でもありますから、是非中小の方々にいろんなアイデアから、試作品で実証実験を勧めていただきたい。

幸いなことに、経産省の号令も有り書く都道府県の技術センターも支援する体制は整ってきているので、是非相談しながら実際のニーズに有ったものを作り出して頂きたいと心から思います。

中小だからこそ、こだわりと夢を持って取り組んでいただきたいと何時も思っております。

頑張れ日本、頑張れ中小。

じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。