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書くための3つのポイントと書くのが苦痛な3つの理由

私は書くことが好きだ。
だが、それ以上に書くことが苦痛でもある。
この矛盾を何とかしたい。

ここで改めて、私が文章を書くときに気を付けている3つのポイントと苦痛な3つの理由、苦痛を克服するための3つのことを整理したい。



この記事は

「あなたの『好き』はどこから? Advent Calendar 2020」の10日目の記事です。
私の好きなこと、かつ愛憎半ばなのは「文章を書くこと」だと思う。

絵の才能も音楽の才能もない私は昔から作文だけは好きだったし、多少は得意な気がする。といっても、小説を書くわけではないので、ジャンルでいえばエッセイや論説文に限るけど。

今でもたまにブログに怪文書を載せると「文章上手い」とほめてもらえる(本当に褒めなのか不安はある)。

そういうわけで、私が文章を書く上で気を付けているポイントを、言語化も兼ねてここに挙げていきたい。といってもよくいわれていることなので、まったく新鮮なことは無いけどね……。


1. 書きたいテーマを一つに絞る

学術論文の世界では最重要だし当たり前といえば当たり前だが、これが一番難しい。現にこの記事からして言いたいことの柱が複数ある(ごめん)。言いたいことがたくさんあるのはわかる。だが、それを書く君の時間も聞いてくれる人の時間も有限だし、手も耳も二つしかない。まずは最も伝えたいことを絞って、それを最も伝わりやすく書くことに最善を尽くすべきだ。


2. 前文から書かない

これも実践している人は多いと思う。
人間、ちゃんとした構成――3幕構成や起承転結のある文章を書こうとすると、その時点で「しっかり書かないと!」と思ってしまって積んでしまう。しっかりした構成でなくても、似たようなことに陥った経験のある人は多いとはずだ。

たとえばこの記事は
・↑↓にある「1.」「2.」の箇条書きを列挙する
・中盤の文章を書く
・全体の構成をダイジェストでまとめた前文を最後に書く
……という順番で書いた(ここは中盤なので正確にはこれから書くわけだけどね)。

よく「見出しは重要」というがそれも同じ。ただキャッチーなタイトルのつけ方は私もいまだにわからないので、noteのヒントやYahoo!ニュースの13文字見出し付け職人から学んでほしい。
文章の玄関口である前文(第一文)も見出しと同じ。ここは私もしっかり考えている。まあ、しっかり考えた結果が怪文書になるんだよね。


3. 表現にこだわる必要はないが、最低限のルールは守る

「ここの文末は『。』にしようか『!』にしようか」という、あんまり細かいところを気にすると底なし沼にはまってしまうので、とりあえず書いてから考えるのかよい。

とはいえ、最低限の規則性は担保した方がいい。たとえば

「です、ます」「だ、である」は統一する。混ぜる場合はその文を強調するなど確固とした理由がある場合のみ(これは意外とみんなやっちゃう)
漢字を使いすぎない。「有難う御座います」でなく「ありがとうございます」とか。あと「今何時?」を「いま何時?」と、ひらがな/漢字で単語を区切ることもできる。
・日本語は読点「、」のつけ方に基準がない困った言語だが、多すぎても少なすぎても怪文になるので、音読して不自然でないところに「、」を付ける

……など。そんなわけで、そんな気にせず書けばいいと思う(雑なまとめ)。



こんなこと言ってるが

とまあ大層なことを書いたが、私は書くことが好きと同時に苦痛だ。

というかたぶん苦痛の方が大きいと思う。
なぜだろうと改めて考えてみた。

1. 遅筆だから

これ。
時間がかかるから書くことをすぐに実行に移せない。

最近書いたこの記事も「1時間で書き上げるぞ~」と思い、結局3時間半かかった

この記事も12月9日の23時20分に「30分でぱぱっと書いて10日の0時にアップするぞ~~~」と思い、結局0時を過ぎた


2. 黒歴史になるから

書いた直後は満足感であふれているが、だいたい半年から1年たつと黒歴史になる。
2年以上前にはてなブログで書いた記事、恥ずかしくて読み返せない。画像のリンクが切れていたりして更新しなきゃなんだけど、黒歴史をじかに見る苦痛の方が大きくてできない……。


3. 「結局書いて何になるの?」という虚無感

日記や記事を書いたはいいものの、それをインターネットの人に読んでもらってそれで終わり。
読んでもらうのがありがたいのは心から思うが、「それで?読んでもらえたから何があるっていうの?」と思ってしまう自分もいる。



書き続けるために

そうはいっても書くのは好きだし、これからも続けていきたい。

そのためにも、書くときに守っていきたい約束事を考えた。


1. 制限時間を立てる

立ててもどうせ守れない、という前提で。繰り返し試行していけばだんだん執筆時間も短くなると信じている。


2. 一晩寝かせる

これは実践している人も多いと思う。
勢いで書いた文章をそのまま保存し、寝る。そして一番明けてから再読する。

なにこれめっちゃ恥ずかしい。黒歴史を公開しなくてよかった……と安堵しながら編集する。
上記と矛盾はしているが、こうすることでより良い文章になるのは私も実感している。


3. とりあえず思いついたらメモする

1を100に増やすより、0から1を生む方が難しい。

1を生むために、書く記事のネタを思いついたらメモアプリに打ち込むようにした。

画像1

アドベントカレンダー用の話を羅列した弊Evernoteです。



そういうわけで、私にとって「書く」ことは好きであり、つらみであり、乗り越えるべき壁でもある。

つらみ100%にならない程度に頑張っていきます。

ではまた。


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