見出し画像

同人誌は衰退するのか


どうも。同人文化で育ってきた孤独な腐女子です。

ご時世というのもありますが、本を出す人間の方が稀になってきたこの世の中、ポイズンですね。

もう紙媒体でわざわざ本を買わなくてもネット上で作品を投稿すればいい・・・という風潮になりつつあるのが、やはり寂しいですね。

寧ろ同人誌を出すとちょっと浮いているくらいになってしまっている気がする。そんなに本出してどうすんの?金取ってまで読んでもらいたいの?

・・・そんな感じの空気も感じます。(私のフォロワーはまずそんなこと思ってすらいなさそうというか、そもそも創作に打ち込まなくてもいいというスタンスなので特になんも気にしてないだろうが)


私が紙媒体で同人誌を出すのは、同人誌が好きだから。まずそれが大きい。

どんな風に製本されるのかとか気になるし、同人誌には同人誌でしか出来ない装丁がある。それも演出の一環として使えるから、好きだ。(あとあまり長文だとピクシブなどネット上で読んでいると私は集中力が霧散するので紙の方が好き)

このまま同人誌を出す人間の方が稀有になってきたからといって止めるかと言われると、多分違う。
表紙を依頼して書き続けたものを整えて、同人誌を入稿して、ちゃんと届いているのを確認して安心と同時にかわいい、これは私の作った世界に1つだけの本だ!というワクワク感に満ちてくる。あの感覚がたまらなく楽しい。

これは昨日のnoteにも繋がるのだが、形にせずに終わらせてしまうことも、見てもらえないから書くのをやめてしまうということも、どっちもよくあることなんだろう。私のように最後まで駆け抜けられ続けられる方が珍しくなってきたみたいだ。

でも、やめることも諦めることも、誰にだって出来ることだ。

そりゃあ腐女子の二次創作なんてどっかで見たような話ばかりみたいに感じる、二番煎じのさらに二番煎じみたいなものばかりかもしれない。それでも書くこと、描くことを続けられるのはある種の才能というか、自分にしか表現できないものをやり切るのは自分だけにしか出来ないことなのだ。

同人誌は、私がやり切った証であり、もし余生を振り返るのならそれらを手に取り、性懲りもないことをしていたなあなんて笑いながら、ちゃんとワクワクしていたこともついでに思い出せるといい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?