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「反省会」と「どうでしょう」

あんまりしっかり見ていないので、本当は偉そうなことは言えない「ちむどんどん」へのツッコミ。
本放送は通勤時間にかぶっているので当然見ていないのですが、土曜のダイジェスト版くらいは時折見ていて、ちむ子がペペロンチーノを練習中に「パスタの声を聞けぇ!」と叫んでしまうくらいには、いつも朝ドラはそれなりに押さえているつもりなので、まぁ少しくらいは言ってもいいのかなと。

でもって、正直なところ「反省会タグ」なんてのは、ツッコミというよりは、ぶっちゃけ面白くないドラマに「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」って奴なのかなぁと思ったりしています。今見ているドラマは、自分の場合は、大河ドラマの「鎌倉殿の13人」なんかもありますが、その辺でも三谷大河の中にあるわざとらしさ感みたいなのも「鎌倉殿どうでしょう」なんて面白く捉えられるのは「アバタもエクボ」という面もあるかと思うので、やはり、本筋であるところの「話が面白いか」っていう、一番の問題なのかな、と思ったりしています。

ただ、面白い・面白くないで論じると、すごく主観的だなぁという気もするので、最近の朝ドラ(特に東京版に多い気がするのはなんでだろう?関西人の自分というのを割り引いても、有名な「半分白目」を筆頭に、去年の「おかえりモネ」なんか微妙だったような・・あ「エール」は面白かったかな)は、余裕がないのかもしれませんけれど、登場人物の扱いが雑というのがあるような気がするんですよね。これは朝ドラに限らずに。

大昔に、別の場所で「最近はおっさんを書くのが下手なんじゃないか?」なんてことを書いた記憶もあるんですが、おっさんにかぎらず、脇役、さらに言えばモブと呼ばれるような人の描き方も雑になってきているような思います。多分、主役の主観だけで話が動いている?というようなのが多いと言いますか・・。

だとしたら、それは、脚本家の腕というか、想像力の問題だったりするのか?と思ったりしますね。
主人公が動いている裏で、物語は動いているのが普通だったりするわけで(あまり複雑すぎても、1日15分の朝ドラでは、視聴者がついていけない、という可能性もありますが)前回の「カムカムエブリバディ」では、3人のヒロインと並行して、たとえば2代目ヒロイン・るいのライバルの一子であったり、3代目ヒロイン・ひなたと淡い関係の五十嵐くんであったり、それぞれがそれぞれの「主人公」としての人生が描かれていて「ドラマ」になっていたように思うんですよね。

「鎌倉殿~」も、まぁすごい端役まで(善児とか)一挙手一投足が目を離せないところがありますものね。

なんか、そんな基本ができていないように見えて、ちらちら飛び飛びで見ているだけでも、もやもやするのかなぁ、と。
私だけがそう思っているわけじゃないから、きっと、反省会タグができたりしているんだろうなぁ。

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